パリとラコステ、スポーティブ・エレガンスの源流へ(2)|LACOSTE

LACOSTE|パリとラコステ、スポーティブ・エレガンスの源流へ(2)

ラコステ~スポーティブ・エレガンスの源流へ

LACOSTE|ラコステ

ローラン・ギャロス ―― クレイコートから生まれた伝説(1)

それは、スポーツウェアとファッションの垣根を軽やかに飛び越える、機能的でエレガントなカジュアルウェア ―― いまでこそ当たり前のように万人に親しまれ、一大トレンドともなっている “スポーツミックス” ファッションは、この「ラコステ」というブランドの存在なくして誕生しえなかったのではないか?

第1回では、それほどまでにエポックメイキングなラコステの “最先端” にフォーカス。そして今回は、フレンチオープン開催中のパリ、ローラン・ギャロスを訪れたモデル、リヒト氏の目を通し、その “歴史” と “背景” に迫っていきたい。

Photographs by KINAKA YusukeStyling by IKEDA NaokiText & Edit by HASEGAWA Junya[america]

ラコステの故郷、ローラン・ギャロスへ

「市内とは打って変わってグリーンが豊富で、空気がとても澄んでいるように感じますね。スタジアムの建築もとてもモダンで美しいし、なにより会場内のムードが洗練されていてとてもいい。早く試合が見たくて仕方ありません……」

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パリ中心部から西へ、車でおよそ20分。約850万平方メートルにもおよぶ広大な森林公園 “ブローニュの森” の一角に、スタッド・ローラン・ギャロス(以下ローラン・ギャロス)と呼ばれるテニス専用競技場がある。いわゆるグランドスラム、世界四大大会のひとつであるフレンチオープンは、1928年よりこの地で開催されてきた歴史的な国際大会。

5月から6月にかけての開催中は、会場周辺はもちろん、パリ市内も非常に多くのテニスファンであふれ返る一大イベントだ。そんな会場を訪れ、まず発したモデルのリヒト氏の第一声が、冒頭のそれだ。

大会スポンサーとなっているラコステの特別な図らいで、大会9日目のコート「スザンヌ・ランラン」、そしてカクテルパーティーへと招待されたリヒト氏。関係者用の特別席から見たクレイコートの興奮、そしてラコステとその “スタイル” の起源であるローラン・ギャロスの雰囲気を、詳細にリポートする。

ルネ・ラコステが目指したもの

グランドスラムのなかで唯一、クレイコート(赤土のサーフェス)を採用しているフレンチオープンは、毎年上位シード選手の早期敗退など波乱含みのトーナメントが楽しめることでも知られる、ユニークな大会だ。全24面ほぼすべてのコートで見られる、抜けるような青空と観客席の深いグリーン、そして鮮やかなレンガ色のサーフェスというハイコントラストな色彩は、それだけで見るものを強く惹きつける圧倒的なムードをはなっている。

現在、世界的なプレミアムカジュアルウェアのブランドとして人気を得ているラコステが誕生したのは、ここローラン・ギャロスだと言ってもさしつかえはないだろう。1925年、‘27年、‘29年の3シーズンに渡ってフレンチオープンで勝利し、全英、全米を合わせて通算7回の優勝を誇る名プロテニスプレーヤー、ルネ・ラコステによって‘33年に設立されたラコステ。

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その斬新かつ機能的なテニスウェアによってテニス界にもたらされた革新は、スタイル、快適さ、機能性を備えた “スポーティブ・エレガンス” なカジュアルウェアとして、今日に受け継がれている。

Page02.コート「スザンヌ・ランラン」の熱狂