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第5回 歴史や文化を語りかけてくる服たち(2) photo by SHIMIZU Yuki
text by JITSUKAWA Minoru
♯大人顔負けのジェントリーな子供服![]() ♯大人顔負けのジェントリーな子供服
「こんなニーズがあるんだ!?とビックリさせられたのが、このキッズのタキシードです。いかにも使い捨て、といった現在のキッズウェアとはまったく異なり、素材も縫製も本格的で、実際にタキシードを専門に作るアメリカのファクトリーによって手掛けられています。つまり正式な場で大人が着られるタキシードをそっくりそのままキッズ用に仕立てたというわけです。もちろん今ではラインナップされていませんが、ブランドはクリスチャン・ディオール。しかもオーダーメイドではなく既製服です。欧米人がドレスアップ、ドレスダウンを自在にこなせるのは、こうしたキッズウェアが根底にあるからなのかもしれませんね」 ♯遊びが仕事。だからワークウェア![]() キッズデニムパンツ/1940〜1950年代
「“The Record Holder(記録保持者)”というワークウェアブランドのデッドストックです。バックがレースアップ仕様という、デザインの可愛さに惹かれました。子供は成長が早いので、恐らくベルトと併用してサイズ調整のために設けられたんだと思います。現在のように微調整用のラバーバンドを付ける、という技術や概念がなかったんでしょう。キッズウェアとはいえ、手の込んだディテールですね。また、力の掛かる部分は補強ステッチやカンヌキが施されているなど、まさしく大人のワークウェアと同じ仕様です。どうせ子供用だから、といい加減に作っていないところに、この時代のモノ作りを感じます」 ※「archive & style」で取り扱う古着はすべて一点ものです。価格や在庫に関するお問い合わせはショップにご連絡ください。
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