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![]() ![]() “生涯の伴侶”に──「アクセンチュアル」のヴィキューナストール
ストールなどはトレンドアイテムではないのだから、たしかな品質のものが必要最小限の数だけあればいい。それがビキューナなら不足はない。 Photo by Jamandfix
よいものを少しだけ。そして永く愛用する
思いがけないときに出会うからこそ、それは“掘り出し物”と言われる。 暦のうえではすでに冬は過ぎ去って、実際に春の兆しも感じられるような季節に差し掛かったちょうどこの時、極上の“掘り出し物”が飛び込んできた。 あるインポーターのストックルーム、その片隅で息を潜めて待っていたのは、大判のストール。マテリアルはヴィキューナ。 蛇足ながら説明すると、 ラクダ科ヴィキューナ属。体長約1メートル弱、体重40−50キログラム。 ひとが容易に立ち入ることのできないアンデス山脈の高地に生息し、ワシントン条約により保護されたこの獣の毛は、2年毎に約250グラムだけ梳き取られ、それがさらに選別されると最終的には120グラムにしかならない。 コートを1着作るには35−40頭の成獣が必要だが、年間に産出されるのはわずかに2000キログラム。コートにすれば400着にしかならない。カシミアと比較すれば3000分の1だ。 ちなみに繊維の直径はカシミアの15ミクロンよりさらに細く、平均12ミクロン。 年間輸出量も規制されており、すべての製品にシリアルナンバーがつく。
しっとりとした感触は、まさに”膚に吸いつくよう”。 しかし、どんな形容を重ねたところで、直に触れないことには伝わらないのがもどかしいばかり。 この素材を独占的に扱っているかのように謳っている某イタリアブランドの、その“ネタもと”であるペルーのファクトリーが、自社でひっそりと続けているオリジナルブランドは、もろもろ付加されないので、懐に痛くないのもうれしいところだ。 シーズンごとに“消費”するのではなく、永く付き合っていきたいこのストール。 “一生もの”を手に入れるとは、まさに地球に優しい行いなのだとあらためて気づく。
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