音楽、アート、ファッションなどのさまざまなカルチャーシーンと融合し、新たなムーブメントを世界中に巻き起こしつづけているCASIOの腕時計「G-SHOCK」。
その活動の一環として誕生したあたらしいキャラクター“G-SHOCK MAN”のフィギュアが登場。
前編につづきこのキャラクターデザインを手がけたデザイン集団・play set products(プレイセットプロダクツ)の中野シロウさんに、デザインへのこだわりなどをうかがった。
文=金子英史
写真=中村雅彦
──シロウさんにとって、デザイナー/イラストレーターとはなんでしょう?
なんなんでしょうね
──
好きだし、仕事という感覚もあるけれど、遊びという感覚もある。それに発想が自由でいられる、とうまく説明できないのですが。ボクの場合は、仕事としてとくにキャラクターが多いのですが、ゼロからつくるものも多いので、仕事としてデザインするということは自分としては非常にたのしいコトですよね。
そして、それをまずはモノにする。製品にして、流通にのせ、いろんな人たちの目に触れ、その先にこんどは動かしたいと思って、映像をつくる。さらに書籍化するとか、そういう広がりがあって楽しいですよね。
だから、イラストを描いて売ることはないし、個展をすることもないんです。絵だけで売るつもりはないんですよ。モノのために描いているんです。
──若い人たちで、これからデザイナーやイラストレーターを目指す人たちがいますが、彼らになにかメッセージを
学校に行ったりするのもいいですが、早くなにかをやりたいんだったら、自分でつくって売ればいいと思います。
それしかないですよ。それが発表だし、そこにすべてあるワケなんです。パッケージをどうしようとか、製品をどうしようとか、単価をどうしようとか。全部そこに入っているじゃないですか? それができればなんでもできると思うんですよね。
アーティストとしてどこかに所属するとかもボクは好きではないので、なにかをつくって売ればいい。それが早いです。売れるかどうかはわからないですけれどね。
──動かないとダメということですね
そうですね。あと、企画とか営業面とかも全部できないと難しいと思います。これからはとくにね。あとは自由な発想をもってなんでもすればいいと思いますよ。
──次はどのような方向を考えているのでしょうか?
今回は時計というあたらしいジャンルに踏み込めて、そのなかでもCASIOさんの「G-SHOCK」という自分が好きな時計ができたのはよかったと思っています。だから、次はキャラクター以外の製品についてもいろいろと話をしたいですね、発想がもうあるので。とにかく、自分が欲しいんですよ(笑)。
──ありがとうございました
(おわり)