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MACKINTOSH|マッキントッシュ デザイナー片山正通が語るロンドン ストアのすばらしさ
この2011年1月、英国はロンドンの中心で高級住宅地として知られるメイフェア地区のマウントストリートに、マッキントッシュ初の旗艦店がオープンし た。マウントストリートは、現在ロンドンでもっともプレステージのある注目のストリートで、老舗ホテル、ギャラリー、ラグジュアリーブランドのストアが軒を連ねている。インテリアデザインには、世界の注目ストアを手がけるワンダーウォールの片山正通氏を起用。その片山正通氏に早速インタビューを敢行。片山氏自ら語る、マッキントッシュ ロンドン ストアのクリエイションとはいかに?
文=OPENERS 写真=吉沢健太 マッキントッシュとの出会い。そしてロンドン店のデザインへマッキントッシュと片山正通さんのとのおつきあいは、六本木のショールームを手がけたのがはじまり。
「ロンドン店の依頼をいただいたときはうれしかったですね。でもおなじぐらいプレッシャーもありました。誰も見たことのないマッキントッシュの本店をデザインするのですから」 まるでマウントストリートに昔からあったかのように英国の伝統的な赤味をおびた古い建築が立ち並ぶストリートの104番地が今回のロケーション。場所の決定を受けて、片山氏は現場を見に行ったという。「実際に現場を見て、このストリートの良さにびっくりしました。クラッシックとモダンが絶妙にミックスされているブランドが軒を連ねているストリートで、まさにマッキントッシュにぴったりだと思いましたね」 現場を見たあと、マッキントッシュのグラスゴーのファクトリーにも訪れ、マッキントッシュ伝統のハンドメイド プロセスを自ら体験した。 「上質で普遍的なアイテムが生まれる理由を肌で感じました。とにかくアナログで、ひとつひとつこだわりをもってつくられているのがよくわかりました。いまの時代に忘れられてしまった、とても手の込んだものをパッケージして売るお店なのだということを、そこで感じました」 またこうつづけた。 「そんなアトリエのような血が通ったようなムードをつくりたいと思ったのが 最初のイメージです。歴史を後追いするような作業というか、ストーリーを遡る作業をしたいと考えました。まるで昔からずっとここに在ったかのようなたたずまいをつくりだせたらと。訪れた人が店に来たことがあるように感じ、懐かしくもそれでいて新鮮というか。マッキントッシュらしさを存分にだせたらと思ってデザインをスタートしました」 マッキントッシュのアイデンティティを表現すること
残すものは最大限残し、モダンさを組込む絶妙なデザイン外壁、そして、エントランスの床にほどこされた104という番地を表すモザイクはもとからあるものを活かしている。あたらしいアプローチではなく、過去からつづいているヒストリーを表現することを考えたデザインを試みたのである。1階スペースはマッキントッシュの歴史的アーカイブを展示するウィンドウと、シーズンのテーマを打ち出すスペースを設けることにより、マッキントッシュの魅力を表現することに成功している。また、ファサード ディスプレーの床はガラス張りになっており、地下のショケースに並ぶコートが垣間見える。 「天井は工場を彷彿とさせる木組みでデザインしました。そういう懐かしいたたずまいながら、ライティングは細くて強い照明を使用し、そのシャープでモダンな光が空間に現代性をもたせるように工夫しています」 英国人が自国のマッキントッシュに対しリスペクトをするような店づくりオープニングレセプションの様子
「英国人が自国のブランドである、マッキントッシュに対してリスペクトをするということに、一番重きを置いてデザインを進めたからです。デザイン全体は数カ月かかりましたが、とても楽しい仕事でした。マウントストリートの街並みに溶け込みつつ、現代のエッジが効いた、いいお店ができたと思っています」 デザイナーが自分の影を消すということは、容易なことではないはずだ。しかしそれは、片山氏のマッキントッシュに対する尊敬の表れであり、それは見事に結実した。またひとつ、世界が注目する店が誕生した。 ![]()
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Gallery | マッキントッシュ|世界初の旗艦店がロンドンにオープン! Gallery
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