連載
「連載」に関する記事

MARGARET HOWELL|「MHL.」2010秋冬コレクション
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエルINSPIRED BY FUNCTION AND UTILITY「MHL.」 2010秋冬コレクション2003年秋冬シーズンよりスタートし、カジュアル、タフをキーワードに、素材そのもののもち味を活かし、メンズ・ウィメンズの区別なくユニセックスに着こなせることも人気の「MHL.」。2010年秋冬は、よりブランドコンセプトに忠実なウェアへと進化している。文=オウプナーズ写真=JAMANDFIX展示会写真=原恵美子今シーズンの「MHL.」は、3つのテーマでスタイルを深化させる「MHL.」の普遍的なコンセプトである“機能性”と“ワークウェア”からのデザインインスピレーションを、英国的な特徴のある素材を用いて表現する2010秋冬シーズン。ワークウェアやユニフォームのスタイルをコンテンポラリーなカッティングとバランスで表現し、イージーなリラックスしたシルエットの特徴はそのまま、今季はよりオーセンティックな香りを放つ。コレクションの「DRY ...

連載・生方ななえ|第三回 「沁みる味」
第三回 「沁みる味」文・写真=生方ななえこの本に最初に出会ったとき、なんてかわいらしい装丁なのだろうと、ひとめぼれして手に取った。それは、数年前のこと。先日、本棚の整理をしていたら、シャンソン歌手である石井好子さんの著書『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』を見つけた。滞在先のパリで出会ったオムレツをはじめとする卵料理から、肉料理、サラダなど、料理とそれにまつわるエピソードが書かれているエッセイである。料理について写真などの説明はなく、文章とたまに小さな挿絵のみ。視覚的な細かい描写がないぶん、かえって読み手側の頭のなかでどんどん料理の想像が膨らんでいき、果てはほのかな香りさえ漂ってくるようだ。それは心地良く、ずっと幸せな気持ちにさせてくれる。この本を読んでいると、母のお弁当のことを思い出す。母のお弁当は、から揚げ、ゴマ和え、カボチャの煮物、うさぎのリンゴなど、私の大好物がいっぱい。そしてトマトの赤、卵焼きの黄色、ブロッコリーの緑と、色鮮やかで見た目も楽しい。冷凍食品は使わず必ず手...

ランニング特集|Go Running Be Well
ランニング特集Go Running Be Well美容のため、健康のため、ストレス解消のため、メンタル面を鍛えるため……仕事や遊びに情熱を注いできた女性たちはいま、ランニングに夢中だ。この数年大盛況の「東京マラソン」を筆頭に全国各地でマラソン大会が盛り上がりをみせ、スポーツブランドからは機能面、デザイン面ともに魅力的なランニングウェアが出されている。いまランニングは、オシャレに楽しく“美”を手に入れるために欠かせないスポーツなのだ。そこで今回、オウプナーズではランニング歴10年の長谷川理恵さんにインタビューを実施。スポーツブランドの最新コーディネート、まさにいまランニングにハマっている“美ジョガー”たちのスナップとともに、ランニングの魅力に迫ります!ランニング特集|Go Running Be Well長谷川理恵インタビュー「心身ともに健康で美しくあるための最短距離」ランニングをはじめるきっかけとなったホノルルマラソンに2000年以来連続出場し、昨年でランニング歴10年を迎えたタレン...

ランニング特集|「ランニングライフスタイル」がコンセプトの『ニューバランス東京』
New balance|ニューバランスコンセプトは「ランニングライフスタイル」『ニューバランス東京』現在は闘病中で一時中断されている間寛平さんのアースマラソンの足もとはニューバランスの「MR967」をベースとしたスペシャルメイクアップカラー。2万キロにおよぶ過酷な挑戦をしっかり支えている。その間 寛平カラーもふくめた“レインボーラインニングコレクション”第2弾も好評な『ニューバランス東京』をチェック!文=OPENERS写真=原恵美子ウイズサイジングでトータルフィットなシューズが選べるニューバランス ジャパン広告宣伝部の永田沢佳さんは、10キロ・1時間12分というタイムをもつ美ジョガー。走りはじめて4年になり、今年の12月には、ホノルルか那覇か、いよいよフルマラソンにも挑戦するそう。「ジムでフィットネスとして走りはじめて、3年前から大会に出るようになりました。去年の夏から本格化して、生活もランニングライフスタイルといえるほど、走ることが中心となってきました」。週末はご主人と走ったり、...

