
トーマス・マイヤーは2001年6月、ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターに就任した。以来、マイヤーはボッテガ・ヴェネタを世界有数のラグジュアリーブランドに育て上げると同時に、高級品ビジネスのあり方を変えた。マイヤーは品質、職人技、独自性を最重要視するという考え方を深めていった。
目標に集中して取り組み、主体的に行動し、また仕事に対する情熱を持ったマイヤーは、熟慮を重ねながら積極的にブランド拡大を進めた。クリエイティブ・ディレクターに就任してからわずか数ヵ月後の2001年9月には、アクセサリー類に特化したボッテガ・ヴェネタで初のコレクションを発表。
また、ブランド拡大という使命に取り掛かる前には、高品質の素材、卓越した職人技、現代的な機能性、そして時代を超越するデザインという4 つの基本原則を打ち出した。これをマイヤー自身は「4 つの礎石」と呼んでいる。それだけでなく、マイヤーは「自分のイニシャルだけで十分(When your own initials are enough)」というボッテガ・ヴェネタのスローガンを再び掲げ、ブランドのロゴを前面に出さないかつての伝統に立ち返ったのだ。
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