ブランドを象徴する「ロレアート」に、セラミック素材を採用した新作|GIRARD-PERREGAUX
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2018年1月2日

ブランドを象徴する「ロレアート」に、セラミック素材を採用した新作|GIRARD-PERREGAUX

GIRARD-PERREGAUX|ジラール・ペルゴ

ハイテク素材としてセラミックを用いた
工業化時代のクラフトアイテム

ジラール・ペルゴのアイコニックなモデル「ロレアート」に、セラミック素材を採用したスケルトンモデルが誕生した。

Text by KOIZUMI Yoko

セラミック素材との融合

1970年代に、建築思想を取り入れ、デザインされた「ロレアート」。同時代に花開いたスポーツエレガンス人気の一翼を担ったシリーズである。

一体感のある独創的なケースデザイン、磨き上げた8角形のベゼルなど、その特徴的なディテールはそのままに、2017年のSIHHにてコレクション復活を果たしたことは記憶に新しい。

その「ロレアート」に、2017年7月に誕生したのが「ロレアート スケルトン」だ。透かし細工が施されたムーブメントは、その美しさゆえにコレクションの最高峰に君臨する。そして「ロレアート スケルトン」に、存在感が際立つ新作「ロレアート スケルトン セラミック」がラインナップした。

セラミックは軽量でありながら堅牢であり、肌にも優しいという素材特性を持つ。ただ堅牢さゆえに成形が困難なのだが、このモデルでは求める形状と質感を確保するため、ベゼルとブレスレットを素材の塊から削り出している。

表面にポシッリュとサテンの2種類の磨き加工が施されており、これがセラミックとは思えない風合いを創出しているのだ。

搭載する自動巻きムーブメントは、自社製造キャリバーGP01800-0006。スケルトンムーブメントは、同社の時計師によってデザインされ、パーツには高い技術力を持つ職人により、透かし彫りが手作業にて施されている。パーツ類はボディカラーに合わせてブラックPVD加工が施されており、オールブラックの世界観を完成させている。

注目すべきは、12時位置のテンプと、5時位置の香箱に収められたゼンマイである。機械式時計の心臓部の鼓動をあますところなく堪能できる。一方、ローターは18KPGの塊から掘り出されており、ケースとの美しいコントラストを生み出している。

時分針の先端には蓄光塗料が塗布されており、視認性も高い。また10時位置にスモールセコンドを装備し、10気圧防水、54時間パワーリザーブ機能と実用性を備えている点もジラール・ペルゴらしいアプローチだ。

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ロレアート スケルトン セラミック

ムーブメント|自動巻き(GP01800-0006)
ケース、ブレスレット素材|セラミック
ケース径、厚|42.00mm、10.93mm
防水|10気圧
価格|409万円(税別)

問い合わせ先

ソーウインド ジャパン

Tel.03-5211-1791

https://www.girard-perregaux.com/ja

           
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