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![]() ![]() #010 パルファン・ロジーヌ パリの「ディアボロ・ローズ」
中途半端なおカネの使い方は、百害あって一利なし。 いまを生きる私たちにとって、もっとも費用対効果がおおきいモノやコトを、消費生活1/3世紀の編集者 湯山玲子が、限りあるおこづかいで、いま考えられるもっとも豊かな体験をご紹介いたします。 文=湯山玲子
Photo by Jamandfix
効能|人におのれを印象づける個性派フレグランス小学校三年のとき、同級生男子のあこがれのお母さんからイヴ・サンローランのイグレックのミニュチュア香水をもらったときから、香水道にハマっているわたし。90年代後半になって、以前はかぎられたブランドだけの独占だったこのジャンルも、雨後の竹の子状態にフレグランスが乱立。モノは増えたのはいいのですが、どれも似たり寄ったりになってしまっていて空港の免税でトライするたびにがっかりすることがおおくなってきました。 フレグランスの効能は、つける人の印象を能弁にまた、多面的にかたりかけてくれる、という点。人が人を認識するためにはある種の単純化が働きます。たとえば、わたしなんかいつも言われる、「元気、エネルギッシュ、たのしそう」という印象。しかし、実際は相当ネクラでもあり、かなり繊細でムード&ダークサイド好き。その実像の方を見事にフレグランスというものは、見事に"補完"してくれるところがあるんですね。
名香水をつけたとき、人は「いい香りがしますね」と言ってくれるのだけれど、その目の奥になんだか熱のようなものを感じたら、その香りは相当、効果を上げているとみてよい。まあ、いまとなってはそれが誘惑的にはたらくと言うことは悲しいがなあまり無いのですが、特別の印象をあたえる、という効能ははかりしれません。 ほかには「ローザ・フラメンカ」もおすすめ。圧倒的な華やかさ、あでやかさの香りにニッポンの日常生活のゆるゆるしみったれ感がいっぺんに吹き飛ぶパワフルな香りです。 ![]() パルファン・ロジーヌ・パリ「ディアボロ・ローズ」 LES PARFUMS DE ROSINE PARIS "DIABORO ROSE" 価格|9975円(50ml)
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