本にまつわるユニークな活動で知られる江口宏志氏率いるユトレヒトと、イギリス・ロンドンを中心に活動するオリヴァー・ワトソン氏主宰のPAPER BACKによる、日本国内で初となるインディペンデントパブリッシャーによる出版物を中心にした大規模なブックフェア『ZINE'S MATE:TOKYO ART BOOK FAIR 2009(ジンズメイトトーキョーアートブックフェア)』が、7月10日(金)から12日(日)まで、原宿・GYRE3階ギャラリーの「EYE OF GYRE」で開催される。
チューリッヒのNieves、パリのLe Paris du Reel、ニューヨークのTV Books、東京のUtrecht、シドニーのSpring Press……など、アートブックをつくるスモールプレス(小部数発行の本)の台頭や、若手アーティストが、ドローイング、ペインティング、コラージュ、写真などを自費出版する傾向は、21世紀最大の文化的動きとしてひとつの現象を巻き起こしている。
今年、ロンドンで大規模なアートブックフェアがスタートし、ニューヨークでは「New York Art Book Fair」が4年目を迎えて、ヨーロッパ、アメリカ、アジアのスモールプレスを扱う書店は勢力を増している。さらに、ギャラリーやファッションブティックなど、いままで本が届いていなかったところにまでこの流れが及んでいるのも大きな特徴だ。
『ZINE'S MATE:TOKYO ART BOOK FAIR 2009』は、原宿・GYREに併設されたギャラリー「EYE OF GYRE」と、GYREより徒歩5分圏内の今年新しくオープンしたばかりの注目のオルタナティブスペース「Vancat」で開催され、会場デザインはスキーマ建築計画が担当。