ÉDIFICEが仕掛けるスーツを楽しむ男のための新ライン|rue de seine

rue de seine|ÉDIFICEが仕掛けるスーツを楽しむ男のための新ライン

FASHION FEATURES

rue de seine|リュ ドゥ セーヌ

スーツの賢者が語る「rue de seine」の魅力(1)

この秋、エディフィスに新しいラインが誕生した。それが既存のビジネスシーンに留まらない大人のスーチングスタイルを提案する「rue de seine(リュ ドゥ セーヌ)」だ。エディフィスが提案するフレンチクロージングを踏襲しながらも、スーツがもつ着ることの楽しみを堪能できるこのラインのクリエイティブディレクター兼m’s braqueのデザイナーでもある松下貴宏氏へインタビュー。また後半ではMEN’S EXの大野 陽編集長とMEN’S Preciousのファッションディレクターを務める山下英介氏の対談をお届けする。

Phtography by KOMIYA KokiStill Phtography by HAYASHI Toshiichirou(FOREST)Text by OZAWA MasayukiEdit by ITO Yuji

ルールにとらわれないのが「リュ ドゥ セーヌ」の魅力

Le Dôme ÉDIFICE 丸の内店で10月におこなわれた「rue de seine(リュ ドゥ セーヌ)」のローンチを記念にして開催されたポップアップストアでは、クリエイティブディレクターを務めるある松下氏も姿を見せた。そこでエディフィスがあらたに展開するスーツの新ライン「リュ ドゥ セーヌ」について話をうかがうことができた。

――「リュ ドゥ セーヌ」を着こなすポイントは?

このブランドでは、ビジネスだけではなく、日常的にスーツを楽しんでもらうことを心がけてデザインしました。スーツだからといってタイドアップだけではなく、もっと気軽に着ることを楽しんでほしい。インナーにニットやカットソーなどを合わせてもいいですし、もっといえば、上下セパレートで着たって構わない。スーツという服がもつ、装う楽しみの可能性を追求してもらえると嬉しいですね。

――ほかのスーツにはない、デザインのポイントは?

日本人に似合うように、クセのないデザインにしてあります。パターンも日本人に合わせたものを採用していますし、ジャケットもパンツも現代的な着やすさをふまえたものにしていますが、没個性的になっていないのがポイントです。短めのフックベントはフランス流のテイストを汲み取ったものですし、後身頃の肩甲骨部分には身体の丸みにフィットするようにダーツで切り替えも入れてある。ディテールをひも解けば、服好きにも納得してもられるのではないでしょうか。

――より個性的なスーツの着こなしを楽しむためには?

そうですね。ボタンを金のメタルボタンにアレンジしてブレザー風に着るというのもいいですし、先ほどお話したように、上下セパレートすれば、それぞれに着回しも楽しめます。「リュ ドゥ セーヌ」に関しては、軽さと着やすさを追求していますので、シルエットも極端にタイトではありません。そのぶん、さまざまな着こなしを楽しめるとおもいます。

ドレススタイルの賢者が考えるスーツの楽しみ方

そして、スーツの魅力を知る賢者として今回対談してもらったのは、MEN’S EXの大野編集長とMEN’S Preciousファッションディレクターの山下氏。彼らが考えるスーツを着ることの楽しさ、喜びを会話の中からひも解いてみたい。

rue de seine|リュ ドゥ セーヌ04

(写真左より)MEN’S EXの大野編集長、MEN’S Preciousファッションディレクターの山下氏

――それぞれの媒体の目線で捉えた、ドレスのトレンドから教えてください。

MEN’S Preciousファッションディレクター 山下氏(以下 山下) ここ数年の流れはピッティ ウオモに代表されるのですが、生地や色柄、ディテールといったトレンドの移り変わりの早さに、読者もすこし疲れはじめているように感じます。もっと長く愛用できるもの、時代を超えた価値に関心が向いていると思います。

MEN’S EX 大野編集長(以下 大野) まず前提として、MEN’S EXは、ドレスやスーツが男にとっていちばん恰好いいものである、と考えています。様式に制限があるスーツで個性の表現を楽しむことは、大人の贅沢な愉しみ。スーツの特徴を理解し、自分らしく着こなしている人は素敵だし、そういう人が増えている気がしますね。

山下 単純に言うと、お互い嗜好品であるという前提は同じですよね。

大野 そう、スーツはサラリーマンの戦闘服だったのが、休日のデートでも装える楽しいものとして解釈している。その魅力を紹介している点では変わりません。MEN’S PreciousとMEN’S EXは、近い位置にある雑誌だと思います。

山下 ただMEN’S Preciousは季刊誌なので、月刊誌のMEN’S EXさんとは、提案や伝え方に違いがありますね。

大野 そこがいいのでは。MEN’S Preciousはヴィジュアルがとにかく美しい。いいものを落ち着いて伝えることが上手ですよね。構成も欲張らず、贅沢なものを贅沢に表現できるのは魅力です。

山下 MEN’S EXのテーマに対する追求の姿勢や表現の深みはつねにリスペクストしています。とくにファクトリー系の取材は本当に素晴らしい。

――そんななか、今回の「リュ ドゥ セーヌ」をどう感じましたか?

山下 デザイナーの松下さんの洋服は、イタリアのベーシックなクラシコやデザイナーズやキャラクターズブランドといった文脈にないものが魅力ですね。縫製やパターンや生地をスペック的な観点で見ていない気がします。

大野 どこにも属さない、独特のおしゃれ哲学がありますね。フランスっぽくもありイギリスっぽさもあり、アメリカも感じる。すごくインターナショナルな感じ。

山下 すごく都会っぽいんですよね。

Page02. ひとひねりのエッセンスが着こなしの大差となる