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Onitsuka Tiger|オニツカタイガー デザインディレクター 岩谷俊和インタビュー 文=オウプナーズ
写真=原恵美子
ベーシックだけど、世の中でわかりやすいものを──最初にオニツカタイガーからオファーがあったときのお話から僕はもともとスポーツテイストのあるものが好きで、オニツカタイガーもアシックスもイメージをもっていたので、いろいろチャレンジできるなと思いました。 ──オニツカタイガーにはどんなイメージをおもちですか? やはりシューズのイメージは強いですね。海外でもよく見ますし、レトロなデザインで、日本のスニーカーというイメージです。アシックスのバスケットボールシューズの「ジャパン」は昔から好きでよく履いていますね。 ──アパレル(ウェア)のイメージは? とくになかったですね。アパレルのイメージはなかったので、それならぜひやってみたいと。 ──今回の2010秋冬ファーストコレクションでは、「タイガーマスク」が登場します オニツカタイガーから昨年の4月ごろにディレクターのお話をいただいて、6月には実働していました。タイガーマスクは、遊びの要素を入れたいという思いと、トラ=タイガーマスクとすぐ頭に浮かんだので、まずタイガーマスクの権利をもっているところに話しにいきました。 ──岩谷さんのタイガーマスク像は? 子どものころ好きで描いていましたね。初代タイガーマスクがきっかけで、プロレスも好きになったし。今回のファーストシーズンは、自分が得意なプリントを切り口にしたいと思い、ベーシックだけど、世の中でわかりやすいものということでタイガーマスクを取り上げました。タイガーマスク以外にも、ファッションでは代表的な柄の迷彩やストライプのアレンジにも取り組んでいます。今後は、ブランドのカラーにあったプリントものをつくりたいですね。 スポーツという「枠」を超えなければ、なにをやっても本物──岩谷さんが手がけるオニツカタイガーの特徴は?やはりファーストシーズンなので、オニツカのレトロなイメージなどベーシックな部分とこれからの方向性を示したいということで、ウインドブレーカーにレギンスをコーディネートしたスタイルに、色や柄、シルエットであたらしさをくわえることに集中しました。
──ウィメンズのドレスの多い岩谷さんにとってオニツカタイガーの仕事は新鮮なのでは? でも通じる部分はありますね。スポーツという「枠」があるので、それを超えない以上はなにをやっても本物なのかなと。ウインドブレーカーにレギンス、スニーカーという着こなしは街では新鮮でしょう。 いまの日本らしさをくわえて表現していきたい──今回のディレクター就任にあたってブランドのアーカイブなどは紐解かれましたか?オニツカタイガーは日本で唯一といっていいほど歴史のあるスポーツブランドです。過去を調べていくと、ありとあらゆるものをつくってきていて、魅力的なグラフィックがたくさんあって、それを今回Tシャツに採用したり、そういう部分もアピールしていきたいと考えています。
ファーストコレクションは7月から店頭にならぶので、ぜひ見て、着てください。次の2011年春夏は、色を多めに使って展開していきたいと思っています。
──ありがとうございました。 岩谷俊和|IWAYA Toshikazu 1974年神奈川県生まれ。1995年文化服装学院アパレルデザイン科メンズコース卒業後、96年にプリントテキスタイルの(株)アトワンズ入社。2002年同社よりブランド『ドレスキャンプ』を発表。03年春夏で東京コレクションデビュー。04年第22回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞、モエ・ド・シャンドン新人賞をダブル受賞。2008年(株)IWYを設立。新ブランド『IWAYA FOR DRESS33』を立ち上げ、09年春夏コレクションをパリと東京で発表。2009年4月、アシックスとデザインディレクターとして契約。アシックスブランドでの競技分野の一部トップモデルのデザインとともに、欧州を中心に人気が高いオニツカタイガーブランドを主力とするスポーツファッション分野のデザインを担当する。
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