愛する父の死に向き合う日々を撮影した「蜷川実花 うつくしい日々」|ART

愛する父の死に向き合う日々を撮影した「蜷川実花 うつくしい日々」|ART

ART|これまでの作品とは一線を画す作品を展示「死」に触れた時にしか見えない景色を描き出す写真家・蜷川実花氏の個展「蜷川実花 うつくしい日々」が原美術館で開催される。亡き父の死に向き合う日々を、繊細な心で写しだした。会期は2017年5月10日(水)~19日(金)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)10日間のかけがえのない展示写真家、蜷川実花氏が父・幸雄の死に向き合う日々を撮影した個展「蜷川実花 うつくしい日々」が原美術館で開催される。本当に大切な人や自身の死と向き合う時の感受性でしか見えない景色。常に不安と悲しみを宿しながらも、ふと見上げた空の青さ、芽吹く若葉、風の薫りに、“生”を感じ取る。展示されるのは、蜷川氏がそのような繊細な感覚で撮影した作品たちだ。本展は愛する父の限られた命と向き合う日々を被写体にした作品約60点で構成される。蜷川氏が「逝く人の目で撮った写真」と表現するように、作品ひとつひとつに美しい世界と別れゆく父の視線と、それを受け継ぐ娘の...
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「すみだ水族館」に蜷川実花とのコラボレーション空間が出現|LOUNGE

「すみだ水族館」に蜷川実花とのコラボレーション空間が出現|LOUNGE

LOUNGE|昨年に引き続き2回目となるコラボレーションクラゲ展示水槽18個を蜷川実花氏の作品が彩るすみだ水族館では2016年11月8日(火)~2017年3月14日(火)まで、写真家・映画監督の蜷川実花氏の作品によって彩られたクラゲゾーンが出現する。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)期間限定グッズも登場昨年に引き続き2回目となるすみだ水族館と蜷川実花氏とのクラゲのコラボレーション展示は、蜷川氏の制作した映像作品を投影したり、写真で装飾することで、クラゲを展示した18個の水槽すべてが彼女の作品との幻想的なコラボレーション空間となる。壁と天井が約5,000枚の鏡で囲まれた全長50メートルの「クラゲ万華鏡トンネル」内の8個のクラゲ水槽と壁面に、蜷川氏の映像作品を投影。ふわふわと水中を漂うクラゲと照明、アロマ、そして映像作品によって表情を変えるトンネル内で、クラゲと一緒に鏡の中を漂っているかのような体験ができる。昼と夜では投影する映像がガラリと変わり、また違った雰...
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ART|母と娘のコラボレーション! 「蜷川実花・蜷川宏子 二人展」開催

ART|母と娘のコラボレーション! 「蜷川実花・蜷川宏子 二人展」開催

ART|母と娘のコラボレーション!蜷川実花・蜷川宏子 二人展写真家 蜷川実花さんと、その母であり、パッチワーク・キルト作家の蜷川宏子さんによる展示「蜷川実花・蜷川宏子 二人展」が、2月8日(水)より『ラフォーレミュージアム原宿』にて開催される。Text by FUJITA Mayu(OPENERS)写真とパッチワーク・キルト。あたらしい“蜷川ワールド”を体感百花繚乱、豪華絢爛──その独特な世界観で人気を博す、写真家 蜷川実花さん。日本を代表する写真家として、雑誌や広告写真から映画監督まで、幅広い活躍をつづける。その最たる魅力は、豊かで自由な色彩にあるといえるだろう。そんな彼女のルーツを思わせる展示「蜷川実花・蜷川宏子 二人展」が、『ラフォーレミュージアム原宿』にて開催される。今回展示される作品群は、彼女の母であり、パッチワーク・キルト作家である蜷川宏子さんとのコラボレーションによるもの。ひと針、ひと針に幸せな気持ちを込めるというチャーミングなパッチワーク・キルトには、ビビットな“色...
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TOYO KITCHEN|映画『ヘルタースケルター』のりりこの部屋のセットに登場

TOYO KITCHEN|映画『ヘルタースケルター』のりりこの部屋のセットに登場

TOYO KITCHEN|トーヨーキッチントーヨーキッチン&リビングのシャンデリアやバスタブが美しくきらめく映画『ヘルタースケルター』の部屋セットが公開!ぞくぞくと、あきらかになる映画『ヘルタースケルター』の正体――7月14日(土)に公開される『ヘルタースケルター』の主人公、りりこの部屋のセットが公開された。蜷川実花監督がこだわる絢爛豪華な世界の一部が垣間見える。Text by KAJII Makoto (OPENERS)随所に“本物”にこだわり抜いた、蜷川ワールド全開の世界観!主人公・りりこの部屋は、蜷川監督自身の私物を多く使用して、監督独自の世界観を反映させた官能的な空間で、作中の重要なポイントとなり、「セットの半分が私物、まるで自分の部屋にいるようで落ち着く」と語る蜷川監督。© 2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会© 2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会今回、芸能界で瞬く間にトップスターに駆け上がるりりこにふさわしい官能的な空間に使用されたのは、トーヨーキッチ...
SHIGETA|蜷川実花×Chico SHIGETA対談(前編) そのシワ、かっこいい! って思えるくらいになりましょう(1)

