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![]() ![]() 『アロマティーク』代表 中村あづさ×モデル有規衣 対談(1) 「癒し」ってなんだろう?
雑誌のビューティページや化粧品ブランドのCMなどで活躍しているモデルの有規衣(ゆきえ)さんの「自分のセカンドキャリアとしてアロマセラピストに興味があります」という話から、アロマセラピーの専門家であり、妊産婦アロマセラピーケアの第一人者でもある中村あづささん(『アロマティーク』代表取締役)との対談が実現した。 インターネットで「アロマセラピスト」と検索すると膨大な件数がヒットするいま、なにが本当にキャリアにつながるのか、プロに貴重なアドバイスをうかがった。 まとめ=梶井 誠(本誌)
Photo by Jamandfix
「癒しってどういうことだと思いますか?」
中村 有規衣さんはどうしてアロマセラピストに興味をもたれたのですか? 有規衣 人にはそれぞれ癒されるものがあると思うのですが、私にとってそれは“匂い”で、香水や花など、匂いをかぐことでなにかを思い出したり、想像することが多くて、香りを追求したいなと思うようになったからです。 中村 有規衣さんは「癒しってなんですか?」と聞かれたらどう答えますか? 有規衣 そうですね……、難しい質問ですね。
中村 ストレスとはどこから発生するのか? 身体のどこで感じているのか? どういった原因が考えられるのか? ストレスを感じると、心と身体のそれぞれになにが起こるのか? もちろん身体の仕組みとして解剖学的なことも学ぶ必要がありますし、ストレスということに付随するすべての大枠を理解していくことが大切です。つまり、いま自分がもっている常識や判断だけで仕事をするわけにはいかない職業です。
趣味とプロの境界線とは?
有規衣 たしかに人の心や身体の痛みを知ることが絶対に必要ですね。 中村 アロマセラピーの勉強には2種類あります。まず、自分のために学ぶこと。もう一つは、セラピストとしてなにかをしたくて学ぶこと。つまり、趣味の範囲でとどめるのか、自分のキャリアとして使うのかで勉強の方向性と内容がまったく変わってくると思います。 有規衣 はい。 中村 じつは、趣味にしたいのか、仕事にしたいのかをわからないで学んでいる人がとても多んじゃないでしょうか。有規衣さんはプロのモデルですが、「モデルになりたい」という女性はとてもたくさんいると思います。それで、レッスンをすればすぐにモデルになれそうな気がしている人もいると思うのですが、プロになるには、経る過程も経験も想像以上に厳しく、趣味とは違った部分があると思うんです。
中村 そうですね。有規衣さんのお仕事でも、自己満足の範囲で「自称モデル」と思っている人もたくさんいると思うのですが(笑)、そういう本人の気持ちとまわりや社会からの評価が実際とは違うこともありますよね。アロマセラピストも同じです。“趣味の域を超えない状態で、なんとなく仕事をしているようなかんじ”のアロマセラピストって意外と多いように感じています。趣味で人の心と身体に向き合うことがどこまで可能かは、私もわかりませんし、少なくとも私には無理だと感じています。 ![]() アロマセラピーのプロは育っているか?
有規衣 中村さんの「アロマティーク」ではスクールも運営されているんですね。
有規衣 それはどうしてですか? 中村 日本のアロマセラピー業界も、ここ20年でいろいろと変動があったと思います。10年まえに比べても明らかに第2クールに入ったというか、新しい世代が出てきていて、例えばたくさんの人が英国などで学んで日本に帰国し、活躍されています。さっきお話したように“趣味の域を超えない状態で、なんとなく仕事をしているようなかんじ”で仕事ができる時代は終わりつつあります。
中村 2000年を過ぎて、アロマセラピー業界とIT業界がグッと伸びた印象がありますが、そのなかにいる私たちとしては一年一年の変化を肌で感じています。リストラなどの社会的ストレスが増大する時代、みんなが頑張らなければいけない時代に、こういったリラクゼーション業界や、ネットでさまざまなことを身近に楽しめる業界が伸びるのは、端的に社会状況を表しているのかもしれません。 OPENERS「BEAUTY&HEALTH」は毎週木曜日更新!
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