|
![]()
|
|
|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]()
連載|田中凜太郎 「インスピレーション 2011」開催(その3)
2月11日(金)、12日(土)にロサンゼルス・ロングビーチに浮かぶクィーンメリー号船内で開催される「インスピレーション2011」。その直前インタビューも、いよいよ今回が最終回。ここではイベントに先立ち日本で先行発売されたスペシャルブック『キング・オブ・ヴィンテージ Vol.2』あらため、『クィーン・オブ・ヴィンテージ』の話を聞くとともに、この本の主役であり、本イベントのメインゲストでもあるキャサリーン・シャーフ氏の横顔について語ってもらった。
写真=田中凛太郎 インタビュー=竹内虎之介(シティライツ) 最後に『マイフリーダム!』のクオリティを1ランク上げてくれるひと
──イベントに合わせて発売される(日本では先行発売中)スペシャルブックについてですが、今回は人選が女性なのでタイトルも『キング・オブ・ヴィンテージ』ではなく『クィーン・オブ・ヴィンテージ』なんですね。
田中 前回が『ヘラーズカフェ』のラリーさんだったので、今回は女性代表ということで『Meow』オーナーのキャサリーン・シャーフさんにご登場いただきました。男性のつぎは女性というのがアメリカではセオリーですので。 ──どういう方なんですが? 田中 僕もたくさんのコレクターの方を知っていて、『マイフリーダム!』を制作するうえで彼らに助けられているわけですが、キャサリーンはいつも僕が最後に取材するひとなんです。そう、彼女が足りないところを補ってくれる。最後の最後に『マイフリーダム!』のクオリティをもう1ランク上げてくれるひとなんです。とにかく彼女は僕の知っているなかでも、もっともたくさんのアイテムをもっている。『マイフリーダム!』を作る過程でひととおり見たはずだったのに、まだあるの? ってくらいある。そして量の多さもさることながら、手持ちのカードが多いんです。ウィメンズだけでなくメンズもキッズも。こういうひとはなかなかいません。また、ラリーのように一個一個がすごく高価なものばかりというわけではないのですが、デザイン的にいいものをたくさん持っているんです。だから今回の本はいろんな意味でデザインを楽しめる本にしたいと思いました。そうすることで、古着はそんなに詳しくないけど古いデザインが好き、というようなひとともつながれるんじゃないかと。実際『マイフリーダム!』の読者のなかにも、そういうひとがたまにいるんですよ。
いつまでも“キレイごと”を言える人間でいたい──ちがうジャンルの方とのコミュニケーションがはじまるというわけですね。田中 ちがう角度から意見を言ってくれるひとがいると僕も勉強になりますし、そういうあらたなコミュニケーションが生まれるための材料を提示することが僕の仕事だと思っていますから。 ──まさにインスピレーションを喚起させるための材料の提示ですね。 ──どういうことですか? 田中 たとえば古着でいうと、コピーしてもいいんだけどオリジネイターのオジサンが天国から見ていて“ニヤッ”とするようなコピーをしないといけない。それは僕がやっている本やイベントもおなじで、オリジネイターや自分のクリエイティブを追求しているひとたちが“ニヤッ”とできることをやりつづけたい。それが僕がここまでやってこれたモチベーションですし、そこからは逃げたくないですね。 ──前回のお話にあった“どういうワザを仕かけたか”ということですね。 田中 まさにそのとおりです。クリエイターの端くれとして、いつまでも“キレイごと”を言える人間でいたい。そうであるからこそ、キャサリーンみたいなひととつながっていられると思っています。この本の制作にかんしては、ラリーのときもそうでしたが、約半年間、何度何度も会って打ち合わせをして中身を煮詰めていきます。そうすると、互いの哲学を共感できないとうまくいかない。だからこそビジネスだけではない自分の信念は貫きたいと思っています。 ──ありがとうございました。
![]()
田中凜太郎|古着イベント「インスピレーション 2011」開催(その3)
![]()
|
|