アウディ、「R8スパイダー」をワールドプレミア|Audi
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2016年3月25日

アウディ、「R8スパイダー」をワールドプレミア|Audi

Audi R8 Spyder|アウディ R8 スパイダー

アウディ、「R8スパイダー」をワールドプレアミア

3月23日に開幕したニューヨークオートショーにおいて、アウディは新型「R8」をベースにしたオープンモデル「R8スパイダー」をワールドプレミアした。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

オープントップは20秒で開閉可能、最高速度は318km/h

日本への上陸を間近にひかえた新型アウディ「R8」に、オープンモデル「R8 スパイダー」が追加された。

ミドマウントされるエンジンは、クーペとおなじく、5.2リッターV型10気筒自然吸気ユニット。最高出力397kW(540ps)、最大トルク540Nmを発生し、0-100km/h加速は3.6秒、最高速度318km/hという性能を誇る。

トランスミッションはデュアルクラッチの7段Sトロニック。アウディ十八番の4輪駆動システムであるクワトロは、前後トルクを0-100パーセントのあいだでフレキシブルに配分する。

Audi R8 Spyder|アウディ R8 スパイダー

Audi R8 Spyder|アウディ R8 スパイダー

パッセンジャーシートを前寄りに移動させ、リアを長くすることでクラシカルかつ伸びやかなサイドシルエットとしたボディは、先代と比べて14mm短く、36mm広い、全長4,426×全幅1,920×全高1,244mmとなる。いっぽう、ホイールベースは先代と同様の2,650mmだ。ボディにはアルミやカーボンを多用したアウディ スペースフレームを採用することで、重量は1,612kgに抑えられた。

スパイダーの最大の特徴といえるオープン機構は、20秒で開閉ができ、走行中でも50km/h以下の速度であれば操作が可能だ。

軽量なボディに、気筒休止機能のシリンダーオンデマンド(COD)やコースティングモードなど最新の省燃費技術を加え、NEDC複合燃費は先代よりも10パーセント向上した11.7ℓ/km(およそ8.5km/ℓ)、CO2排出量は277g/kmを達成している。

Audi R8 Spyder|アウディ R8 スパイダー

アウディ、「R8スパイダー」をワールドプレミア (2)

ドライバー中心にデザインされた「R8パフォーマンス レザー ステアリング」

インストルメントパネルには、12.3インチディスプレイの「アウディ バーチャル コックピット」を採用。また、スマートフォンとの連携表示がバーチャル コックピット内に表示されるのは、このR8スパイダーから導入された新しい機能となる。この新機能はR8クーペにも順次導入が予定されている。

ドライバー中心に作られたR8では、コンフォート、オート、ダイナミック、インディビデュアルの4つの車両設定が可能な「アウディ ドライブセレクト」をはじめ、エンジンのスタート/ストップボタンなどがすべてステアリング上に設置される。さらにオプションの「R8パフォーマンス レザー ステアリング」を選択すると、ドライ、ウェット、スノーの設定が可能なボタンと、エグゾーストサウンドの設定を変更できる機能も追加される。

Audi R8 Spyder|アウディ R8 スパイダー

Audi R8 Spyder|アウディ R8 スパイダー

オーディオには、13スピーカーのBang & Olufsenサウンドシステムを搭載。ヘッドレストには、2つのラウドスピーカーがアウディ車として初めて内蔵された。

R8スパイダーは、ドイツはネッカーズウルム工場近くにある、クワトロ社が特別なモデルを製造する工場で、ほぼ手作業で生産される。

           
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