NISSAN LEAF|日産 リーフ 第5回

NISSAN LEAF|日産 リーフ 第5回

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NISSAN LEAF|日産 リーフ

日産リーフを導入! 番外編

EVを巡る、沖縄のいまとこれから

民間による充電インフラ整備を手がかりに、EVの普及を図り、スマートグリッド社会を見据えたスマートアイランド実現へ躍進する沖縄。その現状を周知させるべく、日産はリーフの試乗会を彼の地で開催した。今回は、リーフ長期リポートの番外編として、EVを巡る、沖縄のいまとこれからをリポートする。

Text by YAMAGUCHI Koichi(OPENERS)
Photographs by KAWANO Atsuki

EVの普及に適した地

紺青に澄んだ海を背景に、潮風に吹かれながら日産リーフを撮影していると、額にジワりと汗が浮かび上がってきた。メーターパネルを覗き込むと、外気温計は25℃を示している。東京が寒波で震え上がっていた2月中旬のある日、筆者は日産が沖縄を舞台に開催したリーフの試乗会に参加していた。

「電気自動車が充電してるー」。撮影を終え、コンビニエンスストアに設置された急速充電施設でリーフを充電していると、通りがかりの小学生男子3人組が嬉々として駆け寄って来た。目新しいものに目がないのが子どものつねだが、彼らにとって、シュイーンとモーターの回転音をかすかに聞かせながら走り去るリーフは、未来の世界をイメージさせてくれる、尽きない好奇心の対象なのだろう。

そんなリーフをはじめとするEVが、沖縄のひとたちの一般的な足となる日が、すぐそこにまで来ている。いや、そんな日を一日も早く実現させるためのプロジェクトが、現在、進行中なのだそうだ。沖縄EVタウン構想である。

「そもそも沖縄はEVの普及に適した地なんです」。試乗に先立って行なわれたプレゼンテーションで、日産の広報担当者はそう語った。なぜか――それには南北に約130km、東西に約30kmという地理的な要因が大きい。EVのウィークポイントである航続距離がシビアに問われずに済むうえ、最小限の投資でインフラ整備が可能だからだ。また、充電設備を南北に走る主要幹線道路沿いに効率的に配置できるというメリットもある。実際、沖縄ではすでに高速道路のサービスエリア(SA)や道の駅、そしてコンビニエンスストアなど交通の要所となる18カ所に27台の急速充電器が設置済みで、普通充電設備についてもホテルや観光スポットなどにバランスよく配置されているのだそうだ。