PRODUCTS|デザイン、機能、価格帯、三拍子揃った「rivet lamp」
独特の造形美が光る、藤城成貴の新作デザイン、機能、価格帯、三拍子揃った 「rivet lamp」機能を全面に打ち出したプロダクトに、ユーザーが使用時に体感するであろう「幸せな気持ち」を加味。これらを合致させ、デザインに昇華していく藤城成貴(ふじしろ しげき)氏。このたび、「バルカナイズドファイバー」を使用した「rivet lamp」をリリース。素材との対話が生んだ、そのクリエーションとは?Text by OPENERS CASA耐熱性、絶縁性、しなるという素材特性に注目した藤城成貴氏木材パルプや綿を原料としてつくられた純粋な自然素材「バルカナイズドファイバー」は約100年の歴史をもつ。金属・プラスチック・ゴム・皮革・木材のメリットをあわせもつ画期的な素材であると同時に、電気絶縁性・耐熱性・耐摩耗性・耐衝撃性等にも優れている。そのためモーターの絶縁体や一部の工業製品のパーツにはなくてはならないものだ。この素材に魅了された藤城氏は「耐熱性や絶縁性」と「しなる」という点に注目。その特性を...

PORSCHE PANAMERA SpecV|ポルシェ・パナメーラ ターボ 1|NISSAN GT-R Spec V LONG TERM TEST 番外編(1)
NISSAN GT-R Spec V|日産 GT-R スペックV 番外編日産 GT-R スペックV VS ポルシェ パナメーラ ターボ (1)今回お送りするのは、日産GT-R スペックVの「LONG TERM TEST」特別編。ポルシェが911、ボクスター/ケイマン、カイエンにつづく第4のモデルとして開発した「パナメーラ ターボ」をリポート車の番外編として迎え、ボディ形状はちがえど日本とドイツのFRベース四駆ターボモデルの最高到達点ともいえる2台をリポート。日々の足として実際に乗っているオーナーの視点で、オウプナーズ クルマ担当が語ります。Text by OPENERSPhoto by ARAKAWA Masayukiポルシェ パナメーラ<ポルシェ パナメーラ>単なるサルーンでも、ありふれた4シーターでもない、ポルシェ エンジニアリングの枠を集結したスポーツサルーンの最高到達点「パナメーラ」。今回登場するパナメーラ ターボは、全長4970×全幅1930×全高1420mmのボディに、...

フィアット アバルト695 トリビュート フェラーリ|ふたつの名門によるコラボレーション
FIAT ABART 695 Tribute FERRARI|フィアット アバルト695 トリビュート フェラーリふたつの名門によるコラボレーションフィアットは「アバルト500」をベースとした、フェラーリとのコラボレーションモデル「アバルト695トリビュートフェラーリ」を、フランクフルトモーターショーで公開する。 文=ジラフアバルト、高級スポーツカー市場に参入フィアット アバルト695トリビュートフェラーリは、アバルト500にフェラーリのスポーティなイメージを反映させた限定モデル。これによって、アバルトが高級スポーツカー市場に参入することになるが、それにはフェラーリオーナーのセカンドカーとしての需要も見込まれているという。写真からもわかるように、外観はフェラーリの代名詞ともいえる「スクーデリアレッド」でペイントされ、ドアミラーはカーボンファイバー製となる。ボンネット、ルーフ、そしてリアゲートにわたる2本のストライプは、フェラーリ「F430スクーデリア」をイメージしている。アルミホイ...

