連載

写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う(2)|谷尻誠対談

写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う(2)|谷尻誠対談

谷尻誠×川久保ジョイ対談写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う(2)川久保さんの写真に感じる「静謐ななかにある怖さ」について建築家の谷尻誠氏が、「作品を見て一度お会いしたかった」という、写真家・美術家の川久保ジョイ氏。スペイン生まれで、大判のバイテン(8×10インチ)のフィルムカメラをメインに、原子力の問題や東北の被災地に関連した写真を撮り、さらに独自のインスタレーション作品制作にも取り組んでいる。写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う Vol.1 はこちら Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)自分は何をやりたいのだろう谷尻誠(以下、谷尻) 前回うかがった川久保さんのこれまでのプロフィールはとても面白かったです。ひとつ思ったのは、写真を売って生計を立てるのと、お金に関係なく純粋にやりたいことをやるバランスはどうとっているんですか。川久保ジョイ(以下、川久保) ...
JOHN LOBB|大人の旅人のための靴磨きサービスを開始

JOHN LOBB|大人の旅人のための靴磨きサービスを開始

JOHN LOBB|ジョンロブ羽田空港に日本航空の国際線ファーストクラスラウンジが完成ファーストクラス搭乗者に「ジョンロブ」シューシャインサービスを開始国際線発着枠が拡大し、世界への玄関口としてますます便利になった羽田空港の国際線ターミナル中央4階に、日本航空(JAL)の「ファーストクラスラウンジ」が8月末にオープンした。この指揮を執ったJAL新商品・サービス総合アドバイザーで放送作家の小山薫堂氏の推奨により、ジョンロブのシューシャイン(靴磨き)が、空港でのサービスとしては世界で初めて導入された。JALとのコラボレーションについてジョンロブ ジャパン社長の松田智沖氏に話を聞いた。Photographs by SUZUKI Shimpei (INTERVIEW)Text by KAJII Makoto (OPENERS)旅人のための“最高のサービス”とは旅立ち前の思い思いの時を過ごせるJALのファーストクラスラウンジは、「モダンジャパニーズ=洗練された和」をデザインコンセプトに、日本...
JOHN LOBB|大阪、名古屋、福岡の「2014ショップスペシャル」

JOHN LOBB|大阪、名古屋、福岡の「2014ショップスペシャル」

JOHN LOBB|ジョンロブ大阪ヒルトンプラザ店、名古屋松坂屋店、福岡岩田屋店特別感満載の「2014ショップスペシャル」に注目前回、ジョンロブの「丸の内店」ショップスペシャルと、「東京ミッドタウン店」オープン一周年記念限定モデル「WILLIAM II(ウィリアム2)」を紹介したが、ジョンロブの「名古屋松坂屋店」「大阪ヒルトンプラザ店」「福岡岩田屋店」にもショップスペシャルが登場。それぞれ特徴のある別注となっている。Photographs by JamandfixText by KAJII Makoto (OPENERS)プレステージラインでは珍しい外羽根タイプジョンロブ名古屋松坂屋店のショップスペシャル「WARWICK DERBY Bracken Misty Calf」(下右)は、プレステージラインでは珍しい外羽根タイプのシューズで、最近では発表されていないデザイン。「ジョンロブをカジュアルに履きこなしたい」という名古屋地区のファンの声に応えたオーダーで、“BRACKEN”という...
agnès b.|70年代パンクシーンをとらえたシーラ・ロック写真展「PUNK+」

agnès b.|70年代パンクシーンをとらえたシーラ・ロック写真展「PUNK+」

agnès b.|アニエスベー70年代パンク全盛、カメラが捉えたアイコンたちの肖像シーラ・ロック写真展「PUNK+」開催アニエスベーでは3月12日(水)から31日(月)までの期間中、青山のショップにてフォトグラファー、シーラ・ロックによる写真展「PUNK+」を開催。会期中の13日(木)には、シーラ・ロック本人や映画監督の安藤桃子らを迎えたイベント『PUNK+ special night』を実施。抽選で選ばれた125組250名を招待する。Text by YANAKA Tomomi一夜限りのファッション&音楽パーティに125組250名を招待ブランドのスピリットに欠かせない音楽。春夏シーズンではアニエスベーの解釈する現代のパンクロックスタイルを提案。3月にはパンクカルチャーをベースに、音楽と写真、そして最新コレクションがシンクロするキャンペーンが展開される。その核となるのが女性写真家、シーラ・ロックの写真展「PUNK+」だ。パンク全盛の1970年代後半、シド・ヴィシャスやジョニー・ロット...
ART|新宿・B GALLERYで、操上和美 写真展「SELF PORTRAIT」開催

