MERCEDES-BENZ
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。
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Why not? なぜセダンに乗らなくちゃいけないのか
BMW 340i|ビー・エム・ダブリュー 340iMercedes-Benz C350e|メルセデス・ベンツ C 350 eMaserati Ghibli S Q4|マセラティ・ギブリS Q4Why not? なぜセダンに乗らなくちゃいけないのか充実する輸入車のラインナップのなかで、小川フミオ氏が“自分好みの選択をしよう”と提案する「Why not?」。第2段はオーソドックスな形態ながら、エコ、スポーティ、ラグジュアリーなどさまざまに個性豊かなラインナップが揃うセダンたちだ。Why not? なぜスポーツカーに乗らなくちゃいけないのかText by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki限りなくスポーツカー的なセダンなぜアウディA4 2.0TFSIクワトロじゃいけないのか ―― BMW340iシルキーシックス。かつてBMWの作る直列6気筒エンジンはこう呼ばれていた。絹の手触りを連想するぐらいスムーズな回転マナーを持つと言われていたのだ。...
新型Eクラス ワゴン、ワールドプレミア|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class Estate|メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンMercedes-AMG E 43 Estate|メルセデスAMG E 43 ステーションワゴン新型Eクラス ワゴン、ワールドプレミア今年1月にモデルチェンジした「Eクラス セダン」につづいて、「Eクラス ステーションワゴン(欧州名エステート)」も新型となった。ドイツで行われたワールドプレミアに立ち会った、島下泰久氏のリポート。Text by SHIMASHITA Yasuhisa実用ワゴンからスペシャリティ的なアピアランスへ6月7日にダイムラーAGは、ドイツ・シュトゥットガルトにて開催中のテニスATPワールドツアー“メルセデス・カップ”会場にて、新型メルセデス・ベンツ「Eクラス ステーションワゴン」を世界に向けて初公開した。未だクラシックカーとして高い人気を誇る1978年デビューの123型から数えて、通算6世代目となるモデルだ。新型Eクラス ステーションワゴンの最大の特徴とし...
メルセデスのフラッグシップオープン「Sクラス カブリオレ」に試乗|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S Class Cabriolet|メルセデス・ベンツ Sクラス カブリオレMercedes AMG S 63 4MATIC Cabriolet|メルセデスAMG S 63 4マティック カブリオレさまざまな楽しみに満ちたクルマ2015年秋、フランクフルト自動車ショーでお披露目となったメルセデス・ベンツ「Sクラス カブリオレ」。1971年の「220SE」以来となる実に45年ぶりとなる、メルセデスのフラッグシップオープンに小川フミオ氏が試乗した。V型8気筒の「S 500 カブリオレ」、V8エンジンにフルタイムAWDの「S 63 4MATIC」を試す。Text by OGAWA Fumio45年ぶりの試乗メルセデス・ベンツが、「Sクラス」のカブリオレの試乗会をニースで開催した。2015年秋のフランクフルト自動車ショーでお披露目して話題を呼んだ、大型サイズの車体をもつ豪華なフルオープンモデルだ。「2016年はドリームカーの年です」。試乗会場にドイツからやってき...
メルセデス・ベンツ日本、オープンモデル3種発売|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S Class Cabriolet|メルセデス・ベンツ Sクラス カブリオレMercedes-Benz SL|メルセデス・ベンツ SLMercedes-Benz SLC|メルセデス・ベンツ SLCメルセデス・ベンツ日本、オープンモデル3種発売メルセデス・ベンツ日本は、6月1日(水)、同社のオープンモデル3種類を発表した。1台は44年ぶりとなるラグジュアリー4シーターオープンのSクラスカブリオレ。そして、SLとSLCはフェイスリフトである。Text & Event Photographs by UCHIDA Shunichiドリームカーとそのデザインメルセデス・ベンツ日本代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏によると、「メルセデスの伝統を象徴するクーペやカブリオレ、ロードスターは、クルマを運転するワクワク感や所有する喜びを、より感じてもらえるモデルで、われわれは“ドリームカー”と呼んでいる」と述べ、今回の3種を含め、現在10車種35モデルのドリームカ...
