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2019年6月5日

中村獅童がアルテオンで繰り広げるUnexpectedな旅|Volkswagen

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

伝統あるフォルクスワーゲンの革新を感じた

歌舞伎界のみならず芸能界においても、無類のクルマ好きとしてつとに知られる中村獅童さん。今回、フォルクスワーゲンの新たなるフラッグシップモデルとして日本に上陸したアルテオンのステアリングを、誰よりも早く握る機会を得たという。そこで、かねてからの友人である弊誌編集大魔王・祐真朋樹を相棒に、Unexpectedをテーマとするグランドツーリングに出かけた。

旅の様子をおさめたNATIONAL GEOGRAPHIC CHANNEL スペシャルプログラムを公開

Photographs by JamandfixText by TAKI Masashi衣装協力 グッチ ジャパン、トム フォード ジャパン

今までのフォルクスワーゲンのイメージとずいぶん違う

まだ夜が明けきらない西新宿の一角に、流麗なフォルムの4ドアクーペが滑るようにあらわれ、路肩に寄せられた。ドアを開け、ドライバーズシートから降り立ったのは、歌舞伎役者の中村獅童、その人。クルマ好きでも知られる彼が、ステアリングを握っていたのはフォルクスワーゲンの新たなフラッグシップモデルであるアルテオンだ。

そこに「獅童くん、おはよう」とあらわれたのは、祐真。しばしクルマの前に立ち、後ろに立ち、そのフォルムを見つめる二人。クーペスタイルのプロポーションが目を捉えがちだがこのアルテオン、欧州において2017ゴールデンステアリングホイール賞を受賞した実力派でもある。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

その日、獅童さんはかねてより友人である祐真を誘って、アルテオンでショートトリップを楽しむ予定だった。それでは朝の渋滞が始まる前に都心を出ますか、と二人はキャビンに。夜明けとともに、旅が始まった。

祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真) え? これフォルクスワーゲンなの? なんか今までのフォルクスワーゲンのイメージとずいぶん違うなあ。スポーティでスタイリッシュだし。

中村獅童さん(以下、獅童) ちなみにこのアルテオン、日本で乗るのは僕らが初めてらしいですよ。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

二人を乗せたアルテオンは関越自動車道へ。その流麗なフォルムは、クルマが多めの朝の関越道でも一際目をひいていた。「普通のセダンじゃ物足りない。ステーションワゴン並みの荷室が欲しい」というニーズにも応えるこの車は、ドイツ勢が得意とする4ドアクーペのラインながら、そのフォルムに旅への予感も秘めている。

さらにアルテオンは、フォルクスワーゲンの各モデルに搭載されているさまざまな最新テクノロジーを集約した、フォルクスワーゲンを象徴するモデルでもあるのだ。

関越道を軽快に走り抜けていくアルテオン。ステアリングを握る獅童さんはどことなく楽しげにファーストインプレッションを語る。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

獅童 高速でも乗り心地がいいですね。運転していてラクです。コレかなりいいなあ……。

祐真 けっこう静かだしね。

獅童 最近のクルマは、自動で前のクルマの速度に合わせて走ってくれる機能が付いてたりするんですけど、このクルマはそれに加え自動でレーンのまん中をキープしてくれます。今、こうしていてもレーンのセンターからズレそうになると、微調整しています。ハンドルにククッと手応えがある。

これらはゴルフなどにも搭載されている、ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)、Lane Assist(レーン アシスト)、Traffic Assist(トラフィック アシスト)といった、フォルクスワーゲンが誇る先進の予防安全技術だ。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

アルテオンはスタイリッシュなだけでなく、そのパッケージングも秀逸。2,835㎜のロングホイールベースにより室内空間は広大で、ラゲッジルームなど、ステーションワゴンと比べても遜色ない積載能力を誇っている。

「ところで、今日は何処に向かっているの? さっきバッグを積むときにチラッとラゲッジルームを見たら、なんか色々積んであったね」と祐真が尋ねると、待ってましたとばかりに獅童さんが答える。

「今日のテーマはUnexpected(予想外、意外)な旅、なんです。とりあえず今向かっているのは山方面。着いたら分かりますから、楽しみにしていてくださいよ」

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

伝統あるフォルクスワーゲンの革新を感じた (2)

最初に訪れたのは、志賀高原の一角にあるサバイバルゲームフィールド

藤岡ジャンクションで関越道から上信越自動車道に入り、信州中野ICで降りたアルテオンは、ワインディングロードに。やがて到着したのは、志賀高原の一角、竜王マウントパークにあるサバイバルゲームフィールドだった。

そこは“本当の敵は自然かもしれない”がコンセプト。山の斜面を活かした森林型のフィールドだ。迷彩服に着替え、ゴーグルを装着しガンを手に、早速フィールドに分け入る二人。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