ART|新宿・B GALLERYで、操上和美 写真展「SELF PORTRAIT」開催

ART|操上和美氏のトークショーは4月18日(土)に開催新宿・B GALLERYで、操上和美 写真展「SELF PORTRAIT」開催1960年代から現在まで写真、雑誌、広告、映像など幅広い表現の第一線で活躍しつづける写真家・操上和美。新作写真展「SELF PORTRAIT」が、BEAMS JAPAN 6階のB GALLERYで4月10日(金)から開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)写真集『SELF PORTRAIT』も発売写真展「SELF PORTRAIT」は、操上和美氏自らが「絶景」と語るポートレイト作品を中心に、1970年代から撮り溜めた風景や広告使用の写真を重ねてプリントしたあたらしい試みの作品群を展示販売。操上氏が愛をもって撮影してきた数々のポートレイトには、ビームスと親交の深い人びとも被写体として登場。異なる手法ながら、日本のファッション&カルチャーシーンを牽引してきた操上氏とビームスが手を組み、あたらしい作品を写真展と写真集というか...
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ART|写真家の沢渡朔による個展『雨』

ART|写真家の沢渡朔による個展『雨』

ART|独特のニュアンスに満ちたデジタルとアナログ画像IMPOSSIBLE PROJECT SPACEの最後の写真展『雨』ポートレートを数多く手がけてきた写真家、沢渡朔(さわたり・はじめ)による個展『雨』が、目黒区青葉台のIMPOSSIBLE PROJECT SPACEで開かれている。3月23日(日)まで。Text by YANAKA TomomiiPhoneの光でインスタントフィルムを焼き付ける「インスタント・ラブ」で現像ポラロイド社のインスタントフィルム撤退後、アートに特化したインスタントフィルムづくりをおこなってきたインポッシブル。自社が扱う表現重視のアナログインテグラルフィルムを使い、これまで多くの写真家とのコラボレーションを実現してきた。その発表の場として注目を集めてきた青葉台のIMPOSSIBLE PROJECT SPACEが、アート活動の幅をさらに広げるべく、いったんクローズすることを決定した。フィナーレを飾る写真展として開催されているのが、沢渡朔による『雨』だ。19...
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LOUIS VUITTON|写真家ユルゲン・テラーによるルックブック「A Dozen Girls」

LOUIS VUITTON|写真家ユルゲン・テラーによるルックブック「A Dozen Girls」

LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトン最新コレクションをユルゲン・テラーが撮影ドイツ人写真家ユルゲン・テラー(Juergen Teller)は、ニコラ・ジェスキエールが手掛ける初のルイ・ヴィトン ウィメンズ・コレクションのルックブックの撮影に挑んだ。全12ルックのルックブック「A Dozen Girls」をご覧いただこう。 Text by Winsome Li (OPENERS)Photo by Juergen Teller LOUIS VUITTON Women Collection Fall-Winter 2014/2015 Collection© Louis Vuitton Malletier – All rights reservedミニマルな背景で素材感と色を際立たせるルイ・ヴィトン ウィメンズ・コレクションのあらたなアーティスティック・ディレクターに就任したニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)。期待される彼の初となるウィメンズ・コレクション...
EAT|絶景を眺めながらハワイアンプレートランチが楽しめるカフェ「パシフィック ドライブイン」

EAT|絶景を眺めながらハワイアンプレートランチが楽しめるカフェ「パシフィック ドライブイン」

EAT|絶景を眺めながらハワイアンプレートランチが楽しめる七里ガ浜にドライブインカフェ「パシフィック ドライブイン」誕生江の島と富士山を一望できる絶景ポイント、七里ヶ浜海岸駐車場にハワイアンプレートランチをコンセプトにした「Pacific DRIVE-IN(パシフィック ドライブイン)」が3月30日(月)にオープン。運営はトランジットジェネラルオフィスが手がける。Text by KUROMIYA Yuzu京都の大人気スコーンが関東初進出「パシフィック ドライブイン」は、湘南屈指のサーフスポットである七里ヶ浜海岸駐車場の中央、134号線沿い海側に位置するドライブインカフェ。ナチュラルな素材を用いた店内は、海を望む大きな窓を配し、開放感のある空間を演出。テラス席もあり絶景を眺めながら、ゆったりと贅沢な食事を楽しむことができる。スタッフのユニフォームは“PREPPY BEACH”をテーマにセレクトショップの「BEAMS(ビームス)」がデザインした。フードメニューはハワイ、カフク地方の名物...
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Rika|ユナイテッドアローズ 原宿本店にて写真展を開催

