あなたのクルマ 見せてください 第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ

あなたのクルマ 見せてください 第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ

ひととクルマが紡ぐストーリー

第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ

運命的な出会い

クリエイターは、どういう基準でクルマを選び、どんな愛着をもって接しているのか? また、現在にいたるまでどんなクルマと出会ってきたのか? クルマ好きのクリエイターのみなさんに、クルマのあるライフスタイルの魅力を語っていただく企画の第2回は、アートアクアリウムプロデューサーの木村英智氏。クルマ遍歴から、運命的なフェラーリとの出逢いまでを語っていただいた。

Text by MATSUO Dai
Photos by JAMANDFIX

高校を卒業してすぐ、サーブ9000からはじまった

スーパーカーブームの末期に少年時代を迎えた木村さんのクルマ選びはどんなところからはじまったのだろうか。

「クルマにかぎらず、小さいころから輪っかのついているものが好きで、小学生のときは自転車、高校に入ると本格的なツナギを着てバイクに乗っていました。いわゆる走り屋でしたね。高校を卒業してからは4輪に変えました。最初に手に入れたのがサーブ9000でした。今も変わらないことですが、欧州の文化やプロダクトが好きで、クルマを手に入れるなら欧州車にしようと思っていました。サーブ9000にしたのも、まずは欧州車であること。そして、黒い革シートがすばらしかった。クルマとしては、お洒落感もあり、下のクラスであるサーブ900より背伸びしていて、おとなな感じがありつつ、自分でなんとか買える値段でもあったというのが購入理由ですね。バイクでの走り屋生活からお洒落さんへの転向の瞬間ですね(笑)」

その後の華やかなクルマ遍歴

「サーブ9000のつぎに乗ったのは、メルセデス・ベンツのW124型のワゴンでした。つぎに購入したのがこれまでとガラッと変わってイタリア車。マセラティ222SRでした。とても気に入っていたクルマです。いまのマセラティとはちがってビトゥルボ系には独特の味わいがあって、その世界観にはまりました。けれど、残念なことにブレーキのトラブルで生まれてはじめて事故を起こし、さよならすることになりました。同時にアルファ164スーパーにも乗っていましたが、222SRのあとのクルマとしてやってきたのが、このフェラーリ モンディアルTカブリオレです。サーブを買ったころから一貫しているのが、革シートでないとだめなこと。これは今もつづいています。ほかに、いまは普段の足としてアウディのA8や荷物を積むためにメルセデス・ベンツV230を使っています。あと、クラシックレースに出るため、フィアット・アバルト750レコルトモンツァもありますね」

ミラノで「再会した」というポスター

ミラノで「再会した」というポスター

シートの革を汚さないため、このクルマに乗るときはジーンズを穿かないという

シートの革を汚さないため、このクルマに乗るときはジーンズを穿かないという

モンディアルとの邂逅

「じつは、モンディアルとは高校生のころに軽井沢で出会っているんです。スーパーカーグッズを置いているおみやげ物屋さんがあって、そこにモンおとなになってからミラノに行ったときたまたまおなじポスターを見つけたんです。あとで思ったんですが、そのときに見たこのポスターに写るモンディアルの革シートの質感。それを無意識のうちに追い求めていたんでしょうね」。