「おお、中学生の時以来かも」と、バイオBB弾の連射を軽快なフットワークでかわす獅童さん。フィールドにかなり高低差があるので、やがて笑顔は消え息づかいも荒く、ゲームは頭脳戦に様相を変える。前日までの雨でぬかるんだなか駆け回れば、いつしかその場に居合わせた他のメンバーも交えての、ビッグゲームに。勝負はさておき、最後は笑顔でハイタッチするほどに盛り上がった。その笑顔は中学生ぶりに童心にかえった証である。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

サバイバルゲームフィールドを後に、二人を乗せたアルテオンは再び上信越自動車道へ。今度は長野ICで降り、西に。やがて道はタイトなワインディングロードに。山間に端正込め重ねた棚田が美しい。

「アルテオンは4WDのせいか、山道でも動きが安定していて運転がラクだなあ」と獅童さん。「高速でも山道でも、ウエットでも、タイヤが路面を捉えているのがハッキリ伝わってくるんですよ。ターボとはいえ2リッターエンジンとは思えないほどグイグイ加速しますし」。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

伝統あるフォルクスワーゲンの革新を感じた (3)

アルプスを見渡す古民家の庭で、フレンチシェフによるBBQを堪能

ところでランチはどうするの、と祐真が空腹を訴えると、それじゃ、ちょっとだけ急ぎましょうか、と笑みを浮かべる獅童さん。やがてアルテオンは、山際の古民家に到着した。そこには棚田を眼下に、正面には北アルプスを見渡す素晴らしい眺望が広がっている。そこは築130年の古民家を、当時の趣を可能な限り残しながらリノベーションした、一日一組のみを受け入れている「花紅葉」という名の里山の宿だった。いかにも眺めの良い庭ではタープの下、コックスーツに身を包んだシェフがグリルや鍋を前に腕を振るっている様子。空腹に沁み入る香りが漂っている。

獅童 どうぞ。ここでフレンチBBQって最高でしょ。

祐真 いいねえ、獅童くん。とってもいい。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

その日、「花紅葉」に食材とともに駆けつけた藤木徳彦シェフは、蓼科のオーベルジュ「エスポワール」のオーナーをつとめるフレンチのシェフ。そして日本ジビエ振興協会理事長でもある。それゆえ、メニューは地元信州産食材にこだわって組み立てられていた。

その日のメニューは、「信州産野菜スティックとパセリのソース」に始まり、「信州産サフォーク(子羊)グリル じゃがいものピュレ沿え 赤ワインとぼたんこしょうのソース」、「天然キノコと開田高原チーズのリゾット」と続き、デザートは「リンゴと洋なし、くるみのポワレ レモンと木苺の香り アイスクリーム沿え」。子羊のグリルはもちろん、リゾットもチャコール芳しきグリルで調理されたもの。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

なかでも特筆すべきは、木曽の開田高原で生産されたゴーダチーズの風味の豊かさで、これは子羊のグリルのソースにも、リゾットにもたっぷり入れられ、フレンチBBQの醍醐味を演出。その素晴らしい旨味と風味をほめられた藤木シェフは、「おいしいですよね。このチーズも(長野)県内産で、農林水産大臣賞を何度も受賞している生産者によるものです」と嬉しそう。

そんな信州ならではの恵みを、本格的なフランス料理の調理法を取り入れたフレンチBBQで、古民家の庭で北アルプスを眺めながら、シェフと対面でいただけるのだからぜいたくだ。まさにUnexpectedなランチといえよう。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

その日はそのまま、「花紅葉」に一泊。浴室は風呂桶は高野槇、壁板は檜だから、木の香漂うひと風呂が楽しめた。早朝からの旅の疲れを湯で流し浴衣に着替え、二十畳ほどの囲炉裏の間でくつろぐ二人。すると遠くでなにやら雷鳴らしき響きが。はて、雨でも来るのかと窓の外に目をやれば、麓の集落のほうから大輪の花火が。祭りだね、としばし縁側に出て花火に見とれた。

いつのまにか囲炉裏端には、土地の食材を生かした素朴な膳が並び始めた。風情ある古民家の夜は遠い花火とは裏腹、静かに更けていく。いつしか話題はアルテオンに。正直、フォルクスワーゲンのイメージが変わった、との祐真のつぶやきに、獅童さんも頷いた。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

祐真 デジタルメーターとか、ジェスチャーコントロールとか、近未来風のワクワクもあったしね。

獅童 こんな風に旅するのにも、すごく合うクルマだった。やっぱりクルマで遠出するのはいいものだなあ。

祐真 今日は助手席しか乗ってませんが同感です。

深い眠りをワランティするかのような静寂と闇に包まれ、山を背負った古民家の夜はしんしんと更けていく。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