Nigel Cabourn|ナイジェル・ケーボンのフラッグシップショップ「THE ARMY GYM」オープン
Nigel Cabourn|ナイジェル・ケーボンナイジェル・ケーボンのフラッグシップショップ「THE ARMY GYM - Nigel Cabourn」待望のオープン個性的なレストランやファッションショップが点在して注目を集める目黒川沿いに、ナイジェル・ケーボンのフラッグシップショップ『THE ARMY GYM - Nigel Cabourn』がオープン。「開店3日間でとても売れてハッピーなんだよ!」と満面の笑みのナイジェル・ケーボンさんに、ショップについて聞いた。Text by OPENERSPhoto by Jamandfix小さいけれどコンセプトの強い店──ショップオープンおめでとうございます。ロケーションともマッチして、いいお店になりましたね。ありがとう。いまはまだ新品(笑)だけど、エイジングしていくといい雰囲気の店になるようにつくりました。インテリアは、ナイジェル・ケーボンの展示会の内装をしてくれているヴィンテージ古着と什器を扱っているひとのセンスを買ってお願いしました。...

PORSCHE PANAMERA SpecV|ポルシェ・パナメーラ ターボ 3|NISSAN GT-R Spec V LONG TERM TEST 番外編(3)
NISSAN GT-R Spec V|日産 GT-R スペックV 番外編日産 GT-R スペックV VS ポルシェ パナメーラ ターボ (3)今回お送りするのは、日産GT-R スペックVの「LONG TERM TEST」特別編。ポルシェが911、ボクスター/ケイマン、カイエンにつづく第4のモデルとして開発した「パナメーラ ターボ」をリポート車の番外編として迎え、ボディ形状はちがえど日本とドイツのFRベース四駆ターボモデルの最高到達点ともいえる2台をリポート。日々の足として実際に乗っているオーナーの視点で、オウプナーズ クルマ担当が語ります。Text by OPENERSPhoto by ARAKAWA Masayuki── 逆にパナメーラには要改善点は感じました?担当A インストゥルメントパネルのレイアウト。デザインを優先させたせいか、ボタンが操作しにくい。「スポーツ」や「ノーマル」といった走行モードの切り換えからオーディオや空調のスイッチまでピアノの鍵盤みたいに均質に並べられてい...

ちいさな図版のまとまりからから建築について考えたこと|石上純也氏レクチャー・後編
ちいさな図版のまとまりからから建築について考えたこと石上純也氏レクチャー 後編前回に引きつづき建築家ファーラム主催でINAX:GIZAにて行なわれた石上純也氏の講演会「自作について」から、こんかいはふたつの建築のプロジェクトとヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展についてのお話をおおくりします。協力=建築家フォーラム、INAX出版まとめ、文=加藤孝司t project次は住宅のプロジェクトです。僕は現代都市の中で住宅はどのような役割があるのだろうかと考えることがあります。この住宅のクライアントは単身者です。その人が一日中家にいるということはあまりありません。平日は夜遅くに帰ってきて、朝早く出ていきます。家に戻らない日もあります。生活するために帰ってくるというよりは、むしろ、休むために、もしくは、リフレッシュするために帰ってくるという感じです。このような生活のスタイルは、現代において、特に東京において単身者の生活スタイルということでは、わりと普通なのではないかと思っています。しかし、そ...

オランダ、フードデザインの現場「Proef アムステルダム」
オランダ、フードデザインの現場マライエ・フォーヘルサング|Marje Vogelzang写真と文=木戸昌史ここ数年、オランダのデザインが再び脚光を浴びている。その独特のコンセプチュアルなアプローチが、行き詰まり感を見せるインテリアやプロダクトの世界に、これまでにない新しい風を吹き込んでいるのが注目の理由だ。既存のジャンルに捕らわれないオランダのデザインは、その対象を「食」にまで広げつつある。さて、オランダを代表する食べ物といって、何が思いつくだろうか。意外と思いつかないかもしれない。じつは、オランダ人はもともと食に対しては、機能的に「お腹を満たす」という風にとらえていたため、それほど関心がはらわれる対象ではなかったのだという。しかし、最近になってオランダ国民の食文化への関心が高まるなか、食べ物をデザインとして捉えることで、現代的な食文化として発信するデザイナーがいる。そのひとりが、マライエ・フォーヘルサングだ。アムステルダムにある彼女のアトリエを訪れ、その創作の現場をのぞくことがで...