Rika|ユナイテッドアローズ 原宿本店にて写真展を開催

Rika|リカ「Rika Magazine」10号記念!ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館にて写真展を開催2014-15年秋冬シーズンで刊行10号目となる「Rika Magazine」。それを記念して、4月23日(水)から5月11日(日)まで、ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館3階にて写真展「A PRIVATE MOMENT by Helen Christensen」を開催する。Text by KUROMIYA Yuzuパリ、ロンドン、スコットランドなどをめぐり、ついに東京で開催RTWコレクション「Rika」、年2回発行の雑誌「Rika Magazine」、ゲスト・ハウスなどを併設する「Maison Rika」からなるアムステルダムのブランド「Rika」。2010年に創刊された「Rika Magazine」は、“Rika girl”と呼ばれるなにものにも捉われない自立した女性がモデルとなり、一流のクリエイターが参加して制作されているインディペンドでクリエイティブ...
ART|代官山 蔦屋書店にてアヤ・ブラケットの写真展「Soiled」開催

ART|代官山 蔦屋書店にてアヤ・ブラケットの写真展「Soiled」開催

ART|西海岸の食文化を撮りつづけてきた写真家による個展代官山 蔦屋書店にてアヤ・ブラケットの写真展「Soiled」開催西海岸フードカルチャーを見つづけてきたフォトグラファー Aya Brachett(アヤ・ブラケット)による写真展「Soiled」が、代官山 蔦屋書店にて5月1日(木)から5月18日(日)まで開催される。Text by KUROMIYA Yuzu身近にある食べ物いつもと違った表情にニューヨークタイムズマガジン、ガストロノミカ、モノクル、エココロなどのさまざまな雑誌で活躍し、ライフワークとして「食」にかんするあらゆることを撮りつづけているフォトグラファー アヤ・ブラケット。カリフォルニア・オークランドを拠点に活動する彼女は、アメリカ西海岸に「美味しい革命」起こしたアリス・ウォータースのレストラン「シェ・パニース」を始めとする、西海岸フードカルチャーを直に見つづけてきた唯一の写真家でもある。今回の個展では、いつも身近にある食べ物が、岩や砂、木くずなどの自然物と絡み合い、...
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ART|『KINFOLK』による世界初の写真展を開催

ART|『KINFOLK』による世界初の写真展を開催

ART|ポートランド発の人気ライフスタイル雑誌を美しい写真で体感『KINFOLK』による世界初の写真展をディーゼル・アート・ギャラリーで開催アメリカ・ポートランド発の人気ライフスタイル雑誌『KINFOLK(キンフォーク)』。この雑誌で創刊当初より活躍する女性フォトグラファー2人による写真展『KINFOLK:The Shared Table featuring Carissa Gallo & Laura Dart』が、渋谷のディーゼル・アート・ギャラリーで5月30日(金)からスタート。8月15日(金)まで開かれる。Text by YANAKA Tomomiサイン会の開催やここでしか手に入らないメニューカードも配布食や暮らしの美しい風景、愛するひとたちと集う時間を題材にし、世界中に多くのファンをもつ『KINFOLK(キンフォーク)』は、2011年に創刊された。近年、サスティナブルなライフスタイルの発信地として注目を集めるオレゴン州ポートランドを拠点に、センスあふれるヴィジュアルとテキス...
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ART|鷲尾和彦 写真展『To the Sea』がルーニィ・247フォトグラフィーにて開催

