大阪の人気インテリアショップ『dieci』とスウェーデンの『Pärson Livén Gallery』による、「åtta - Contemporary Swedish Craft 2.0-」が、CLASKA “Gallery 2” にて3月26日(土)より開催される。脈々とつづく、ものづくりの豊かな伝統をふまえながら、あらたに進化しはじめたスカンジナビアのクラフト。スウェーデンの女性クラフト作家8人が、陶磁器、ガラス、テキスタイルの最新型をレプリゼントする。
Text by OPENERS
女性クラフト作家たちのインスピレーションの源泉
今回の「åtta - Contemporary Swedish Craft 2.0-」で核となるテーマは「エッセンス=本質」。ものを構成している素材や、ものの存在意義である役割を、8人の作家がそれぞれに探求し、作品として表現している。スウェーデンのクラフトが脈々と備えてきた美しさ、詩情、民俗性、そして使いやすさなどさまざまな要素を踏まえながらも、彼女たちはフォルムと色のかつてない組み合わせに挑戦しているかのようだ。
このような作為のインスピレーションの源泉となっているのが、スカンジナビアの春。「一年の半分が冬」といわれる北欧で、春の待ち遠しさは、日本の生活からは想像できないだろう。そのエネルギーが見事なまでに作品へと昇華され、クラフトが新世代=2.0-へと進化する、その瞬間のみずみずしい魅力が作品から溢れ出している。
出展作家のカリーナ・セス・アンダーソンやアンナ・ション・ニールソンは、すでに世界的に知名度のある実力派。ほかの作家たちも、キャリアや作風を超えて共通する先鋭性と柔軟性があり、互いに交流をつづけてきた仲間同士でもある。エッジィな感性を共有する8人の女性作家による新時代のスカンジナビアン・クラフトに、ぜひこの機会に触れてほしい。