連載
「連載」に関する記事

デザイナー 佐藤オオキ インタビュー(後編)
クリエイションの住処としての空間デザイナー 佐藤オオキ インタビュー(後編)「もっとも注意を払ったのは、KENZOのDNAに組み込まれている日本的な美意識」。「KENZO PARFUMS」の空間デザイン、そのアプローチと派生してゆくブランド哲学について、デザイナー自らが語る。文=田村十七男Photo by Jamandfix──ロゴの解体によって鳥の巣というコンセプトを満たし、その上でどんな具体策で空間を構築したんですか?香水って何だろうと考えてみて、香りというのは必ずしも嗅覚だけに訴えるものではなく、五感すべて、あるいは感情を揺さぶるものだという結論に達したんです。であれば空間も、あらゆる感覚に響くものにしようと。Photo by Jimmy Cohrssenたとえば手触りの良さを引き出すために木を使ってみるとか。商業空間で木材を採用するのは管理上困難な面もあるんですが、あえて採用しました。鉄にしても繊細さをかもし出すために、紙のような軽いイメージで仕上げてあります。──すべては...

CITROEN DS3 WRC|シトロエン DS3 WRC ポルトガルで1、2フィニッシュ!
CITROEN DS3 WRC|シトロエン DS3 WRCポルトガルで1、2フィニッシュ!シトロエンは、第3戦ラリー・ポルトガルで今シーズンから投入したDS3 WRCでははじめてとなるワンツー・フィニッシュを達成した。文=松尾 大ふたりのセバスチャンによるワンツー1年前のおなじラリー・ポルトガルでWRC初優勝を遂げた新鋭セバスチャン・オジエと前人未到、7年連続の絶対王者であるセバスチャン・ローブが駆るシトロエンDS3 WRCがワンツー・フィニッシュを果たした。ラリー・ポルトガルの最終日となったデイ3にはすでに、3位に4分以上の差をつけて1、2位でスタート。この日の狙いは、ワンツー・フィニッシュを確実に決めることにくわえ、最終のパワーステージでボーナスポイントを獲得することだった。すこしウェットなコンディションでスタートしたパワーステージも、クルマが走るにつれ路面はドライに。ふたつの SS では、ペター・ソルベルグがトップをとったものの、最終SSで最速タイムを叩き出したのはセバスチャ...

東京・表参道にポップアップストア「シャネル ルージュ ココ AT 表参道」出現|CHANEL
CHANEL|シャネル「I LOVE COCO!」――あたらしいルージュ ココをつけて、友だちと出かけよう!表参道にポップアップストア「シャネル ルージュ ココ AT 表参道」出現シャネルから3月20日(金)に発売される口紅、新生「ルージュ ココ」の世界を体感できるイベントスペース「シャネル ルージュ ココ AT 表参道」が、東京・表参道に期間限定で登場。建物全体がルージュ ココに彩られた会場では、あらたに生まれ変わったルージュ ココをたっぷり試すことができる。Text by KAJII Makoto (OPENERS)来場者へのサプライズもあり!あたらしいフォーミュラ&カラーラインナップへと進化したシャネルのアイコニックな口紅「ルージュ ココ」。イベント会場では、ルージュ ココを使ったメークアップをはじめ、シャネルのメークアップ アーティストによるメークアップサービスも実施する。また会場には、ルージュ ココ オリジナル ムービー&フォト ブースが設けられ、リップをつけて街に繰り出...

「ジョンロブ バイリクエスト フェア 2015」で理想の一足をつくる|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブチャージなしでパーソナルオーダーが可能にラスト8695の「CITY(シティ)」もオーダーできるジョンロブの数あるコレクションのなかから、好みのスタイル、上質な素材、色、ソール、サイズやウィズを選べる既製靴のパーソナルオーダー「BY REQUEST(バイリクエスト)」。今年も4月からのフェア開催が決定した。通常は30パーセントのサーチャージがかかるが、フェア期間中に限り、チャージなしで同様のオーダーが楽しめる。 Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)各ショップ店頭で「モデル×カラーサンプル」を参考にジョンロブの現行モデル、または過去のアーカイブコレクションから選んだ好みの一足を、素材、色、ディテールをリクエストしてオーダーできる「バイリクエスト」。通常モデルのパーソナルオーダーはもちろん、廃番となった人気モデルの一部を復刻オーダーできることでも人気の企画だ。今年のバイリクエ...

NISSAN GT-R|日産GT-R|第22回 (後編)| 翻訳不可能な性能に、すべてを捧げるクルマづくり
第22回 日産GT-R(後編)翻訳不可能な性能に、すべてを捧げるクルマづくりコンピューターゲームめいて高級GTである「日産GT-R」だが、注釈もいる。始動後、エンジンが暖まるまでは、変速機や駆動系からメカノイズやショックがけっこう盛大に出る。このときばかりは、デートカーと呼ぶにはちょっと物騒だ。でも、水温計の針が上がると、ウソのように静かになるのが“機械馬”のようでまた愛しい。各部のオイルが暖まるまでは、音やギクシャクが出る旨、トリセツにもちゃんと明記されている。トヨタ車なら、ここまでのワイルドさは許されなかったはずだ。このレベルが役員会で通るのは、やはり長年にわたるスカイラインGT-Rの伝統があったればこそだろう。スピードメーターの目盛りが340km/hまで刻まれていても、ほかの国産車とおなじく、GT-Rも180km/hでスピードリミッターが作動する。だが、日本国内のサーキットやテストコースに着いて、車内で簡単な入力を行うと、その電子的足かせを解除することができる。カーナビの位置...

