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2007.09.18

ガエタノ・ペッシェ / GAETANO PESCE

1939年イタリア スバッツイア生まれ。ヴェネツィア大学建築学科卒業。
60年代後半から70年代初頭にかけてのドローイング作品は、血の色をした海に横たわる裸婦と自らの作品である椅子をシュールレアリスト達の手法を使って描いた。

1972年にMOMAで行なわれた 「イタリー・ニュー・ドメスティック・ランドスケープ」展のためのスケッチでは、閉塞感に充たされた未来都市の住空間のイメージを、ブラック・ペンシルの硬質なタッチで表現してみせた。
1973年にはアヴァンギャルド・デザインの反学校グローバル・トゥールズに参加。
ペッシェの有機的なひとかたのモチーフの作品群はグロテスクでプリミティヴ、ときにエロチックと、人間の本性をさらけ出すかのような粗暴なタッチである。

変容し続ける作家としてのペッシェの作品のイメージは、彼が敬愛するシュールレアリスト、マルセル・デュシャンに通じるものがある。

80年代に入って開発した硬質発泡ポリウレタンによるブロックは、強度、熱効率、柔軟性に優れた軽量な素材とよばれ、コンクリート・ブロックを凌ぐといわれていた。
大阪南船場の小倉屋山本本社ビル通称「オーガニック・ビル」の設計、福岡のバー「エル・リストン」のインテリア・デザインで日本にも馴染みが深い。

ペシェのテーマには「身体」と「都市」がある。2002年のニューヨーク・ワールドトレード・センターのツインタワーの再建案では、摩天楼に聳えるツインタワーを配し、美しい真紅のハート型のモチーフのオブジェで双方のタワーを繫ぐという、草案を提出して見せた。
代表作はUPシリーズ。
2005年には初の回顧展がミラノ・トリエンナーレ会場で開催。

移動する芸術家であるペッシェは、ヘルシンキ、ロンドン、パリ、と移住。現在はニューヨークにアトリエを構え、ヴェネツィアに学習のための工房をもち、世界中の若い作家達の自由な発想の創作活動の手助けをしている。

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