|
![]()
|
|
|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]()
Paul Smith 2009 SPRING/SUMMER COLLECTION ポール・スミス インタビュー
昨年、神宮前のPaul Smith SPACE GALLERYにて開催されたイギリスを代表するアーティストのリチャード・ウッズによるエキシビション『THE WOOD SHOW』に際し来日したポール・スミス氏にインタビュー。 まとめ=梶井 誠(本誌)
写真=北原 薫
ロンドンも活気はあるけど、日本の若者のほうが実験的だね
──いまのロンドンのファッション状況はどう感じていますか リチャード・ウッズの出身校のSlade School of Artとか、セントラル・セントマーチンズ・カレッジ オブ アート アンド デザインなど、アートスクールがとても元気だね。 なかでも小さなギャラリーやレストランなど若いカルチャーが密集しているイーストエンド地区は、けっして小ぎれいな場所ではないけど、集まってくる若者が面白い。ヴィンテージを自分なりにうまく着こなしているね。 ──日本の若者と比較すると? ファッションのミックスの仕方は、日本の若者のほうが実験的で冒険的。イギリスでもアートスクールの学生には奇抜な格好のひともいるけど、比較するとまだ日本のほうが見ていて面白い。 ──世界的にレセッション(景気後退)ですが、そういうムードは気にされますか もちろん。新聞やテレビのニュースはよく見ているよ。僕らはショップをたくさんもっていて、家賃も払わないといけないからね(笑)。 いままで何度か不況は経験しているけど、僕たちは洋服だけでなく、ギャラリーを運営したり、食器を販売したり、いろんなことをやっているので、いろんな興味をもったひとが来店してくれる。だから、いまの状況もあまり心配していないよ。 ──レセッションはポールさんのクリエイションに影響しませんか? 経済状況が悪いからといってプライスの安いものを提供するという考え方はなくて、むしろ逆に、お金をあまり使いたくないというムードのなかでも、「これに使いたい!」というスペシャルなものをつねにつくっていきたいと思っている。 ![]() テート・ブリテンで開催されていた「オリエンタル展」にインスパイア
──それでは、2009春夏コレクションについて ロンドンコレクションで発表したウィメンズは、テート・ブリテンで開催されていた「オリエンタル展」にインスピレーションを得た。 中東やトルコ、ハーレムなどのレースづかいや凝った刺しゅう、くるみボタンなどの美しい装飾や、首まわりのディテールなどを見てほしいね。 ──メンズは? ぼくは18歳ぐらいからロックが大好きで、ストーンズのミック・ジャガーとか、ピンクフロイドなど、富裕層に育っていながらロックンローラーになったお坊ちゃんの格好が好きだ。 イギリスの伝統的なスポーツのクリケットやラグビーを観戦しにいくときに、ほかのひとが盛装しているなかで、クリケットブレザーは着ているんだけど、足もとはテニスシューズを合わせているような相反するスタイルも好きだね。 ![]() ポールさんの「好きな言葉」を教えてください
──これからの服づくりについて聞かせてください 20代のころにはじめて店を開いたんだけど、それまでのセレクトショップでのバイヤーの経験が活かされて、きれいなスーツからチェックのパンツやシャツまでつくって、お客さんも10代から60代まで幅広い年齢層が来てくれている。 そうやって20代でキャリアをスタートさせて、ブランド自体も歳をとってきていて、普通ならデザイナー自身もファンも情熱をなくして、あるいは本当に歳をとってしまって、ブランドが消滅することも多いんだけど、ポール・スミスは一緒に歳をとるひともいるし、いつも新しいお客さんが来てくれるし、それはとてもエキサイティングなことだね。 ──その成功の秘訣はなんだと思いますか? それは服づくりが、リアルかファンタジーかのどちらかじゃないことだね。ポール・スミスはどちらにも属さない。
Paul Smith JAPAN
Tel. 03-3486-1500 www.paulsmith.co.jp
|
|