連載・藤原美智子2015年11月|断捨離で人生をリセット!

連載・藤原美智子2015年11月|断捨離で人生をリセット!

COUTURE of LIFE:Essay and a story

連載・藤原美智子2015年11月|断捨離で人生をリセット!

「アプリやスキャナーや新・判断基準で断捨離強化中!」

今月になってから、ずーっと時間を見つけては黙々としていることがあります。それは「断捨離」。2010年11月のこの連載でも、私の「断捨離」方法については書きましたが、今回はその時よりも気持ちはパワーアップ。なにしろ「人生を一度、リセットしよう!」という意気込みで断捨離をしているのですから。

Photographs&Text by FUJIWARA Michiko

35年分の仕事の記録を大整理

まずは35年間に及ぶ膨大な量の雑誌の取材ページや作品の整理。これらはファイル帳に入れて保管しているのですが、これを見直して一枚一枚「残す、残さない」と判断しながら整理しています。やっとファイル帳が25冊減ったのですが、もう少し減らして「これは絶対に残しておきたい!」というもののみにしようと、この原稿を書いているいまはまだがんばっている最中です。

EVERNOTEとスキャナーで断捨離に拍車がついた

また自宅にある雑誌の切り抜きや資料も、もちろん断捨離強化。残すものはスキャナーでスキャンしてEVERNOTEというアプリに入れています。またEVERNOTEのカメラ機能も断捨離には欠かせない強力ツール。でも実は、このアプリは以前から愛用していたのですが、iPhoneやiPadのEVERNOTEにカメラ機能がついているのは最近、気がついたんです。これを知ってからグーンと整理に加速度がついたんです。

何しろ、このカメラ機能で撮ると自動的にトリミングしてくれるし、簡単にEVERNOTE内に移動できる。それに名刺を撮ると、手入力しなくてもアドレスも電話番号も住所も全部、瞬時に振り分けてデーター化もしてくれる(これはプレミアム会員のみの特権のよう)。すごくないですか!? EVERNOTEの宣伝をしたいわけではないけれど、「どうしてこの機能に気がつかなかったんだろう」と悔やむほど便利なんです。以前はスキャナーに入りきらない資料はいちいちハサミやカッターで切ってからスキャンしていましたが、その必要はなし。リーフレットなどもバラさなくても撮るだけでよくなったので、手間が激変しました。

とは言え、何十枚を一気にスキャンしたいときは、やはりスキャナーが便利。私が愛用しているスキャナーは「CANON imageFORMULA」というもの。PCに取り込んだあと、EVERNOTEに分類して整理しています。そうそう、雑誌の原稿連載などは全てスキャンして処理したので、それだけでも本棚に空間ができました。おまけに過去記事も簡単に探せるし、PCでもiPhoneでもiPadでも共有できるので出先でもチェックできる。こんな風にツールを使うようになってから、断捨離の強化力も便利さもグーンとアップしたというわけです。

服の判断基準は肌年齢に合っていないもの

さて断捨離と言えば、服も重要事項ですよね。今回の判断基準は「いまも好きだけど、さすがに自分の年齢には不釣り合い」というものに設定。私たちの撮影業界は服装が自由なので、おしなべて若い恰好をしているひとが多いし、私自身も年齢で装いをくくるというかんがえがまったくないひと。だから気をつけないと、皮膚感と装いがあっていないということになりかねない……!

私は装いは実年齢にというよりも、肌年齢と装いがあっているかどうかを基準にしています。例えば、どんなにセンスのある若い恰好をしていても、それと肌があまりにもかけ離れているとすてきというよりも‘若造り’ということに。でも、この判断はなかなか自分ではできないものなんですよね。だからこそ難しい。なので、取り敢えず‘ひとの振り見て我が振りなおせ’ということわざに従って、「では、自分はどうなんだろう」と省みるようにしてみたり、写真に撮って客観視するようにしてみたり。ということで、いつもの服の断捨離の見極め基準の‘もういまの自分の気分ではないもの’に、‘肌年齢に反しているもの’という項目をプラスしたというわけです。

未来につながる断捨離を目指して

このように断捨離をして残ったものを自分の目でたしかめることで自分がいま、なにを大事にしているのか。この先、どのような自分になっていきたいかを知ることができる。それが断捨離をすることの意義であり、大事なことだと思っています。また、こうして生まれた隙間にこそ、次のあらたななにかが入ってくる……。大げさかもしれませんが、いまを未来につなげるための積極的な姿勢。それが断捨離ではないかと思っています。というか、それを目指して断捨離強化中というわけです。

※写真の本棚は自宅のものですが、この空いた空間に事務所に置いていた過去作品のファイル帳を並べたいという目標もあるので断捨離もがんばれるのかも。やはり具体的な目標設定も必要かもしれませんね。

ABOUT
FUJIWARA Michiko

ラ・ドンナ主宰。 ヘア・メイクアップアーティスト/ライフスタイルデザイナー 多くの雑誌や広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品やファッション関連のアドバイザー、講演、TV出演などで幅広く活躍している。 また美容だけではなく、 …