GIULIANO MAZZUOLI

ブランドのオーナーであるジュリアーノ・マッツォーリは、1946年、フィレンツェ郊外のトスカーナ・キアンティ地方に生まれた、ステイショナリーデザイナー。現在も同地で暮らしており、二人の息子とともにアトリエを構えている。

1970年代、父親が創業した印刷会社を引き継いだジュリアーノ・マッツォーリは、会社を文具メーカーへと発展させる。自立するボールペン「Moka」を発表し大ヒットを記録。そのモチーフとなったのは、イタリアを代表するデザインのひとつ、アルフォンソ・ビアレッティのエスプレッソメーカーであった。

前述のMokaをはじめとする彼のデザインは、身近なプロダクトから着想を得ているのが最大の特徴。2005年にはイタリア語で“油圧計”を意味する「マノメトロ」を引っさげ、華々しく時計界にもデビューした。ちなみにマノメトロ製作プロジェクトの過程で、彼は自分の先祖がトスカーナ・キアンティ地方の時計塔の技師であったことを知ったという。

マノメトロはその名のとおり、油圧計を見て浮かんだアイデアをもとにデザインされており、「まず見るべき時計」と賞賛される。シンプルかつ機能的で、なおかつメイド・イン・イタリーの個性に富んだマノメトロは、以後もバリエーションを増やしながら、世界的なファンを獲得。2007年には待望の2つの新作を発表し、あいからずの高度なデザインワークを見せつけてくれた。

【創業年】2004年 【創業地】イタリア・フィレンツェ 【主なシリーズ名】マノメトロ 【問い合わせ先】ノーブルスタイリング Tel. 03-5775-1866

公式サイト:http://www.giulianomazzuoli.com/ 国内サイト:http://www.nobles...

GIULIANO MAZZUOLI|ダビデ像とおなじ産地の大理石使用した新作ウォッチ

GIULIANO MAZZUOLI|ダビデ像とおなじ産地の大理石使用した新作ウォッチ

GIULIANO MAZZUOLI|ジュリアーノ・マッツォーリダビデ像と同じ産地の大理石で作られたタイムピース新作腕時計「カッラーラ」の特徴は大理石ケース身近なプロダクトから着想を得てデザインをおこなうのが特徴のジュリアーノ・マッツォーリ。今回の新作は、ミケランジェロがダビデ像を作る際に選んだ大理石の産地「カッラーラ」で採取された大理石を用いてデザインされた。Text by MATSUOKA Wutami(OPENERS)カラーバリエーションはブルー、ホワイト、セラミック・ガンメタルの3種新作モデル「カッラーラ」はダビデ像やパンテオン神殿とおなじ産地の大理石でケースが作られたタイムピース。大理石の産地カッラーラはフィレンツェからちょうど100キロのところに位置する。新作モデル「カッラーラ」は、そこで採掘されたホワイトとダークグレーの石目が特徴的な大理石をケースに用いている。通常ジュリアーノ・マッツォーリの時計はリューズが2時の位置にあるが、新作はクラシックかつトラディショナルな印象...
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