SHIGETA|蜷川実花×Chico SHIGETA対談(前編) そのシワ、かっこいい! って思えるくらいになりましょう(1)

SHIGETA|自分らしく、リアルに生きるという提案蜷川実花×Chico SHIGETA エキサイティング対談 (前編)「そのシワ、かっこいい! って思えるくらいになりましょう」 (1)フランス発のオーガニックブランド「SHIGETA」を主宰するChico SHIGETAさんが、日本の女性に向けて、自然体の自分らしさを見つけるためのメッセージを発信。“きれいのかたちはひとつじゃないよ、だから、そのまんまでいいんだよ” ――それを伝えるため、Chicoさんがとっておきのゲストと繰り広げるスペシャルトーク。その第1回目は、ファッション、音楽、広告、映画など、ひろく活躍する写真家 蜷川実花さんをお迎えした。独特の色彩感覚、キュートにときにエロティックに、さまざまな表情を見せる作風は個性的で、“蜷川実花っぽい”という言葉を生みだすほど、その影響力は絶大。女性を中心に多くのファンを集めていて、Chicoさんもそのひとりだ。さて、念願かなっての対談、Chicoさんはおもむろに「SHIGETA」...
SHIGETA|蜷川実花×Chico SHIGETA対談(後編) すてき探しをするなら、一瞬を切り取る写真がお薦めです

SHIGETA|蜷川実花×Chico SHIGETA対談(後編) すてき探しをするなら、一瞬を切り取る写真がお薦めです

自分らしく、リアルに生きるという提案蜷川実花×Chico SHIGETA エキサイティング対談 (後編)「すてき探しをするなら、一瞬を切り取る写真がお薦めです」 (1)フランス発のオーガニックブランド「SHIGETA」を主宰するChico SHIGETAさんが、日本の女性に向けて、自然体の自分らしさを見つけるためのメッセージを発信する対談企画。作品も生き方もそのままリアルな第1回ゲストの蜷川実花さんをまえに、改めて、“そのまま感”の必要性を宣言したChicoさんだったが、ことはそう簡単ではないよう。そこで蜷川さんが、あるアドバイスをくれた……。文=染谷晴美写真=打越 誠(ラッキースター)そのストッキング熱くない? なんでいつも爪ベージュなの?Chico そもそも表情は、そのひとの歴史があらわれてくるところ。欠点もぜんぶひっくるめてのそのひと自身というものが刻まれるから、すごく味があって、年齢を重ねるほどにどんどんよくなっていくのに、それを、シワだシミだと、あら探しをしていてはもった...
MOVIE|映画『ヘルタースケルター』ポスタービジュアルついに解禁!

MOVIE|映画『ヘルタースケルター』ポスタービジュアルついに解禁!

7月14日公開 映画『ヘルタースケルター』ポスタービジュアル解禁!監督は蜷川実花。りりこを演じる沢尻エリカをはじめ、大森南朋、寺島しのぶ、新井浩文、寺島進、哀川翔、窪塚洋介、桃井かおりなど、日本映画界屈指の個性溢れるキャストが集う話題の映画『ヘルタースケルター』。そのポスタービジュアルがついに解禁!Text by KAJII Makoto (OPENERS)2012年最大の話題作。岡崎京子の伝説的コミックを映画化!沢尻エリカが演じるのは、芸能界のトップスターに上りつめるりりこ。彼女は人びとから羨望の眼差しを浴びながら、じつは誰にも言えない“究極の秘密”をもっている――。ポスタービジュアルは、世界的フォトグラファーとしても知られる蜷川実花自らが撮影。りりこの手に止まる青い蝶はさなぎが蝶になる儚さを表現し、さなぎの期間を経て美しく輝く蝶となり、芸能界を羽ばたいていくりりこの象徴でもある。映画版のオリジナルとして打ち出したビジュアル。この色鮮やかな蝶は、蜷川実花が創り上げる“極彩色エンタ...
INTERVIEW|『ヘルタースケルター』蜷川実花監督インタビュー

INTERVIEW|『ヘルタースケルター』蜷川実花監督インタビュー

INTERVIEW|いよいよ7月14日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!映画『ヘルタースケルター』蜷川実花監督インタビュー(1)映画というより事件!――近年、公開前にこれほど話題を呼んだ邦画はあっただろうか。岡崎京子の名作漫画『ヘルタースケルター』の主人公りりこを演じるのは沢尻エリカ。個性的な共演者を従えて、圧倒的な存在感を見せつける。「映画の冒頭と、記者会見のシーンは気に入っていますね。最初から絵として浮かんでいました」と語る蜷川実花監督に話をきいた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Portrait by MARCO (LUCKYSTAR)Styling by SAITO Kumi (SIGNO)Hair&Make by HAYASAKA Kazuko(FEMME)東京を疾走するスピード感あふれるオープニング――試写を拝見しましたが、とにかく沢尻さんがきれいでした。あれだけ泣いても叫んでも、なりふりかまわず演じても、美しく撮れているの...
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