今関あきよし監督最新作『ライカ/LAIKA』|MOVIE

今関あきよし監督最新作『ライカ/LAIKA』|MOVIE

MOVIE|モスクワでオールロケを敢行した意欲作日本の女の子とロシア人女性が織りなすラブストーリー日本からモスクワにきた語学留学生ライカ(宮島沙絵)とロシア人女性ユーリャ(クセーニア・アリストラートワ)の友情を超えた奇妙な愛情関係を描いた今関あきよし監督の最新作『ライカ/LAIKA』が、日本公開に先駆け、7月11日にセルビアの首都ベオグラードで先行公開された。Text by KIKKA Yokoベオグラードから今関あきよし監督のコメント到着『ライカ/LAIKA』は、『カリーナの林檎~チェルノブイリの森~』(2011年)のベラルーシ、『クレヴァニ、愛のトンネル』(2014年)のウクライナに続き、今関監督が旧ソビエト連邦を舞台にして撮った映画の3作目となる。天真爛漫で自由奔放なライカが、モスクワで女優を目指すロシア人女性のユーリャと恋愛にも似た微妙な友情関係を築くが、ある事件をきっかけに歯車が大きく狂い出し……。本作は濃密な時間を過ごす2人の姿を通して、“誰かを強く思い続けることでしか...
東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞、WOWOW賞をダブル受賞した話題作『草原の実験』|MOVIE

東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞、WOWOW賞をダブル受賞した話題作『草原の実験』|MOVIE

MOVIE|東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞、WOWOW賞をダブル受賞した話題作一切の台詞を排した『草原の実験』大草原のなかで穏やかな日常を送る父と娘、そして娘と青年たちの淡い三角関係を、一切の台詞を排して描いた『草原の実験』。9月26日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiメガホンを取るのは、ロシアの新鋭アレクサンドル・コット監督昨年の東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞、WOWOW賞をダブル受賞し、大きな話題となった『草原の実験』がついに劇場公開される。メガホンを取ったのは、『ブレスト 要塞大攻防戦』(2010年)がロシアのアカデミー賞といわれるニカ賞3部門に輝くなど、新鋭として注目を集めるアレクサンドル・コット監督。旧ソ連時代に実際に起きた出来事にインスパイアされ、時代や場所を特定することなく、圧倒的な映像美と台詞がないからこそ活きる登場人物たちの繊細な表情で、衝撃の結末を迎える物語をつくりあげた。またコット...
MaxMara|モスクワ発! マックスマーラ創設60年を記念した大回顧展

MaxMara|モスクワ発! マックスマーラ創設60年を記念した大回顧展

MaxMara|マックスマーラコートでたどるファッション史マックスマーラ創設60年を記念した大回顧展5年前に日本でも開催され話題だった、マックスマーラの「Coats! MaxMara,60 Years of Italian Fashion」展の最終開催地はロシア・モスクワ。マックスマーラ創設60年を記念して、あらたなアート作品や特別限定のアイテムなど盛りだくさんだ。文=高山裕美子開催地ロシアにちなんだ、新作やアイテムから目が離せない!マックスマーラグループの歴史をたどる「Coats! MaxMara,60 Years of Italian Fashion」展。マックスマーラの代名詞である、コートの形やシルエットの変遷を中心に、イタリアファッションの歴史をたどったこの回顧展は、2006年11月のベルリン「カルトルフォーラム」、2007年東京「六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリー」、2008年中国「国立美術館」での開催に引きつづき、マックスマーラ創設60周年を記念したスペシャルな新作...
MOVIE|ストルガツキー兄弟のSF小説を15年の歳月をかけ映画化

MOVIE|ストルガツキー兄弟のSF小説を15年の歳月をかけ映画化

MOVIE|ストルガツキー兄弟のSF小説を15年の歳月をかけ映画化巨匠アレクセイ・ゲルマン監督の壮大な遺作『神々のたそがれ』2013年に死去したロシアの巨匠アレクセイ・ゲルマン監督の遺作となる壮大なSF作品『神々のたそがれ』。3月21日(土)から、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi構想期間35年、製作期間15年、足掛け半世紀をかけて完成これまでソビエト連邦成立以降を時代背景とし、実際の歴史的出来事を題材にしてきた作品を多く手掛けてきたアレクセイ・ゲルマン監督。ソビエト政府の検閲により上映禁止処分を受けるなど、時代の波にもまれてきた監督の遺作となったのは、初の空想科学小説の映画化だった。原作となるロシアの小説家ストルガツキー兄弟が1964年に発表したSF大作『神様はつらい』は、アレクセイ・ゲルマンが映画化し監督デビュー作にしようともくろんでいたという。しかし、ときは冷戦下。企画を断念せざるを得なくなってしまい、構想期間35年、製作期間...
MOVIE│アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『エレナの惑い』『ヴェラの祈り』

MOVIE│アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『エレナの惑い』『ヴェラの祈り』

MOVIE|ベネチア映画祭金獅子賞監督による2作を同時公開アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『エレナの惑い』『ヴェラの祈り』 2003年の長編デビュー作『父、帰る』でベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得したアンドレイ・ズビャギンツェフ監督。受賞後に製作され、いずれもカンヌ国際映画祭で賞に輝いた『エレナの惑い』と『ヴェラの祈り』が12月20日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiロシアを代表するフィルムメイカーの最新作とは?アンドレイ・ズビャギンツェフ監督は、1964年、ロシア・ノヴォシビルスク生まれ。俳優ののち、テレビのコマーシャルやテレビシリーズの演出などを手がけてきた。そして2003年に長編デビュー作『父、帰る』がカンヌ国際映画祭でグランプリとなる金獅子賞を受賞。一躍ロシアを代表するフィルムメイカーとして名乗りをあげた。そんな彼の作品が10年ぶりに日本で公開。2007年に完成させた長編2作目となる『ヴェラの祈り』と、20...
EAT|今度のワールド・ブレックファスト・オールデイはロシアの朝ごはん特集

EAT|今度のワールド・ブレックファスト・オールデイはロシアの朝ごはん特集

EAT|等身大のロシアに出合うスペシャルツアーも開催ワールド・ブレックファスト・オールデイ1月2月はロシアの朝ごはん特集「朝ごはんを通して世界を知る」をコンセプトに掲げ、2ヶ月ごとに世界中のさまざまな国の朝食を紹介しているワールド・ブレックファスト・オールデイ(WBA)。1月と2月は世界で一番大きい国、ロシアの朝ごはんが登場する。 Text by KUROMIYA Yuzuポピュラーな朝食メニューをワンプレートに凝縮日本の約45倍もの大きさを誇るロシア。しかしながら、社会主義国家ソ連時代の影響により全国どこでもロシア語が話され、食生活なども比較的共通している。そんなロシアの定番朝ごはんは「ソバのカーシャ」。日本では麺として馴染み深い食材のソバだが、ロシアでは水と牛乳で煮てお粥のようにして食べるのがポピュラーなんだとか。また、クレープのような「ブリヌイ」も朝ごはんとして食卓に並ぶメニューのひとつ。クレープよりもモチっとしていて、ジャムやサワークリームを包んだり、イクラやサーモン...
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