Chapter 4 Interview ルイジ ボレッリ、その魅力を語る ビームス 中村達也さん
生地、衿型、サイジングに、時代性を反映することのできる老舗ビームス メンズ統括部 部長・クリエイティブディレクター 中村達也さん日本にルイジ ボレッリが入りはじめた17、8年前からシャツを扱っているビームス。最近はジャケットなどの重衣料も買い付けし、大人のお客さまが多いビームス丸の内店にはシャツ、ネクタイ、ジャケットがそろう。13年前に初めてルイジ ボレッリのファクトリーを訪れた際に、「“南”のシャツでは一番いいものをつくっている」と誇らしげに言われたことを覚えているというビームスの中村達也さんが、ルイジ ボレッリの魅力をひも解く。Photo by Jamandfix世界一の生産地、イタリアで進化し続けるルイジ ボレッリナポリは小さな工場がたくさんある町で、ハンドメイドの技術力があり、ずっと変わらずクラシックなものをつくり続けているところはたくさんあります。その中でもルイジ ボレッリが優れているのは、エクスクルーシヴでユニークな生地を豊富にもち、衿型のバリエーションがあって、ボディ...
![[ブルーノ・ムナーリ展 しごとに関係ある人出入りおことわり]](https://cdn.clipkit.co/tenants/576/articles/images/000/003/901/medium/89f6578e-fa1b-4970-9789-0021fc039bb3.jpg?1559726657)
[ブルーノ・ムナーリ展 しごとに関係ある人出入りおことわり]
[ブルーノ・ムナーリ展 しごとに関係ある人出入りおことわり]トウキョウのインテリア&デザインの最新情報やイベントリポートなどを厳選して紹介する"INTERIOR&DESIGN NEWS"。第7回目は、生誕100年を迎えたブルーノ・ムナーリの展覧会、「しごとに関係ある人出入りおことわり」を紹介します。Text by Baumas FinkelsteinAbitacoloZizi, produzione Pigomma 1952イタリアが誇る偉大なアーティストでありデザイナーでもあったブルーノ・ムナーリ。彼の生誕100年を記念して、ブルーノ・ムナーリ展「しごとに関係ある人出入りおことわり」が開催される。意味深な展示タイトルはブルーノ・ムナーリの有名な言葉遊びから選ばれたもの。「しごとに関係ある人」とは純粋な感覚を忘れてしまった大人社会を意味し、「出入りが許されるの」は、純粋な感覚に満ちた子どもたちのように、おどろくことに対する欲望をもつべき人間だという。"Scatola di arch...

第5回 葉巻のマナー
第5回 葉巻のマナーtext by HIROMI Mamoru1968年、マキシムのオーナー、ルイ・ヴォーダブルは時代を担う若きエリートを対象に社交マナーを教える「マキシム・ビジネスクラブ」を作った。シガーの嗜み方を若手に伝授するマキシムの支配人、ロジェ・ヴィヤール。葉巻は、古くから紳士のたしなみとされてきたが、テーブルマナーがあるように、葉巻にもマナーがある。本物の葉巻愛好家ならば、このマナーをきちんと守らなければいけない。葉巻には独特の香りがあり、煙の量もたっぷりしているので、シガレット以上に周囲の人への影響力は大きい。好きな人にとっては愛すべき豊かな香りも、嫌いな人には単なる不快臭にすぎない。また、葉巻を吸うという行為そのものが、周りの人に威圧感を与えるということも自覚するべきである。だから、葉巻に火を点ける時は周りの状況をよく見極める必要がある。例えばレストランやバーでは、周囲のテーブルでの食事の進み具合はどうか。葉巻に圧倒されてしまうような若い人はいないか、などによって点...

まるでブーケ!華やかなフラワー柄のエア マックス誕生|NIKE SPORTSWEAR
NIKE SPORTSWEAR|ナイキ スポーツウェア世界6都市からインスピレーションまるでブーケ!華やかなフラワー柄のエア マックス誕生 ナイキのウィメンズ シティ コレクションに、まるで足もとに花が咲いたように鮮やかな「ナイキ エア マックス 1 ウルトラ」が登場。多くのランナーが集まる世界6都市からインスピレーションをうけてデザインされた全6モデルを取り揃える。Text by KUROMIYA Yuzu2都市がペアとなり、特徴的な3パターンをデザインこのコレクションは、東京、ロンドン、ミラノ、ニュー ヨーク、パリ、上海の各都市からインスピレーション。ふたつの都市をワンペアとし各都市を象徴する花と歴史的な要素を取り入れた3つのパターンをデザイン。アイテムはそれぞれ異なるカラーを装うことにより、まったくちがう個性を放つ6種類のシューズが誕生した。ひとつめは、ニューヨークのバラとパリの百合が融合したパターン。ニューヨーク・バージョンには、現代的な都市の表情と、ブラックを好む人が多い...