ART|鷲尾和彦 写真展『To the Sea』がルーニィ・247フォトグラフィーにて開催

ART|10年以上にわたり撮り続けてきた“海辺の風景と人々”鷲尾和彦 写真展『To the Sea』開催 去る4月、刊行に先立ち本誌でトークショーイベントを紹介した鷲尾和彦の写真集『To the Sea』。7月29日(火)~8月10日(日)まで、新宿区四谷にある写真ギャラリー「ルーニィ・247フォトグラフィー」にて、その新作写真展『To the Sea』が開催される。Text by OPENERSあるがままを受け止める1967年に兵庫県に生まれ、20代後半から独学で撮影に取り組んできた写真家・鷲尾和彦。これまでに台東区の簡易宿舎に集まる外国人旅行者を取材した写真集『極東ホテル』(赤々舎)や、作家の池澤夏樹氏とともに東日本大震災をテーマにした共著『春をうらんだりはしない』(中央公論新書)などを発表している。今回開催される新作展『To the Sea』では、10年以上にわたり撮り続けてきた日本各地の海辺の風景と、そこに佇む人びとの姿を捉えた写真の中から選んだ、100余点のモノクローム作...
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7つのエピソードからなるスペシャルムービーをプレミア公開|TOD’S

7つのエピソードからなるスペシャルムービーをプレミア公開|TOD’S

TOD’S|トッズ「トッズ・ケープ・バッグ」をフィーチャー7つのエピソードからなるスペシャルムービーをプレミア公開トッズは、4月7日(火)よりスペシャルムービー『The Virtuous Elevator(ザ・バーチュアス・エレベーター)』を配信。モデルのエリザ・セドナウィとトッズ・ケープ・バッグを主役に、ブランドが思い描く理想の女性像“トッズ・ウーマン”の魅力を余すところなく表現した。Text by KUROMIYA Yuzu新作バックは洗練された女性のグッドパートナーとして登場このショートムービーでは、2015年春夏シーズンを代表するトッズ・ケープ・バッグをフィーチャー。7つのエピソードで構成されており、モデルのエリザ・セドナウィが生来のエレガンスをもち合わせたトッズ・ウーマンを好演。日々の喜びとほんの少しのアイロニーに彩られた彼女のライフスタイルを、バッグとともに魅力的に描き出す。ショッピングも食べることも大好きで、夜にはパーティに出かけ思いっきり楽しむ。ときにお調子者で、た...
ART|東京都写真美術館で『フィオナ・タン まなざしの詩学』展

ART|東京都写真美術館で『フィオナ・タン まなざしの詩学』展

ART│アジア初公開作品などを含む、東京ではじめての大規模個展東京都写真美術館で『フィオナ・タン まなざしの詩学』展オランダを拠点に活動する映像作家フィオナ・タンの大規模個展『フィオナ・タン まなざしの詩学』が目黒区・三田の東京都写真美術館で開幕された。メディアの変遷とともに深化された、彼女の研ぎ澄まされた美学と哲学に触れることができる。9月23日(火・祝)まで。Text by YANAKA Tomomiフィオナが手がけた長編映画も上映する1966年に、中国系インドネシア人の父と、オーストラリア人の母のもとに生まれたフィオナ・タン。1988年からはオランダ・アムステルダムに移住し、メディアをつかった多彩な作品を生み出してきた。なかでも、古い記録フィルムや写真を素材とし、ときにドキュメンタリーとフィクションの間を往還しながら、集団や個人における文化的差異がいかに記録され、またひとびとの記憶にとどめられてきたかを繊細に問いかける作品は国際的な評価も高い。そんなフィオナは日本でも注目を集...
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ART|写真家ヴァンサン・フルニエによる『ARCHEOLOGY OF THE FUTURE-未来の考古学』展

ART|写真家ヴァンサン・フルニエによる『ARCHEOLOGY OF THE FUTURE-未来の考古学』展

ART│新作をディーゼル・アート・ギャラリーで日本初披露写真家ヴァンサン・フルニエによる個展『ARCHEOLOGY OF THE FUTURE-未来の考古学』宇宙やロボット、遺伝子操作など科学やテクノロジーをテーマに活動するアーティスト、ヴァンサン・フルニエ(Vincent Fournier)の個展『ARCHEOLOGY OF THE FUTURE-未来の考古学』。8月22日(金)から11月14日(金)まで渋谷のディーゼル・アート・ギャラリーで開かれる。Text by YANAKA Tomomi人類共通の夢と彼自身の憧れを表現した『SPACE PROJECT』も展示写真家であり、映像作家としても活躍するヴァンサン・フルニエは1970年生まれ。パリを拠点に数多くの広告や雑誌で活躍してきた。その作品はLVMHルイ・ヴィトン・ファウンデーションなどにも収蔵。また映画『アメイジング・スパイダーマン2』には今回展示される『POST NATURAL HISTORY(続・自然史)』シリーズの作品...
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