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![]() オウプナーズ連載スタートにあたって(1) HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ) 高橋理子インタビュー オウプナーズのサイト・リニューアルを機に、ファッションカテゴリーの新しいメンバーを捜していたんですが、出会ってしまったのが、足袋とレッグアイテムの老舗である福助の展示会。 「面白いデザインの足袋があるなぁ」と商品を見ていたら、独特なデザインの着物を着て説明してくれたのが、その足袋をデザインしたクリエイターの高橋理子(ひろこ)さん。「HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)」というプロダクトブランドを展開している女性です。 そのときはじめてお会いしたんですが、経歴を見たり、立ち話をしていて、これはぜひ、オウプナーズのファッションカテゴリーに参加してもらおう! と即決、相談。 オウプナーズFASHIONに、東京藝大の博士号を取得した30歳の女性クリエイターが登場します。まずは、連載スタートにあたっての最新インタビューを2回にわたっておおくりします。 Photo by Jamandfix
まとめ=梶井 誠(本誌)
そういえば、着物はどうなっているんだろう?
──きょうもステキな着物ですね ありがとうございます。これは『HIROCOLEDGE』のこの夏の新作の浴衣です。 ──高橋さんは着物デザイナーというより、とても現代的なファッションデザイナーにちかいと思うのですが…… 私は和服と洋服をとくに分けて考えていません。おなじように着ているし、おなじ感覚でつくっています。幼いころから洋服のデザイナーになりたくて、東京藝術大学の大学院を修了後、アパレル企業にデザイナーとして一度就職もしました。服が人の暮らしを豊かにするということは実感していましたが、この活動をはじめて、衣食住にかかわるものは、影響し合いながら発展してきたということに気がつきました。衣服だけではなく、より広い範囲で生活にかかわるすべてのものをつくっていきたいと思っています。
和服の進化した姿は、このかたちではないかもしれない
──なぜ、着物なんですか? 私は藝大で染織を学びました。日本の伝統技法を学ぶさいにはいつも着物を手本に技術を学び、職人さんとのものづくりも経験しました。着物が身近にあることはとても自然なことでした。アパレル会社を退社したあと、藝大の大学院博士課程に再入学して、まだまだ勉強不足であった着物の世界をさらに追い求めました。 和服はある時期からかたちも色柄も進化を止めています。もし洋服とおなじようにクリエイターが熱心に取り組み、洋服とおなじレベルで着続けていたら、洋服が進化してきたように着物も変化し、いまのこのかたちではないかもしれません。私は、着物がもついい部分は残しながら、このかたちから発展した日本の衣服を模索していきたい。でもそれは表面的な形や柄の要素のことではなく、日本ならではの精神性といった内面の部分はそのままに、時代に合った和服を生み出していくということ。そこを模索しはじめないと、いまの「和ブーム」や「エコブーム」に乗った一時の流行で終わってしまいます。
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高橋理子001 photo
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