アクシスギャラリー企画「愛のコンティニュアスデザイン」展開催|AXIS
AXIS|アクシスギャラリー
今年の秋の企画展は、デジタル時代のデザイン開発のあり方を探る
“次のデザイン”を発信「愛のコンティニュアスデザイン」展
『AXIS』誌172号から連載中の「愛のコンティニュアスデザイン」が具現化!―― 六本木・アクシスギャラリーの今秋の企画展は「愛のコンティニュアスデザイン展」。10月31日(土)から11月8日(日)まで、S&O DESIGNのデザイナー清水久和氏と日本を代表する7社が協働したオリジナルのコンセプトモデルを展示する。
Photographs by MIYAHARA MugaText by KAJII Makoto (OPENERS)
いままでにないあたらしい手法で開発された斬新なデザインを紹介
『AXIS』誌172号から連載中の「愛のコンティニュアスデザイン」は、デザイナー清水久和氏と日本を代表するものづくりの担い手、7社が協働してオリジナルのコンセプトモデルを開発する企画で、誌上でモデルとプロセスを紹介している。
「愛のコンティニュアスデザイン」展では、人気連載を通じて完成したモデルを一堂に集めるとともに、本プロジェクトにおける各社のプロトタイプ開発の様子や担当者のインタビューを動画で紹介、その意義を語る。期間中は、S&O DESIGNと各社デザインディレクターによる講演会なども予定し、既存の枠組みにとらわれないスピーディーなデザイン開発のあり方を探る。
“コンティニュアスデザイン”とは
清水氏が提唱する“コンティニュアスデザイン”は、あたらしい時代のものづくりの利点を最大限に活かすべく開発されたデザイン手法で、3Dソフトをもちい、デザイナーの発想を細部にいたるまで損なうことなく製品として実現するという。
記事トップの写真は、発売から60周年を迎えた資生堂の香水「ホワイトローズナチュラル」のボトルで、商品名でもある“白薔薇"を表現する要素として、従来の花ではなく棘(とげ)に着目。若い薔薇のやわらかく透明感のある棘をモチーフとすることで、ホワイトローズのすがすがしく幻想的なイメージを踏襲しつつ、そこに芯の通った性格をあたえている。
ボトルのデザインに合わせてあらたな香りを試作することとなり、資生堂のチーフパフューマー、堀田龍志氏の手により、棘のイメージがくわわったフレッシュで生命感のある香りが生み出された。このオリジナルの香りは、期間限定で会場内でのみ楽しむことができる。
また、本展に関連して10月25日(日)には、東京ミッドタウン「DESIGN TOUCH CONFERENCE」に清水氏と本展企画者の岡田栄造氏が登場。本展の見どころを詳しく紹介するという。詳しくは(http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/2015/entry/entry05.html)にて。
「愛のコンティニュアスデザイン」展
会期|2015年10月31日(土)~11月8日(日)
時間|11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会場|アクシスギャラリー
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル
入場料|無料
参加企業:資生堂、象印マホービン、富士フイルム、天童木工、コトブキ、ノリタケカンパニーリミテド、コクヨ
アクシスギャラリー
Tel. 03-5575-8655
http://www.axisjiku.com/jp/2015/09/30/axis