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マーガレット・ハウエル|集英社UOMO 01
マーガレット・ハウエル|集英社UOMO 01 The Archive of MARGARET HOWELL
2012.03.19

MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエル

集英社『UOMO』編集長 日高麻子さん スペシャルインタビュー

あたらしい世代の大人に向けた新装刊とファッション

 
先月2月24日に発売された集英社のメンズファッション誌『UOMO(ウオモ)』の判型やロゴ、グラフィックデザインが一新したことに気づいただろうか。編集長の日高麻子さんは、『MEN'S NON-NO(メンズ ノンノ)』が創刊した1986年当初から編集部に在籍し、2006年7月に編集長に就任。同誌をメンズファッション誌のトップにまで押し上げた業界でも屈指の敏腕編集者で、『UOMO』2月発売号から指揮を執っている。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

メンズ ノンノのひとつ上の世代に向けた王道のファッション誌

──新装刊となった『UOMO』2月発売号の表紙は、SMAPの木村拓哉さんですね。

木村さんには『MEN'S NON-NO』でも何度も表紙を飾っていただきましたが、今年の11月で40歳になられるんですね。彼は、仕事はプロフェッショナルにこなし、いっぽうでは家庭をもっていて、父であり夫であり、プライベートな生活を大切にしている、ある意味とても自然体の男性です。また、誌面では伊勢谷友介さんや中田英寿さんなども登場していますが、彼らは社会に対して自分たちができることを考え、実践しはじめています。あたらしくなった『UOMO』は、そういう“あたらしい世代の大人”、メンズ ノンノのひとつ上の世代に向けた王道のファッション誌を目指してスタートしました。

──日高さんの目指す“王道”とは?

メンズ ノンノがそうでしたが、「もっと普通にシンプルに変わりつづけること」でしょうか。ファッションには、アグレッシブにつぎつぎと変化を求める時代と、現在のように緩やかな変化を受け入れる時代がありますが、いまはまさに、マーガレット・ハウエルの服のように、一見なんでもないけれど、そのひとの魅力を引き立てることが大切にされるとき。ウオモもマーガレット・ハウエルのように、そのひと自身が磨かれていく雑誌、だれもが「カッコイイ大人だね」と思えるひとが参加してくれる雑誌にしていきたいですね。

──メンズ ノンノのキャリアが長いですが、ずっと男性誌の編集だったのですか?

大学が被服科で、在学当時から男の服に興味をもっていました。女性服とはちがうルールなどがおもしろくて、卒論もアイビーをテーマにしました。入社当時は、集英社に男性ファッション誌がなく、『MORE』『LEE』編集部などを経て、『MEN'S NON-NO』には創刊からかかわりました。『MEN'S NON-NO』は25年、飽きることなく楽しくできましたが、ここ数年、服の買い方をふくめて世の中が大きく変わってきているし、区切りにはいいタイミングでしたね。

──『UOMO』は、“メンノン卒業生が読む雑誌”というのは意識されていますか?

メンズ ノンノはバブル期に生まれた雑誌で、DC(デザイナー・キャラクター)ブームのなかで、ファッションに対して「ルールにとらわれず、もっと自由にやっていいんだよ」と、自分を表現することに積極的に前向きに肯定した雑誌でした。『UOMO』がターゲットとする、いまの40代はすでにバブルを経験していないひともいて、社会と密接に繋がって生きていながら、おしゃれ心は失わず、価格にかかわりない上質なモノを見つめる目は養われている世代だと感じます。そんな大人たちに向けてのファッション&ライフスタイル誌を目指しています。


自分の価値を理解しながら、前へ進む大人の男性に読んでほしい

──日高さんから見た、日本の男性の特徴を教えてください。

日本の男のひとたちは、おしゃれで、独特の感性をもっていて、学習能力が高いですね。それが格好良くなるために必要な、モノに対する探求心や、いいものを見る目を養うことに繋がっています。これだけ能力の高い日本の男性は、世界が認めるすばらしいものをもっていると思います。

──そんな男性がターゲットですね。

あたらしいもの、ワクワクするものとの出合いによって気持ちが変わっていくのは男性も女性も変わりはありませんが、女性はとても感覚的で、忘れてすぐ次に行けますが(笑)、男性は年代がいくほどいろんなものを背負っているし、ナイーブだと思います。20代はがむしゃらに仕事をして、30代になり、仕事はちゃんとつかんだのか、今後どうするのか、なににお金をかけるのか、自分は果たして楽しめているのかを自問するのが、ちょうどウオモ世代。自分の価値をわかりつつ、はかりつつ、自分にとってのスタンダードなものを探す、見つけるという、前へ進む大人の男性に読んでほしいですね。

──日高さんはいまの時代をファッションからどう感じていますか?

いまは“大人”がキーワードですね。いま、時代が求めているファッションとは、毎シーズン変わるための服の提案ではなく、変わらないけれど毎シーズン欲しくなるものがいい。そんな時代性を纏って、気持ちに何かをあたえてくれるチカラをもっている、愛着に応えるモノやカタチです。ウオモでは、そんな時代の空気感を伝えていきたいし、前へ進もうとしている大人たちは“空気感=いまのファッション”を求め、知りたがっています。

──そんな時代のなかで、マーガレット・ハウエルは?

変化を求めて次つぎと消費している時代にはあまり目立たない存在ですが、いまはとてもステキに見えます。良い素材に、彼女ならではのセンスが光って、やっぱりいいなと思いますね。


男性のピュアネスを引き出すマーガレット・ハウエルの服の魅力


マーガレット・ハウエル|集英社UOMO 02
──マーガレット・ハウエルの好きなスタイルはありますか?

マーガレット・ハウエルは昔から好きでした。メンズ服からスタートしたことに共感するし、彼女のセンスそのものが生活のなかで活きる服づくりと、洗ったコットンシャツと、ボックスシルエットのジャケットに、英国の革靴を合わせるという一生好きでいられるスタイルは、日本人にはとても伝わりやすいですね。

──今回選んでいただいたルックもまさにそのとおりです。

ボックスシルエットのジャケットとパンツのスタイルですが、シンプルで潔い。媚びのない、あたたかみを感じるスタイリングです。男性の優しい部分も、強い部分も、可愛さもあって、知的で男っぽいところも伝わってきます。若い男の子から年配の男性まで、ピュアな部分を引き立たせる、着るひとの個性を際立たせてくれるのが、マーガレット・ハウエルの大きな魅力ですね。
 
──集英社から出た書籍『マーガレット・ハウエルの家』もお好きだとか。

2006年に出版された『マーガレット・ハウエルの家』は私の同期が編集した本で、89年から17年間にわたる取材で『LEE』に掲載されたものをまとめたものです。ここにある世界観とマーガレットのひととなりがステキで、こういうひとがこういうところでつくっている服、家具、生活雑貨はまさにお手本。さらに、神南カフェで出される紅茶や、コラボレーションシリーズ「MARGARET HOWELL PLUS」レーベルで組むケネス・グランジやサム・ヘクトなどの選び方も、とてもマーガレットらしくて好感がもてますね。

──ありがとうございました。


マーガレット・ハウエル|集英社UOMO 03
日高麻子|HIDAKA Asako
7月26日、鹿児島県生まれ。獅子座、A型。
お茶の水女子大学家政学部被服学科卒。
1980年集英社入社。『MORE』『LEE』編集部を経て、
1986年より『MEN’S NON-NO』編集部に在籍。
昨年10月より、『UOMO』編集部に異動、現在にいたる。
UOMO
http://www.s-woman.net/uomo/
 
アングローバル
Tel. 03-5467-7874
http://www.margarethowell.jp
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