「秋冬のミニマリズムを進化させて、“軽さ”をくわえるのが今シーズンの気分」と言うのは伊勢丹 インターナショナルデザイナーズ バイヤーの須藤有紀子さん。なかでももっとも気になっているという「コンフォータブルシック」と「ロックスピリット」をスタイリングテーマに、今回コーディネイトを紹介してくれた。
Text by OPENERS
Photo by JAMANDFIX
さまざまなかたちで、軽快さと快活さを表現!
「2011年春夏全体としては、秋冬のトレンドであったミニマリズムに影響を受けたコレクションが多いシーズン。そのなかでも今回全体的に、ミニマルなものに“軽さ”をくわえたものが数多く揃っています。その“軽さ”が素材感、透け感、ボリューム感、カジュアル感……と、さまざまなかたちで表現されているのが特徴的」と、トレンドを総括する、伊勢丹 インターナショナルデザイナーズ バイヤーの須藤有紀子さん。
「ベースとしては70年代ふうなものが多かったものの、以前のようにはっきり区切れないようなさまざまな年代をミックスさせてモダンに仕上げているアイテムが多かったように思います」
トレンドを分析したうえで、今季コーディネイトに取り入れるなら、とお薦めしてくれたのが“コンフォータブルシック”と“ロックスピリット”のふたつだ。
“コンフォータブル シック”──軽快、快活、それでいてきちんとしたスタイリング
「まずひとつめは“コンフォータブルシック”。ドリス ヴァン ノッテンやステラ マッカートニーなどに見られた、軽快、快活、それでいてきちんとしたスタイリングです。ゆるかったり、ストレッチが効いていたり、軽い色を用いていたり……デニムやダンガリー、シャンブレーなどの素材を取り入れてみるのもいいと思います。アイテムとしては、きちんと感を出してくれるジャケットがマストハブ。でも堅苦しくならないように、袖をさりげなくロールアップするなど、軽やかに仕上げるのがポイント。トラッドベースの小物を合わせるのもいいですね」
“ロックスピリット”──少しだけ、エッジィさをくわえたスタイリング
「コレクションだと、バルマンやクリストファーケイン、ジバンシィ バイ リカルド ティッシなどに見られたテイスト。少しだけエッジィさをくわえながらも、ハードになりすぎないようにボリューム感やカラーリングなどでバランスをとる、そんなスタイルに仕上げるのがいいと思います。スタッズ付きのクラッチバッグなど、パンチの効いたアイテムを取り入れるのもお薦め。必ず取り入れたいのはヒールサンダル。どんなスタイルでも女度を増して見せてくれます」