
2009.10.16
陶芸家・濱中史朗が指揮する大屋窯とデザイナー・猿山 修から生まれる仕事
「萩 hagi (猿山修+濱中史朗)×大屋窯」開催
山口萩の『大屋窯』濱中史朗氏と『ギュメレイアウトスタジオ』猿山 修氏による、萩焼のシリーズに新作をくわえ、10月16日(金)から25日(日)まで、表参道『かぐれ』にて開催される。
萩焼らしいあたたかい色合いを生かした皿や鉢を中心に、白磁もくわえた和食器を提案
萩焼きの産地にありながらも、個人作家としては、ゆるぎない技術に裏打ちされた強く美しい器をつくる濱中史朗氏。
麻布十番に骨董と新作のプロダクトの店「さる山」を構え、グラフィックデザインから音づくり、空間プロデュースまで手がけるマルティプルデザイナーの猿山 修氏。
「自分が使うものをつくる」を基本にするふたりと職人らによる日常雑器。
なつかしくもあり あたらしくもあり
低温焼成の萩土の陶器とともに白磁の型皿も。茶陶の背景をもつ萩焼の新たな展開。
2009年3月に麻布十番「さる山」と静岡「茶房日々」で初めて発表された「hagi」シリーズは、大屋窯の濱中史朗氏とギュメレイアウトスタジオの猿山 修氏の有機的なやりとりによって生じる食器。
猿山氏が濱中氏の作品の魅力と彼が指揮する大屋窯の可能性を見渡しながらデザインをおこしつつ、山口県萩市の大屋窯にて職人たちが制作してゆくもので、陶芸の歴史的文脈においてもたいへん興味深い試みとして注目を集めている。
このふたりの出会いが生みだす「hagi」は、茶陶の背景をもつ萩焼の新境地を開くもの。
萩焼とは江戸時代に高麗渡りの名物茶碗にならってつくられた低温焼成の、枇杷色がすけて見える器。地元の大道土は朝鮮半島の土と共通する性質があり、現在も萩焼といえばその土を主成分につくられている。
無名の陶工が庶民の日常雑器としてつくった碗に、美しさを見い出した茶人の感性。その美意識のエッセンスを汲みあげて、現在の食器として生まれたのが「hagi」だ。
「自分が使うものをつくる」というのが基本のふたりが、食事やお酒、お茶のシーン浮かべながら試作を重ねた。萩焼らしい枇杷色の陶器とともに白い磁器もあわせてつくられる。やわらかさと凛とした風情をもち、使うほどに趣を増す焼き物である。
また、今回の『かぐれ』での展覧会に合わせて、南麻布『山田チカラ』にて、『萩』シリーズを用いた食の会も開催される。
|
|
萩 hagi (猿山修+濱中史朗)×大屋窯
2009年10月16日(金)〜25日(日)
11:30〜20:00 会期中無休
『かぐれ』
渋谷区神宮前4-25-12 MICO神宮前
Tel. 03-5414-5737
www.kagure.jp
『山田チカラ』食の会
10月24日(土)17時からと20時から(ともに8席)
一席1万円+サービス料10%
『かぐれ』にて要予約
『山田チカラ』
東京都港区南麻布1-15-2 1F
Tel. 03-5942-5817
www.yamadachikara.com
|
大屋窯
http://www7.ocn.ne.jp/~ooya/
ギュメレイアウトスタジオ
http://guillemets.net/