リバイタライズサロン『クリーム』がリニューアルオープン
東洋と西洋のセラピーを体感リバイタライズサロン『クリーム』がリニューアルオープンつねに上質のリラクゼーションを追求してきたリバイタライズサロン『クリーム』が、よりトータルに、より豊かに“トータルヘルス&ビューティ”を目指し、リニューアルオープン。これまでのメニューに加え、新たにふたつの東洋美容を取り入れた。Photo by Jamandfix文=染谷晴美日本に古くから伝わるものは、間違いなく日本人に合っている美・ファイン研究所のトータルサロンとして1998年にオープンしたリバイタライズサロン『クリーム』。これまで西洋美容を中心に提供してきた同サロンが、リニューアルを機に新たに取り入れたのは、美容に着目した鍼灸の「コスメティック・アキュパンクチャー」と、中国の気功をベースにした整体。「コスメティック・アキュパンクチャー」は、元来治療に使われていた鍼を、美容目的にと最大限に活かした画期的な美容鍼。ハリウッドやニューヨークのセレブのあいだで火がつき、東洋美容のブームを巻き起こしたという最...

Chapter 6 ファビオ ボレッリ社長インタビュー
Chapter 6 ファビオ ボレッリ社長インタビュー『LUIGI BORRELLI』のライフスタイルを発信していく拠点ですルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店のオープンに際して、ナポリから社長のFabio Borrelli氏と商品部長のAntonella Ricevutiさんらが来日。今回のルイジ ボレッリ特集の完結として、ファビオ・ボレッリ氏にお話をうかがった。Photo by Jamandfixすべてのアイテムに注力していきたい──ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店のオープンおめでとうございますFabio Borrelli 六本木という日本でも有数の洗練された街にオープンできたことをうれしく思います。ミラノ店にちかい内装も気に入っているし、商品をよりよく見ていただける店に仕上がりました。今後はドバイなどにもオープンさせる予定です。──お客さまにいちばん見ていただきたい商品は?Fabio Borrelli とくに見ていただきたいのは、スーツ、ジャケット、トラウザーズですね。これまで日...

“ナイキ フリー”のソールを搭載したバータス&ソックフライが誕生|NIKE SPORTSWEAR
NIKE SPORTSWEAR|ナイキスポーツウェア軽いステップとかつてない躍動感を体感できる“ナイキ フリー”のソールを搭載したバータス&ソックフライが誕生涼しくて快適な履き心地を持続したウィメンズシューズ「ナイキ フリー バータス」。ネオプレン素材のアッパーにナイキ フリー 3.0 アウトソールを組み合わせ、軽量で素足のような履き心地を実現したメンズシューズ「ナイキ フリーソックフライ」。この2つのモデルが、NIKE.COM/SPORTSWEARと一部ナイキスポーツウェア販売店で発売される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)“ナイキ フリー”の本質から誕生した最新ギア10年以上もの間、履くひとの足をより快適に、身体の本能的な動きに適応するシューズとして、アスリートの自然な動きをサポートしてきたナイキ フリー。ランニングから生まれたこのアイデアは、現在ではトラックの枠を超えて活用されている。ウィメンズシューズ「ナイキ フリー バータス」は、フリーのデザイ...

NISSAN JUKE| 日産ジューク世界戦略を担う小型クロスオーバーがデビュー
NISSAN JUKE|日産ジューク世界戦略を担う小型クロスオーバーがデビュー日産自動車はデュアリスの下に位置するコンパクトな新型クロスオーバー「ジューク」のワールドプレミアをパリで果たした。文=ジラフコンセプトカーを思わせるエクステリアこのニューモデルは、昨年のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトカー「カザーナ」の市販モデルで、存在感溢れるエクステリアデザインが特徴だ。小型のボディでありながら、ワイドにふくらんだフェンダー、そこに収まる大径のタイヤは、このクルマがもつSUVの力強さを表現。またAピラーからルーフラインにかけてのラインは、スポーツカーを彷彿とさせる仕上がりとなっている。 日本での発売は初夏を予定搭載されるエンジンは、欧州モデルでは1.5リッター直4ディーゼル、1.6リッター直4ガソリン、そして新開発となる直噴1.6リッター直4ガソリン+ターボの3種類。1.4リッター直4ガソリンエンジンには、新世代の副変速機付きエクストロニックCVTが組み合わさ...