伝統あるフォルクスワーゲンの革新を感じた (4)

フォルクスワーゲンがアルテオンを出したことを評価したい

翌朝も早くに、二人の姿は古民家のパーキングスペースにあった。

獅童 ほら、アルテオンのラゲッジルームって、広いんですよ。いま開けてみて、今さらながら驚いた。しかもつま先をボディの下に差し出すと、ハッチが開きますから。

祐真 確かに広いね。足で開いちゃうんだ。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

二人を乗せたアルテオンは、長野県大町市にある北アルプス東麓の仁科三湖のひとつ、木崎湖へ。ここにのみ生息する幻の木崎マスでも知られる湖は、湖岸にキャンプ場が整備されている。Unexpectedな旅のしめくくりに、湖畔でしばしくつろぐことに。コーヒーを楽しもうと椅子やコンロも用意した。

人影まばらな秋の湖畔は湖面を渡る風が心地よく、時折行き交うバス釣りボートの引き波が、ゆっくりと水際までやって来る。動くものといえばそれくらいで、ずいぶんゆっくりと時が過ぎる。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

獅童 こうして都会からしばし離れるのもいいものだねえ。

祐真 なんか獅童くんは、ドライバーズシートで活き活きしていたなあ。ところで、休日とかどういうふうに過ごすことが多いの?

獅童 普段仕事が、芝居にしても稽古にしても、ほぼ屋内なんで、休みはとにかく外に出たくなりますね。休日は断然、アウトドア派です。

アルテオンをドライブした獅童さんは伝統と革新について考えさせられたという。フォルクスワーゲンという伝統あるメーカーが、今までのフォルクスワーゲンとは違う、アルテオンという新しいスタイルのクルマを出してきたことを評価したいですね、と。「歌舞伎も伝統と革新の世界だから、なおさらそこらへんは気になるし、評価したいし」と言葉は続いた。

先にも話した通り、このアルテオンというクルマは、スタイリングこそ今までのフォルクスワーゲンには見られない新しさがあるものの、安全技術、デジタルメーターなどの先進のインターフェース、そして質実剛健な作りなど、確かにフォルクスワーゲンの一員であることを感じさせる。まさにフォルクスワーゲンのいいとこどりなクルマなのだ。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

祐真 こうして都会からしばし離れるのもいいものだねえ。

獅童 今度また時間を見つけて、どこか行きましょうよ。

祐真 いいねえ。今度は西に向かうのはどう?

獅童 あ、ちょっと長い旅になりそうですね……。望むところです。

二人を見守るかのように傍らには、アトランティックブルーメタリックのフォルクスワーゲン アルテオンが。湖畔の自然豊かなフィールドに、その流麗なスタイリングは、意外にもしっくりとマッチ、いやそれどころかひときわ映えていた。それは文字通り、Unexpectedなドライブのエンディングにふさわしい、Unexpectedな景色だった。


このショートプログラムは、ナショナル ジオグラフィックにて放送されたものです。
NATIONAL GEOGRAPHIC

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Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン
ボディサイズ|全長 4,865 × 全幅 1,875 × 全高 1,435 mm
ホイールベース|2,835 mm
トレッド前/後|1,585 / 1,575 mm
最低地上高|110 mm
車両重量|1,700 kg
エンジン|1,984cc 直列4気筒DOHCターボ
最高出力|206 kW(280 ps)/5,600-6,500 rpm
最大トルク|350 Nm(35.7 kgm)/1,700-5,600 rpm
トランスミッション|7段DSG
駆動方式|4WD
サスペンション前|マクファーソンストラット
サスペンション後|4リンク
ブレーキ|ベンチレーテッドディスク
JC08モード燃費|13.3 km/ℓ
定員|5人
最小回転半径|5.5メートル
価格|549万円(Rライン 4モーション)、599万円(Rライン 4モーション アドバンス)

 

中村獅童がフォルクスワーゲンで繰り広げるUnexpectedな旅
1月下旬に続編を公開予定!

問い合わせ先

フォルクスワーゲン カスタマーセンター

0120-993-199(24時間受け付け)

http://arteon.volkswagen.co.jp/

<Information>
竜王マウンテンパーク サバイバルゲームフィールド
  長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬11700
  Tel.0269-33-7131
  http://www.ryuoo.com/survivalgame/

花紅葉
  長野県長野市中条御山里 7422
  Tel.026-267-2928
  http://www.ngn.janis.or.jp/~hanamomiji/

エスポワール
  長野県茅野市北山科中央高原
  Tel.0266-67-4250
  http://www.auberge-espoir.com/

木崎湖
  長野県大町市平木崎
  http://www.kanko-omachi.gr.jp/cherryblossom/kizaki/kizaki.html

           
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