AMGデザインをまとった「スポーツ・ロング」を追加|Mercedes-Benz
Mercedes Benz V Class|メルセデス・ベンツVクラスMercedes Benz V220d Sport long|メルセデス・ベンツ V220dスポーツ・ロングAMGデザインをまとった「スポーツ・ロング」を追加メルセデス・ベンツ日本は1日、MPV「Vクラス」を一部改良するとともにに、あらたに「V 220 d スポーツ ロング」を追加。販売を開始した。Text by YANAKA Tomomi尿素水溶液「アドブルー」のタンクを大型化する一部改良も昨年フルモデルチェンジを果たし、10月から日本でも販売されているメルセデス・ベンツのMPV「Vクラス」。すべてのモデルが日本の規制に合わせた最高出力120kW(163ps)、最大トルク380Nm(38.7kgm)を発生させる2.2リッターディーゼルターボエンジンのみというラインナップになっているのも特筆すべき点だ。そして今回あらたに内外装にスポーティなAMGラインをまとった「V 220 d スポーツ ロング」を追加。ベースグ...
メルセデスAMGから自動車誕生130周年記念モデル登場|Mercedes-AMG
Mercedes-AMG GT|メルセデスAMG GTMercedes-AMG GT S 130th Anniversary Edition|メルセデスAMG GT S 130周年 アニバーサリー エディションメルセデスAMGから自動車誕生130周年記念モデル登場メルセデス・ベンツ日本は、スポーツモデルのフラッグシップとなるメルセデスAMG「GT」の仕様を変更。あわせて、自動車誕生130周年を記念する限定モデルを設定し、5月12日(木)より販売を開始した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)マイナーチェンジされたGTメルセデス・ベンツのサブブランド、メルセデス-AMGの手によるスポーツモデル「GT」に小変更が加えられた。4リッターV型8気筒ツインターボエンジンから最高出力340kW(462ps)、最大トルク600Nmを得るベースモデルの「GT」では、ナッパレザーシートやハンズフリーアクセスなどがセットになったベーシックパックが標準装備となった。同...
「S 550 e long」が、よりPHVを強調するデザインに|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S 550 e long|メルセデス・ベンツ S 550 eロング「S 550 e long」の装備内容を一部変更メルセデス・ベンツはフラッグシップサルーン「Sクラス」のプラグインハイブリッドモデル「S 550 e long」の装備を一部変更し、2016年5月17日から発売した。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)ブルーアクセントをまとうSクラス「S 550 e long」はメルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン「Sクラス」のラインナップのなかでも3.0リッターV6 BlueDIRECT(ブルーダイレクト)ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせた、プラグインハイブリッドモデルだ。現行のSクラスでは、カメラやミリ波レーダーを装備し、そこから得られたデータを解析することで、先行車両、対向車、歩行者などを検出。状況を判断し、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動車運転」を実現しているが、S 550 e...
メルセデスが最上級SUV「GLS」を発表|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz GLS|メルセデス・ベンツ GLSMercedes AMG GLS 63|メルセデスAMG GLS 63メルセデスが最上級SUV「GLS」を発表メルセデス・ベンツ日本は、2016年4月27日、最上級SUV「GLS」を発表した。ディーゼルエンジンを搭載したモデルから、AMGモデルまで、全4グレードで展開される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)フラッグシップSUVにふさわしい装備が満載メルセデスは2016年を「SUVイヤー」と銘打ち、SUVに力を入れた展開を行ってきた。2月には「GLC」を、4月には「G550 スクエアード」をそれぞれ日本において発表。「販売台数の24パーセントをSUVが占め、そのシェアは今後も増加していくだろう」とメルセデス・ベンツ日本社長、上野金太郎氏は話す。今回はSUVイヤー第3弾として、「AMG GLE 43 4MATIC」、「GLE クーペ」そして「GLS」の3車種を発表した。新型GLSは従来の「GLクラ...