ポートレート界の巨人、アニー・リーボヴィッツが手掛けることでも常に話題をさらう、ルイ・ヴィトンの「コア・ヴァリュー広告キャンペーン」。今回はアポロ11号の月面着陸40周年を記念して、パーソナルな“旅”からさらに歩を進め、“月への飛行”にオマージュを捧げるものとなった。
その広告キャンペーンに起用されたのは、宇宙旅行という特別な体験をしたつぎの3人。
アポロ11号の歴史的なミッションでニール・アームストロング船長につづき、月面へと降り立った“2番目の人類”であるバズ・オルドリン。トム・ハンクス主演で映画にもなった“悲運のミッション”、アポロ13号の船長を務めたジム・ラヴェル。そして、スペースシャトル・チャレンジャー号のクルーとして、米国初の女性宇宙飛行士となったサリー・ライドである。
コア・ヴァリュー広告キャンペーンとは
ルイ・ヴィトンの真髄である旅に再び焦点をあてたグローバル広告キャンペーン。「旅」という概念を情緒的にとらえ、パーソナルな旅、自分探しの過程としての旅を表現している。過去にはカトリーヌ・ドヌーヴやコッポラ父娘などが登場したこの広告キャンペーン。企業として環境問題やサスティナブルな開発に積極的に取り組んでいるルイ・ヴィトンでは、彼ら賛同者に代わってアル・ゴア元アメリカ副大統領が先頭に立つ地球温暖化防止プロジェクトに寄付をしている。
カリフォルニア砂漠の高原で、夜空にくっきりと輪郭を描く月が見守るなか、この3人の撮影は行われた。廃車寸前のピックアップトラックから空を見上げる彼らの表情からは、甦る思い出にさらに宇宙へと思いを馳せる静かな情熱が伝わってくる。
コピーに語られる「人類を、新たな地へ導く旅」は、ニール・アームストロングが口にしたあの有名なセリフから想を得たものだ。
ボンネットに腰掛けるサリー・ライドの傍らには、モノグラム・キャンバスの「イカール」。ギリシア神話のイカロスの名を冠したこのバッグが、“飛ぶこと”を夢見そして実現した彼らとともにあるのは、ルイ・ヴィトン流のユーモアだろうか。
専用ウェブサイト登場
ルイ・ヴィトンは今回の広告キャンペーンのために専用ウェブサイトを立ち上げる。宇宙飛行士3氏の語る「宇宙を経験することで人生がどのように変わったか」などのコンテンツにより、1枚の写真に込められたメッセージをより深く理解してもらおうという試みだ。
専用ウェブサイトは7月初旬から公開される(スタートまではティーザー用の動画を見ることが可能)。
http://www.louisvuittonjourneys.com
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