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『アンチエイジング-ライフスタイル』トークショウより
オウプナーズで開催をお知らせした「第1回 世界アンチエイジング医学 日本会議(The Dawn of Anti-Aging Medicine)」は無事終了いたしました。ご来場いただきました皆様にはありがとうございました。 私が進行を務めた公開講座『アンチエイジング-ライフスタイル』トークショウには、鈴木正文さん(新潮社 ENGINE編集長)、重松 理さん(ユナイテッドアローズ・会長兼CEO)、藤原美智子さん(ラ・ドンナ主宰)、山野エミールさん(株式会社ヤマノ アンド アソシエイツCEO)の4名に参加いただきました。 公開講座の抜粋ではありますが、4名のパネラーの発言はとても貴重なものばかりなので、オウプナーズでご紹介いたします。最終回は鈴木正文さんです。 写真=Jamandfix
歳をとるとお金がかかるようになります
家で原稿を書きながら、ラジオを流しているのですが、「60歳を過ぎるとスリ足になる」という話を聞いたんですね。それで、筋トレの必要性を感じて、ジムに通いだしました。 ジムでまずいわれたのは“糖分と油分を3週間摂らないこと”。人間の代謝量は筋肉量と比例していて、加齢がすすむと筋肉も少なくなります。それをトレーニングで代謝を上げていくときに糖質と脂を摂ると、からだが大きくなる。僕は細くしたいので、3週間そのいいつけを守りました。 これは持論なんですが、魚の脂は日々の人間の活動のなかで蓄積されません。それは魚の体温が人間より低いからです。逆に動物の体温は人間より高いので、燃焼されず蓄積されてしまうんですね。ジムでは鶏のムネ肉のみ食べることを許されました。 それから不思議なもので、大好きだったとんかつ、天ぷら、餃子、ラーメンを食べなくなりました。ゴハンもあまり食べなくなりましたね。 おかげさまでトレーニングをはじめる前は体内脂肪が20%超だったのが、いまは9%から10%に維持できています。 トレーニングはほかにK1エクササイズをやっていて、肌の手入れにはドゥラメールというモイスチャライジング・クリームを使っています。 歳をとるとお金がかかるようになっていますね(笑)。
日々、加齢との戦いです
昔は“不健康”がカッコよかった。それは、健康が容易に手に入る社会に対する「ロック」的精神と行為だったわけですが、そんな不健康な社会に対して、マドンナは先駆的に、「ロック」としてのヨガや日本食で健康を追究しはじめた。 いまや、健康が「ロック」なんです。 山野エミールさんが「アンチエイジングは、これから加齢にともなうダウンヒルに加速がつかないようにすること」とおっしゃいましたが、その下向きな考え方は間違っていると思います。60を過ぎて落ち着こうなどとお考えにならないように(笑)。私たちはとくに前向きなことが大事で、その人が輝くためには、“自分には向いていない”とか“無理です”というものをやってみることが重要。そうして好みを変えていくのです。 それはアンチエイジングなら、“身体を美しくすることが反骨的精神”ということ。それ以外では証明のしようがない。いま、時代は確実にフィジカルで、ワインを詳しく話せるのがカッコイイという時代は過ぎています。 アンチエイジングとは、「僕は何とかは似合わない」とか「それは僕らしくない」とかいわないで、何でもやってみることでしょう。そして、人は常にかわり続けていくことが、生きるということではないでしょうか。 Profile 鈴木正文 新潮社ENGINE編集長 1949年東京生まれ。英字紙記者を経て、二玄社に入社。自動車雑誌『NAVI』の創刊に参画し、89年に編集長就任。数値だけでなく社会的、文化的な尺度で自動車を批評する自動車文化雑誌をスローガンに編集を行う。99年に独立し翌年から男性ライフスタイル月刊誌『ENGINE』(新潮社)を創刊。著書には『マルクス』、『走れ!ヨコグルマ』など。
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