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2009.09.03

Vol.3 予防医学と免疫


“人を癒すのは人である”という信念のもと、「アロマティーク」代表、アロマセラピストとして活躍される中村あづささん。この連載では、アロマセラピー、つまり「芳香療法」を通して、心身のバランスを整えるための香りについて、お話しいただきます。

文・写真=中村あづさ
編集=小林由佳


自分らしい予防方法と免疫の維持を考える

最近は、インフルエンザの蔓延もあり、「予防する」という意識が多くの人に定着してきたように感じます。しかし、その一方で、“症状が出てから病院へ行く”“薬を飲んでどうにか対処する”という意識のひともまだまだいます。しかし、残念ながら、私たちアロマセラピストが提供する「療法」は症状が出てしまってから対応できるものは少なく、あくまでその前の「予防」、もしくは治癒後の「予防」という観点で、その力を発揮します。

私たちの元気な体を維持する大切な支え「免疫」は、身体に入ってくるさまざまな菌と戦ったり、警告として身体にサインを送ってきます。そしてその根本を作り上げるのは一体なにか? ということになると、皆さんも言葉ではしっかり認識しているはずの、食事、運動、睡眠などです。免疫が低下すると、さまざまな症状が出てくることは聞いたことがあると思いますが、実際に私たちが感じる不定愁訴(具合の悪さ、体調の不具合)の多くは、免疫が関わっていると言っても過言ではありません。花粉などによるアレルギー症状も、風邪も、最初の原因は「疲れ」や体調不良だった記憶はありませんか?

私たちは、自分がたどってきたそういった経緯を忘れ、すぐに体調を改善したいと願いますが、それは時にとても難しい課題です。経てきた年月を振り返るように、ある程度の時間をかけて改善することが、身体に負担をかけずに続けられる最良の方法でもあるのですが、それがなかなかできないのも、私たち人間なのですよね。私自身も、現場ではクライアントの皆さんに、「焦ってしまうと、アロマセラピーのような療法はなかなか成果が見えません」ということをお伝えすることがあります。今の花粉の症状をすぐに改善したいと望まれる方には、今からスタートして、来年の同じ時期まで様子をみるつもりで、日々少しずつ継続して活用してくださいと御願いしています。

これは身体に感じる症状だけではなく、心に感じる様々な問題も同じです。免疫のバランスが崩れると、身体だけではなく、心にも変化が生じます。これもまた、日々積み重なる結果であり、特に頭痛やお腹の不具合、極度の肩こりを感じる方も多いと感じます。これはあくまでも身体に見える症状ではありますが、根本が「心」であることがわかります。悩んで悩んで……どうしてお腹が痛くなったり、胃に穴があくのでしょうか? 緊張すると、どうしてお腹が痛くなったり、眠れなくなったり、頭が痛くなるのでしょう。どんなに調べても身体的に問題なくても、私たちは現実として感じています。身体と心の関係は未知的でもありますが、本人がいちばんその関わりを知っているはずです。

すぐに変わることが必要なのか? でも今までの自分をすぐに消すことはできないということをしっかりと意識した上で、自分らしい「予防方法」そして免疫を維持する方法を探し出すことが、自分らしく健康であることの近道かもしれません。


「ラベンダー ヌーボー」を堪能する 野生種の手摘みラベンダーの精油

今回は、この時期に収穫されるLavenderラベンダーを紹介しましょう。 私たちは、この時期収穫を迎える旬のLavender(ラベンダー)を、Lavender Nouveau(ラベンダー・ヌーボー)として皆さんにお届けしています。

Lavender(ラベンダー)はアロマセラピーの代表格ともいえる有名な精油のひとつですが、その産地は南フランスだけではありません。南半球のタスマニア、また日本でも収穫することが可能です。

私はできるだけ実際の農家に足を運ぶと共に、5年前から北海道の興部町での無農薬栽培に着手し、皆さんに商品としてお届けしています。まずは、何よりも有機栽培および野生種農家の方々が守り続けている「きもち」をみなさんにお伝えしたいと常に願っています。

野生種の「手摘み」というのは、私たちの都合で並べて栽培した植物を収穫するのではなく、 ラベンダーが生息している場所に私たちが足を運び、手で摘むということであり、その収穫が容易ではないこと、そして貴重であること、ご理解いただけると思います。

また、国内以外に分けているフランスのApt(アプト)地方、Sault(ソー)地方、Banon(バノン)地方のLavender(ラベンダー)は、世界中の契約蒸留農家との提携と共同作業によって、伝統的に受け継がれているものを選んでいます。また、生産量ではなく植物が保持するその生育と香り高さを重視した、力強く芳醇な手摘みの野生種精油を中心に、フランス国内以外では初となる貴重な分量を農家の方にお分けいただき、皆さんにお届けしています。国内においては、手摘み収穫、蒸留した北海道興部町アロマティーク契約農家で栽培された興部ラベンダーが5年目を迎え、ようやく皆様にもご提供できる量の精油が蒸留できました。興部町の力強い大地の香りをぜひ皆様と共有できれば幸いです。是非この貴重な香りの違いを、実際にお試しください!

アロマティークのラベンダー ヌーボー フェア(〜9/23)
https://www.shop.aromatiqueltd.com/

ラベンダーの香りをお試しいただける場所
アロマティーク東京ミッドタウン店
http://www.aromatiqueltd.com/salon/midtown.html
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