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箱ばかりの『さる山』 「和紙張木箱」展 開催 文=猿山 修(さる山) 一様に柿渋が塗られている箱たち道具商の森口素希さんから、「古い和綴じの書物の収まる木箱を買い出しをした」とお聞きして訪ねてみると、写真のように和紙の貼られた箱が倉庫に積まれていた。ひとつひとつ大きさもつくりもちがい、貼られている紙もまちまちだけれど、一様に柿渋が塗られている。出どころのおなじ、おそらくつくり手はひとりのもの。これらをいくつか選んでならべてみると、素っ気ない個々の箱がそれぞれ何かを物語るような不思議な塊に見えてくる。
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