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神奈川県民ホール「愛の妙薬」ベルコーレ役に扮した宮本益光氏
Music|TOKYO Tips
2009.11.11

現代社会における 「歌」 のちからをあらためて感じることのできる熱唱

「日本の歌〜こころからこころへ…」 宮本益光バリトン・リサイタル開催

 
オペラ歌手・宮本益光氏がもうひとつのライフワークとしている日本語での演奏。「日本人として日本の歌の素晴らしさを歌い継いでゆく」宮本氏の瑞々しい歌声は、身近にある日本語と日本の歌の美しさをあらたに発見させてくれるもの。11月22日(日)、「日本の歌〜こころからこころへ…」と題されたリサイタルが、ピアノに加藤昌則氏を迎えて開催される。

写真=原恵美子

宮本益光氏よりスペシャル・メッセージ

日本の芸術歌曲は一般に、瀧廉太郎の「荒城の月」からはじまったとされています。この「荒城の月」が作曲されたのが1900年、ですから、今年が日本歌曲の歴史がスタートして、109年目にあたります。フィリアホールは東急のホールなので、109年目の「荒城の月」からプログラムははじまります。

こんな洒落はどうでもいい話で(笑)、今回のコンセプトは、日本歌曲のはじまりと、間を飛ばして現代の作曲家の音を聴くという内容です。

とくに信長貴富さん(僕のひとつ上の作曲家)のつくった「Fragments」という作品は、鹿児島・知覧基地から飛び立った特攻隊の手記をテキストとして作曲されており、かなり衝撃的な作品に仕上がっています。今年の春に初演されたばかりです。これはいままでになかった作品といえるでしょう。この作品を演奏したいがため、いま、特攻隊の勉強をしています。知覧まで見学にも行きました。

そしてもうひとつ。今回の伴奏者・加藤昌則さんの新作、「スコットランドの道標」という歌曲集も初演します。これは僕と加藤さんが、昨年6月にスコットランドを旅行した際、いろいろと感じたことを作品にしたもので、詩は僕が綴りました。
クラシックでオリジナルの楽曲をもつことは珍しいことですが、僕らのように演奏者が詩も曲もつくることは、じつに珍しいことだと思います。

こんなコンサートをやります。ぜひご来場ください。

宮本益光



「日本の歌〜こころからこころへ…」
宮本益光バリトン・リサイタル

ピアノ=加藤昌則
2009年11月22日(日)15:00開演
フィリアホール
神奈川県横浜市青葉区青葉台2-1-1
青葉台東急スクエア South-1本館5階
料  金|S 4000円 A 3000円
学生券(当日残席がある場合のみ)1000円
フィリアホールチケットセンター
Tel. 045-982-9999(10:00〜19:00)
チケットぴあ ほか

フィリアホール
http://www.philiahall.com/j/index.shtml
宮本益光(二期会会員)ホームページ
http://www.mas-mits.com/
宮本益光ブログ
http://yaplog.jp/son-net/
瀧 廉太郎:
荒城の月 - 詩:土井晩翠
納涼 - 詩:東 くめ
秋の月 - 詩:瀧 廉太郎

三善 晃:
五柳五酒 - 詩:佐藤 信

木下牧子:
夢みたものは - 詩:立原道造
サッカーによせて - 詩:谷川俊太郎
鴎 - 詩:三好達治
信長貴富:
Fragments - 詩:特攻隊戦死者の手記による

加藤昌則:
スコットランドの道標 - 詩:宮本益光
深夜 - 詩:山之口獏 ◎フィリアホール委嘱新作
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