ニコライ・バーグマン×日本工芸会陶芸部会正会員「第43回 伝統工芸陶芸部会展」開催|日本橋三越本店

日本橋三越本店|ニコライ・バーグマン×日本工芸会陶芸部会正会員「第43回 伝統工芸陶芸部会展」開催

DESIGN NEWS

日本橋三越本店

人間国宝の器に、ニコライ・バーグマンが花を生ける

全243点の珠玉の作品が一堂に「第43回 伝統工芸陶芸部会展」開催

日本工芸会正会員の陶芸部会に所属している約300名の作家が新作を発表する「第43回 伝統工芸陶芸部会展」が、“カルチャーリゾート百貨店”をコンセプトとする日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊・アートスクエアで開催されている。人間国宝から新鋭作家の陶芸作品までが一堂に会す人気イベントに、今回はフラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏が参加。人間国宝ほか計4名による陶芸作品に、ニコライ氏によるフラワーアートのコラボレーションが実現した。

Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)

公募展とはひと味異なる自由で個性溢れる作品が集結

人間国宝から新鋭作家の陶芸作品までが一堂に会し、約250点にのぼる作品が展示販売される「第43回 伝統工芸陶芸部会展」。陶芸部会展は、毎年9月に日本橋三越本店で開催される「日本伝統工芸展」を主催する日本工芸会に、厳しい鑑査を経て正会員として認定された陶芸作家が出品する展覧会で、今回は人間国宝による新作10点をはじめ、全243点がラインナップ。

“用の美”に溢れる日本の陶芸作品

三越日本橋本店長の中陽次氏は、「日本橋三越本店は、“カルチャーリゾート百貨店”というコンセプトを掲げて、お買いものだけでなく、カルチャー、とくに日本文化を楽しんでいただくお店を目指しています。美術工芸分野はまさにカルチャーリゾートの基幹分野で、本年はアートイヤーという位置づけでもあり、美術工芸ファンの裾野を広げていきたいと思っています。陶芸はそのなかでも“使える”ことでお客さまにとっても一番身近に感じていただける分野なので、“用の美”を存分に感じていただきたいと思います」とオープニングセレモニーで挨拶した。

日本橋三越本店|ニコライ・バーグマン
日本橋三越本店|ニコライ・バーグマン
日本橋三越本店|ニコライ・バーグマン

創意と個性あふれる陶芸作品に花を生ける

セレモニーでは、四つの人間国宝による作品に花を生けたニコライ・バーグマン氏が登場。それぞれの作品テーマを自筆で記した。

「私は日本のクラフトマンシップをリスペクトしているので、このような伝統ある展覧会に参加できてとてもうれしく思います」とニコライ氏。「中島宏先生の『青瓷彫文花器』は、ブルーのニュアンスが美しい器に、花と器をグラデーションとして考えた作品です。前田昭博先生の『白瓷透鉢』は、技術の高さを感じさせる穴の空いた白の器ですが、穴に枝を通して、“シンプルだけどディテールが入っている”繊細さを表現。佐伯守美先生の『象嵌釉彩樹林文扁壺』は、まっすぐ立っている葉を上に向かってツイストさせ、自然の力を感じるようにデザインしました」と説明。

メイン会場には、ニコライ氏が審査員として参加し、「ニコライ・バーグマン賞」として選んだ堀俊郎氏の作品「鼠志野水指」にも花が生けられ展示されている。

ほかに、井口雅代「釉彩百合文花器」、望月集『「花文皿」椿』、小山耕一「彩色正燕子蓋物」なども展示され、創意と個性溢れる陶芸作品から、日本伝統のクリエイティビティを感じたい。

第43回 伝統工芸陶芸部会展
会期|2015年6月2日(火)まで開催中
時間|10:00~19:00(最終日は16時閉場)
会場|日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊・アートスクエア
東京都中央区日本橋室町1-4-1
Tel. 03-3241-3311
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/

ABOUT
Nicolai Bergmann

デンマーク出身のフラワーアーティスト。 北欧のテイストと日本の感性を融合した独自のスタイルで、シグネチャーアイテムの「フラワーボックス」をはじめ、ウエディングやイベント、有名企業とのコラボレーションなど幅広いフィールドで活躍。