アンドレア・ポンピリオ氏、深澤直人氏、エル・デコ日本版 木田隆子編集長

2009.11.09
ELLE DECO INTERNATIONAL DESIGN AWARDS 2010
日本ノミネート12部門発表!
毎年「TOKYO DESIGNERS WEEK」中に開催される「エル・デコ インターナショナル デザイン アワード」日本部門の授賞パーティ。豪華多彩な顔ぶれが一堂に会し、熱気溢れる会場の様子をレポート!
Text by OPENERS
Photos by Shuho Kitazawa
デザイン界のアカデミー賞
「エル・デコ インターナショナル デザイン アワード」(EDIDA)とは、毎春ミラノサローネ会期中におこなわれる、いわばデザイン界のアカデミー賞。エル・デコ世界24ヵ国の編集長が厳選した「その年もっとも価値あるデザイン」に贈られるもので、その前哨戦ともいえるのが各国ノミネート12部門の授賞式だ。
|
|
|
|
|
|
|
会場エントランス
|
|
このチェアもなんとチョコレート!
|
|
世界各国のELLE DECO
|
美しいデザインに酔う秋の一夜
会場は外苑前にあるカフェ&バール アブラッチオとhhstyle.com青山店。見るのも楽しいデザインのスイーツや、OPENERSでもおなじみ「COEDOビール」も振る舞われ、ほんのり上機嫌な様子のゲストたち。国内外で活躍するデザイン界の大物や新進気鋭の若手デザイナーが顔を揃え、また外国人も多くインターナショナルな雰囲気だ。
通常のカフェスペースには世界各国のエル・デコが並び、ひとつひとつなかを開いて見てみると、国がちがえばインテリアの嗜好もちがうのだなということがわかっておもしろい。その奥には今回のノミネート作品が展示され、またhhstyle.comの店内も自由に見てまわれる。美しいデザインに囲まれ、ノミネート作品の発表に向けて気分も盛り上がる。
|
|
|
|
|
|
|
ヴェジタル チェア|ロナン&エルワン・ブルレック
|
|
モディファイ|パナソニック電工
|
|
ガラスコレクション|シチス
|
ミラノへとつづく道のり
日本部門の選出はエル・デコ日本版編集長の木田隆子氏。日本を代表するインテリア・デザイン誌編集長のおめがねにかなった作品とは? それではここで気になるノミネート12部門を一挙に発表!
デザイナー・オブ・ザ・イヤー部門
Ronan&Erwan Bouroullec (ロナン&エルワン・ブルレック)
フランスを代表する兄弟デザイナー。今の時代に呼応したオーガニックなフォルムが作品の特徴。今年話題の新作は、植物の成長を思わせる「Vegetal」。
ヤング・デザイナー部門
Paul Cocksedge (ポール・コクセッジ)
1978年ロンドン生まれ。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒。花の茎が電流導体となり、枯れない限り光り続ける花びん形LED照明「ライフ ゼロ ワン」などユニークな作品を発表。
ベッド・寝具部門
Febo / Maxalto (フェボ/マクサルト)
モダンクラシックでエレガントな家具ブランド「マクサルト」。2008年にデビューしたライン「フェボ」にベッドが新登場。デザイナーはアントニオ・チッテリオ氏。
家具部門
Target / Arketipo (ターゲット/アルケティポ)
イタリアの家具ブランド「アルケティポ」のために、nendoの佐藤オオキ氏がデザインした、小さな十字を連続的に配置した本棚。少ない冊数や薄い雑誌でも自立できるのが特徴。
キッチン・キッチン用品部門
Granpiasse LEVILUS / INAX (グランピアッセ レビラス/イナックス)
壁にキッチン自体を収納するという見事な発想。使用しないときは壁のように気配を消す。
壁紙・塗料・塗装材部門
Glass Collection / SICIS (ガラスコレクション/シチス)
ベネツィアンガラス製の最高級モザイクタイルとして知られる「SICIS」のガラスコレクション。
照明部門
MODIFY / Panasonic Electric Works Co.,Ltd. (モディファイ/パナソニック電工)
照明として定番の形を採り入れながらも素材を見直すことであたらしさを提案。環境や省エネに配慮した最新のテクノロジーの光源を搭載。深澤直人氏との共同開発。
カーペット・床材部門
FOLK / nanimarquina (フォーク/ナニマルキナ)
スペイン発「ナニマルキナ」のラグ。染色から織り込みまですべてハンドメイドのあたたかみあるデザイン。
チェア部門
PAPER CLOUD / MOROSO (ペーパークラウド/モローゾ)
工業用の紙にゴムの柔軟性でシャーリングをほどこし、雲をイメージしたソファ。「偶然から出てくる美しさをソファに採り入れたかった」と、デザイナーの吉岡徳仁氏。
バス・バスルーム用品部門
Axor Urquiola / Hansgrohe (アクサーウルキオラ/ハンスグローエ)
欧州最大の水回りメーカー「ハンスグローエ」から登場したパトリシア・ウルキオラのコレクション。テーマは「折衷主義」。
テーブルウェア部門
Crystal Candy Set / Baccarat (クリスタルキャンディセット/バカラ)
今をときめくデザイナー、ハイメ・アジョンがバカラのためにデザインした楽しいコレクション。
ファブリック部門
EPLIS / création baumann (エプリス/クリエーションバウマン)
何本もの細いリボンを実際に撮影し、デジタルプリントをほどこすという凝ったデザインのファブリック。
|
|
|
|
|
|
|
吉岡徳仁氏
|
|
おなじみiidaもノミネート
|
|
期待の若手デザイナーたち
|
いずれも今年のインテリアデザイン業界を賑わせた、納得のいく顔ぶれ。果たしてミラノで栄冠を手にする作品はあるのか? 日本人デザイナーの健闘を祈りつつ、来春の大賞発表に是非注目したい。また、授賞式の後半にはエル・デコ日本版が新たに創設したデザイン賞「YOUNG JAPANESE DESIGN TALENT 2009」にて、注目の若手デザイナーが発表され、OPENERSでもおなじみの顔ぶれが登場。未来のデザインアワード受賞者がこのなかから現れるかも!?
|
エル・デコ 105号
|
エル・デコ日本版
発売日|奇数月7日
定価|1350円
発行|アシェット婦人画報社
|