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スタイリスト 櫻井賢之|Vol.5 「かぶく」ときに最高のレザーブルゾン スタイリング=櫻井賢之(Vivid) photos:Jamandfix その窮屈感が革フェチにはたまらない レザーブルゾンは毎年買います。上で紹介しているバレンシアガのレザーブルゾンは今シーズン買ったものです。 で、何着もおなじようなのを持っています、懲りもせず(笑)。もちろんレザーは好きなんですが、どうして買ってしまうのでしょう。僕が革好き、革フェチなのは間違いないです。 これからのシーズンは、デニムにTシャツ、それにライダースという格好が多いですね。バレンシアガやディオール オムのブルゾンは、その窮屈感がたまらない魅力。着込むほどに自分の身体なりに変化してきます。 今回選んだ5着は、「かぶきもの」に最高のアイテムですね。男は革ジャンを着ると、スターになりたい願望とかがふつふつと湧いてきます。僕もバンドをやっていたころの記憶や当時の思いが身体に蘇ってきます。 今回は、時代を表現するラグジュアリーな方向性のものと、スタンダードを追いかけたカタチを取り上げました。 僕の場合、撮影現場では、レザーにデニムやフレアのコーデュロイなどが多いですが、トラウザースにブーツのドレス的な着こなしにもフィットする5着です。 ディオール オムに一票 2007-08秋冬コレクションを最後にディオール オムのアーティスティックディレクターを去ったエディ スリマンのラスト。 ここで取り上げたのは僕からのオマージュです。 エディは毎シーズンレザーを出していて、このバランス感にも彼のデザインの特徴がよく出ていますね。袖が長くて、肩が小さくて、そのバランスはとてもきれいで、彼の絶対美学がうかがえる。コンパクトフィットのシンボライズな一着です。 フェンディのブルゾンはもこもこしたボンディングの感じがいいですね。ライダースなのに中綿入りで、とてもラグジュアリーな仕上がりになっています。背中の機能性を与えるアクションプリーツもデザインポイントです。 バレンシアガは、時代のビート感とフィーリングのエディット(編集)がとても上手。これもほどよいエッヂ感があって、とてもフォトジェニックな一着です。ふだん黒のアイテムが多いので、黒茶のコンビのレザーはスタイリングに便利なんです。 リック オウエンスは毎シーズン、いい革を出します。味だししている感じはしないのに、クタッとした表情をつくるのがとても上手い。レザーとスカンクファーのコンビネーションも最高です。 east westは、大好きなんですよ。カスタムレザーの王様で、「スモーク」という代表作がありますが、これはモデル「ウィンチェスター」です。 トム・フォードはeast westをオマージュしたレザーアイテムを出しているし、役者のヴィンセント・ギャロもよく着ていますね。これはスラントポケットが特徴で、細くて長いアームと、タイトフィットがたまりません。 次回は「サクライズムSPECIAL」をご紹介します。お楽しみに!
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