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![]() ヘルツォーク&ド・ムーロン / Herzog & de Meuron
ジャック・ヘルツォーク(Jacques Herzog、1950年4月19日生まれ)とピエール・ド・ムーロン(Pierre de Meuron、1950年5月8日生まれ)の2人からなる建築ユニット。
ともにスイス連邦工科大学チューリッヒ校卒業後、1978年に共同で建築事務所を設立。 初期には地元スイス・バーゼルに多くの建造物を設計。とくにバーゼルの鉄道の線路傍にたつ信号所(シグナル・ボックス1995年)は外壁の一部に銅板の帯を巻きつけ、それにねじれをいれることで外観のミニマルさを損なうことなく、建築物の表面に多彩さをもたらしている。 外観に石や植物、ガラスや木や鉄板などあらゆるマテリアルを思わせる意匠を施すことで、建物自体の質感に特異な様相をもたらし、ヘルツオーグ&ド・ムーロンの建築は独自の地平を切り開いてゆく。 イギリス・ロンドンに2000年完成のテート・モダンは廃墟になっていた火力発電所をリノベーションしたもの。外観は象徴的な煙突を含めそのままのすがたに保ち、内部空間には広大な敷地と高さを活かした劇的な展示スペースをつくり上げている。 テート・モダンによって世界的な評価を獲得。それ以降つぎつぎと巨大プロジェクトを手がけるようになる。 書籍にもまとめられたイタリアの老舗アパレル・メーカー、プラダとのプロジェクトはニューヨークのアメリカ本部、イタリア本国にある縫製工場と配送センター、そして話題になった青山のエピセンターがある。 なかでも青山のプラダ・ブティックは外観を菱形のガラスの集積で構成し、それにともない内部に開放感ある空間を獲得している。スイッチひとつでガラスが不透明になるフィッティング・ルームや、有機生命体を思わせるランプなど見所も多く、周囲の景観を一変させるだけのチカラをもつ建築物である。 2001年には建築界のノーベル賞であるプリッカー賞を受賞。 2006年ドイツワールドカップのためのミュンヘンのアリアンツ・アリーナ、鳥の巣とも繭とも見える鉄骨がうねる、2008年完成予定の北京オリンピックのメイン・スタジアムを手がけるなど世界的に活躍するスター建築家である。 2007年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。 初期のミニマルさに漂う建築、そして2000年に入ってからの表層にさまざまな意匠を凝らした巨大ともいえる建築群。それらはすべてヘルツォーク&ド・ムーロンという変容する作家の現在進行形の現実のすがたである。
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