2008.09.12
committee=コミッティーはクレア・ペイジとハリー・リチャードソンによるデザインユニットである。 クレア・ペイジはイングランド・ノーザンプトン生まれ。ハリー・リチャードソンはロンドン生まれ。共に1975年生まれ。
ビートルズで有名なリバプールにあるLiverpool School of Art & Designを1998年に揃って卒業、家具製作を専門としていたハリーと手編みのニット作品を製作していたクレアの二人が、2001年結婚と同時にデザイン・ユニット「コミッティー」を立ち上げた。
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コミッティーを一躍スターダムに引き上げたのは、2004年に発表された、まるで子供が遊びの為に慎重におもちゃ箱からおもちゃを積み上げたかのような支柱を持つフロア・ランプ、ケバブランプである。ケバブとはケバブ、トルコ料理に見られる串焼き肉の事だが、一般に知られているのは串に色とりどりの野菜や肉、魚を串刺しにして火にかけた野性的な料理の事であろうか。コミッティーの二人はまるでケバブを作るかのような鮮やかな手法で、町で見かけた不要になった雑多なジャンクたちを慎重に積み上げてアート作品を作り上げた。
コミッティーの作品には近年アーティストが好むジャンクの類がふんだんに使われている。コミッティーがそのアーティスティックで繊細な感性で描き上げたfly tip wallpaper=壁紙は我々の日常の中にあってありふれているゴミたちへのオマージュである。余りに見慣れていて私たちがもはやなんの感情も喚起されない光景と、見捨てられたもの達へのオマージュが職人による手の込んだ13色刷りのシルクスクリーンで描かれている。
コミッティーのふたりの抱く捨て去られたオブジェクツ(=ゴミ)は、まるで日常から逸脱して空中に舞い上がり、それが地上に落下する束の間の夢見るファンタジーの世界を見事に生地の上に定着させることに成功している。
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© Joan Tomás / Foto cedida por AD España
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2006年のサローネでミラノのDILMOS ギャラリーから発表された「OUTSIDE」と題されたコミッティーによる展示は、バンブーランプスとFly tip wallpaper、そしてケバブランプとから成る。バンブーランプスは文字通りプリミティブな竹のポールとアルミニュームの華奢なベース、そして繊細なシルク・シフォンのセードを持つフロア・ランプのシリーズであり、クラフト的要素の強いシリーズである。
リヤドロにおける愛をモチーフにした作品は、閉塞した現代社会における愛の再生の物がたりでもあり、叙情的な詩心にみちたその作品は、コミッティーの新境地となっている。