メルセデス・ベンツ初の電気自動車「EQC」を日本初公開|Mercedes-Benz
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2019年7月8日

メルセデス・ベンツ初の電気自動車「EQC」を日本初公開|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz EQC|メルセデス・ベンツEQC

メルセデス・ベンツ初の電気自動車「EQC」を日本初公開

メルセデス・ベンツ日本は7月4日、日本における同社初の電気自動車となる「EQC」を、東京都内で初公開した。2020年春に納車を予定する標準モデル「EQC 400 4MATIC(1,080万円)のほか、2019年7月18日午前10時からメルセデス・ベンツオンラインストアで先着順の商談予約(55台限定)ができる発表記念特別仕様車「EQC Edition 1886」(1,200万円)が用意されるという。

Text & Phorographs by HARA Akira

総合出力408psの2モーターで航続距離400kmを実現

発表会にはメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長自らが「EQC」をドライブして登壇。「今、私が運転してきましたEQCは、日本におけるメルセデス・ベンツ初の電気自動車です。ダイムラー社は2016年、パリモーターショーで中・長期戦略“CASE”を発表しました。その中のE=エレクトリックを推進するために立ち上げたのが、電動モビリティブランド「EQ」で、電気自動車だけでなく燃料電池やPHEVなどに加え、電動化に伴う新技術、インフラ、関連サービスなどを包括するものです。

今後はガソリンやクリーンディーゼルなど内燃機関を大切にしつつ、電動化をさらに加速させる流れとなります。具体的には2022年までに電気自動車を10モデル以上発表し、2030年までにEQブランドの販売比率を50パーセント以上にすると宣言しています。今後は日本でもEQブランドを順次導入していく予定です」と、新しいブランドを紹介した。

続いて登壇したダイムラー社EQC開発責任者のミヒャエル・ケルツ氏によって、新型EQCの概要が説明された。
パワートレインについては、EQCは前後アクスルに1つずつのモーターを搭載。2つのモーターの総合最大出力は408ps(300kW)で、最大トルクは765Nm。低中負荷領域では効率を高めるためフロントのモーターのみで走行し、走行状況に応じてリアモーターを稼働。前後トルク配分を可変調整することで四輪駆動の優れたドライビング特性が得られるとともに、モーターをオルタネーターとして使用することで回生ブレーキによる減速効果が最大限になるとした。

前後アクスル間のフロア部に搭載される高電圧のリチウムイオンバッテリーの容量は80kWhで、充電時間は普通充電で13時間、急速充電で80分という。最大後続距離は400kmを実現し、パフォーマンスは0-100km/h加速5.1秒、最高速度180km/hを公称する。
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