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2007.07.05

『Red Bull BC ONE』
JAPAN QUALIFIER レポート

Red Bullが主催する世界最強のSOLO B-BOYを決定する1 ON 1 ダンス・バトル、『Red Bull BC ONE』。
その第4回大会が、2007年9月22日に南アフリカのヨハネスブルグにて開催される。
その出場権をかけた予選が、品川プリンスホテル内CLUB EXにて開催された。
今回は、その予選で繰り広げられた熱いバトルの模様をお伝えする。


text & photo by KANEKO Hideshi (openers.jp / ☆)

まずは、『Red Bull BC ONE』について簡単なご説明を――、

3年前より世界各都市にて開催されてきた『Red Bull BC ONE』は、世界中のB-BOYたちに「勝つことよりも、出場するだけで名誉なこと」と賞賛されるほど水準の高い大会となっており、世界中から予選を勝ち抜いた者だけがこの大会に出場でき、そして技術性や芸術性を重視したエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げる。
今年も、この大会への出場権を賭けた予選が世界9カ国にて順次開催中。
もちろんこの日本でも、全国から選りすぐりのトップ・ダンサーたちが集結し、トーナメント形式で熱いバトルを繰り広げることとなった。
”One of the most important B-Boy competitions“でBC ONE。
メインステージ上に並んだそれぞれの地区代表の16名

と、いうもの。
まあ、「B-BOYの精神」というだけで、フタをしてしまうオジさん方もいらっしゃるかも知れないが・・・野球やサッカーだけがスポーツではないということで、今回は日本代表を決めるこのダンス・バトルの模様をお伝えする。

人気TV番組「天才たけしの元気が出るテレビ!」で88年頃から始まった伝説的コーナー『ダンス甲子園』で、日本中にダンス・ブームが巻き起こってから約20年。
日本のダンス人口は、いまや20万人を超えると言われている。
今回は、全国からの応募者約1000名の中から各地区の予選を勝ち抜き、この日本最終予選まで残ったのは、たった16名。
彼らは、世界一を目指し、日夜練習を積み重ね、技と技をぶつけ合い、一対一の肉弾戦を渾身の力で繰り広げた。
ジャッジメントは、審判員3人による多数決制
バトル終了後、良いと思った方の名前の札を挙げて、多数決で勝者が決まる。
今予選の審判員として参加したのは、アメリカから、オールドスクール ダンス・ユニット"ROCK STEADY CREW"のメンバー Y NOT、そしてコークスクリューやエアートラックスなどの難易度の高いPOWER MOVEを披露する日本屈指のPOWER MOVEチーム"回転倶楽部"からSTOVE、更に、Breaking世界大会 UK B-BOY CHANPIONSHIPSに、日本人としては優勝した唯一のチーム"SPARTANIC ROCKERS"のリーダ、TAKEOの3人。
"ROCK STEADY CREW" Y NOT

DJ KOGATARO

そしてMCには、98年から大阪を拠点に活動をし、ALL JAPAN DANCE DELIGHTをはじめ、数々のコンテストで優勝の経験をもつダンスチーム"PANICREW"のメンバー YOHEY
DJは、日本のブレイクダンスシーンにおいてトップクラスとも言えるKOGATAROがつとめた。

「バトル、スタート!」

――というMC YOHEYの掛け声を合図に、選ばれし16名が、それぞれ最大限のスキルを発揮し、一瞬の気も抜けない、技と技のぶつかり合いによる1 on 1、一対一、男と男の真っ向勝負をステージ上で繰り広げ、ウルトラC級の技を披露するなど、会場を大い盛り上げた。
そして、ファイナルまで残ったのは、天才'Breakin'小学生としてその名を全国に知らしめていた若干17歳の若き才能 TAISUKE(ALL AREA所属)と、国内のあらゆるダンスバトルに参加し今予選当初より今予選の優勝候補として注目され、バトル荒らしとしても名高いDRAGON(FOUNDNATION CREW所属)。
両者ともに関東地区代表。

大柄で力強い、迫力のある動きを見せるDRAGONに対し、小柄ながらステージ全体を使って巧みに技を決めていくTAISUKE。

おたがいダンスで威嚇し合い、激しく攻防を続ける二人。
自分のスキルの限界まで近づき、神業を連続披露。
まさに技と技のぶつかり合いの真っ向勝負!
二人とも日本の頂点を決定する、ファイナルらしい戦いぶりを見せつけた。

そして、最終ジャッジへーー。

審査員席で、長く問答を続ける審査員の3人。
しばし時間をおいて、審査員代表としてTAKEOがスデージ中央へ。

左にDRAGONと右にTAISUKE、彼らの中心に位置し、それぞれ腕を持つ。
MC YOHEYの「ジャッジ」の掛け声で、手が挙がった!

右か? それとも左か?



右手を高く挙げた!!

その瞬間、TAISUKEが見事、南アフリカ ヨハネスブルグへの切符を獲得した。
嬉しさのあまり、ステージ上を飛び跳ねるTAISUKE。
悔しさのあまり、肩を落とすDRAGON。
だがDRAGONは、勝利を収めたTAISUKEの元に寄り、祝福の言葉をかけ、そしてがっちりと握手し、彼の勝利を讃えた。

この大会で素晴らしかったのは、バトル終了後におたがいを讃え合うという姿。
その姿は、彼らだけではなく出場した全員に見られた。

彼らは、あくまでもスポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦っていたのだ。

こちらも、そんな彼らの姿を見て、何ともすがすがしい気持ちになった。

見事、ヨハネスブルグへの切符を手に入れたTAISUKE

かくして、若干17歳の若き才能は日本代表として、2007年9月22日、ヨハネスブルグにて世界に挑戦することとなった。

ぜひ世界一のダンサーになってほしいと思いつつ、今後の彼の活躍を期待したい。
■出場者
TOMOKAZU(ALL AREA)/関東地区代表
YOSSHI(MORTAL COMBAT)/関西地区代表
RYOMA(MORTAL COMBAT)/ビデオ選考会通過者
MASA(ハイカムロックスター)/中部地区代表
DRAGON(FOUND NATION CREW)/関東地区代表
SUPER STAR(CHOICE)/関西地区代表
自爆(NEXT GROUND NIPS)/関東地区代表
TOSHIKI(いたずらして〜Breakers)/九州地区代表
SHINSUKE(中西健太は恋がしたい)/関西地区代表
KOTETSU(MINITZ MADE)/中部地区代表
YOU(NEXT GROUND NIPS)/関東地区代表
KIMUTAKU(SPIN CREW)/九州地区代表
MUKAIDE(KING OF FUKUI)/北陸地区代表
ATSUKI(ゲンゴローバスターズ)/関西地区代表
TAISUKE(ALL AREA)/関東地区代表
KATUU(PISTONS)/関東地区代表

■JUDGES(審査員)
Y NOT(ROCK STEADY CREW/USA)
STOVE(回転倶楽部)
TAKEO(SPARTANIC ROCKERS)

■MC
YOHEY(PANICREW)

■DJ
KOGATARO

●公式サイト
http://www.redbullbcone.com
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