オーデマ ピゲ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|AUDEMARS PIGUET

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SIHH2016|ジュネーブサロン特集

進化を続けるロイヤル オーク(1)

今年のオーデマ ピゲには2つの傾向をみいだすことができる。一つは、創業以来手がけてきた複雑機構ミニッツリピーターの最先端モデル、もう一つはこれもやはり創業時から受け継がれてきた素材、イエローゴールドをロイヤル オークのデザインコードで発表した点だ。

文/河田昭則

旗艦モデルにふさわしいコレクションの充実

もはやブランドを代表するコレクションとして不動の地位を占める「ロイヤル オーク」が、コレクションを大きく拡充している。

まず、ケースを初めとする外装について。大きく注目したいのは、18Kイエローゴールドケースモデルの新展開である。近年、ゴールドモデルは、肌への馴染みのよいカラーということもあって、ピンクゴールドに人気が集まる傾向にあったが、古典的なラグジュアリーカラーであるイエローゴールドを大きく取り上げることで、近年の時計界における原点回帰の流れに一石を投じることになりそうだ。同時に、好対照なヴィヴィッドでカジュアルなカラーを、ロイヤル オーク オフショアにまとわせるという大胆な試みも行っており、未来志向という点でも注目したい。

一方、技術革新の歩みも停まっていない。2015年は、音響解析まで徹底的に研究・開発を行ってきた「ロイヤル オーク コンセプト RD#1」が印象的だったが、プロトタイプではなく、正式モデルが登場した。このほか多くのコンプリケーションが用意されたが、精度安定のための技術的な新機構も搭載している。テンプとヒゲゼンマイを2つ重ね合わせた「ダブルバランスホイール」である。

こうした内外ともに新しい試みを次々に投入される「ロイヤル オーク」は、やはりオーデマ ピゲのアイコンウォッチと呼ぶにふさわしい。

クラシックゴールドに心を奪われる

18Kゴールドは一種の合金であり、全体の24分の18が金で、24分の6が“割金”と呼ばれる金以外のメタル成分である。視覚に映る色味により、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなどの種類がある。元々、時計ケースに多く用いられていたのは、イエローゴールドだったが、近年の時計のケース素材で人気なのは、肌に馴染みのよいピンクゴールドだ。

今回、7モデルが登場したのは「ロイヤル オーク」イエローゴールドである。だが改めて、ケースもブレスもイエローゴールドとした「ロイヤル オーク」を実際に手に取ってみると、従来の黄色過ぎるイヤミがなく、自然な気品が感じられる。シルバー文字盤、ブルー文字盤ともに、ロイヤル オークの特徴であるヘアラインとポリッシュ仕上げによる独特の落ち着きがある発色で、ケースやブレスのゴールドを抑制し、まるでアンティークゴールドを思い起こさせるようなレトロシックな色彩に仕上がっている。

元々ステンレススチールでラグジュアリーを演出してきた「ロイヤル オーク」では、このイエローゴールドモデルは、むしろ定番商品になかった色彩だ。特に自動巻きモデルでは、渋い色合いが強調され、37mmのサイズと相まって、モダンなデザインながらコンサバティブな時計として完成を見ているように思われる。ラグジュアリーの新しい解釈として、編集部からもおすすめしたい1本である。

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ロイヤル オーク
オートマティック

ケース|18Kイエローゴールド
直径|37mm
厚さ│9.8mm
ムーブメント|自動巻き(Cal.3120)
機能|日付表示
ブレスレット|イエローゴールド
防水|5気圧
発売時期|2015年3月予定
予価|475万2000円

問い合わせ先

オーデマ ピゲ ジャパン

Tel. 03-6830-0000

http://www.audemarspiguet.com/jp/

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