CO2 コンシャスなクルマ選び Best3|欧州車編 Vol.2 排気量 ~2.0ℓ
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2015年4月27日

CO2 コンシャスなクルマ選び Best3|欧州車編 Vol.2 排気量 ~2.0ℓ

CO2 コンシャスなクルマ選び Best3
欧州車編 Vol.2 排気量 ~2.0ℓクラス Best1 MINI COOPER

MINIとBMWのワン・ツー

BMWグループの1ブランドであるMINIが1位を獲得。しかも、エントリーモデルのONEと、より高性能なクーパーのCO2排出量がまったくおなじというおもしろい結果に。

文=松尾 大

日本でも人気の高いコンパクトモデルがラインナップ

1位となったのはBMWの高効率・高出力1.6リッターエンジンを搭載するMINI。最高出力72kWとひかえめなONEにたいして、より高性能な90kWエンジンを搭載するクーパーがともに127g/kmとなっているのが興味深かった。回生ブレーキ以外には特別な機構をもたないシンプルな構造であるため、このような数字のマジックがおきたのだろうか。ちなみに、クーパー クラブマンの場合はCO2排出量が129g/kmに、クーパー コンバーチブルなら133g/kmなどとボディ形状によって、微妙にCO2排出量がことなるということがわかる。2位にはおなじくBMWの小型クロスオーバー、X1がはいった。

BMW X1 18i|ビー・エム・ダブリュー X1 18i

RENAULT TWINGO R.S|ルノー トゥウィンゴ R.S

2.0リッターでありながらグレード名は“18”というところに高効率エンジンの自信がうかがえる。バルブトロニックが燃費性能と必要にして十分なパワーをもたらし、ダブルVANOSによって低回転域から力強い加速が得られる2.0リッター直4エンジンは、最高出力150ps、最大トルク200Nmを発生するというもの。適度なボディサイズと動力性能、環境性能の高さが両立されているため、日本市場でも人気となっているのが納得できる内容だ。このBMWグループの2台につづくのが異色な1台。アンダー1.5リッタークラスにもランクインしたルノー トゥウィンゴのスポーツモデル、R.Sだ。MINIとおなじ1.6リッターながら、より高出力な134psをたたき出すホットハッチだ。


モデル CO2排出量 排気量 最高出力 最大トルク 燃費 価格
MINI COOPER 127g/km 1,598cc 122ps 160Nm 20.0km/ℓ(10・15モード) 261万円
BMW X1 18i 136g/km 1,995cc 150ps 200Nm 11.4km/ℓ(10・15モード) 363万円
RENAULT TWINGO R.S 155g/km 1,598cc 134ps 160Nm 42.2mpg 250万円
※CO2排出量、および国内データで得られなかった燃費は欧州仕様に基づく。
           
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