
2009.04.21
ウーター・ヘメル セカンドアルバム『ノーバディーズ・チューン』リリース
“新世代のフランク・シナトラ” 規格外のサウンドと共にカムバック
2007年のデビューアルバム『ヘメル』で本国オランダのみならず、ここ日本でもブレイクしたシンガー/コンポーザー、ウーター・ヘメル。たぐい稀な作曲センス、“新世代のフランク・シナトラ”と評される深く美しい歌声、そしてその端正なルックスでファンを魅了してきた。
そのウーターがオランダが誇る“ポップ職人”プロデューサー、ベニー・シングスと再びタッグを組み、ニューアルバム『ノーバディーズ・チューン』をリリース。
前作『ヘメル』ではその美声をあますことなく発揮し、「Breezy」、「Don’t Ask」、「Details」など数々のヒットシングルを生み出したウーター。彼の歌声をもってすれば、ジャズのカバーアルバムもヒット確実、とも思われる。ところがウーターとベニーのタッグは、ポップさとブルージーさ、そしてオリジナリティをさらに増し、より成熟して帰ってきた。
美しく、時にトリッキーに バラエティ豊かな12のマジカルチューンズ
頭から離れなくなるような不思議なブリッジ、突き抜けるようなサビが印象的な「One More Time On The Merry-Go-Round」による幕開けで、前作とはまったく装いがちがうことを知らせてくれる今作。
ウーターの奥深い歌声とピアノが奏でる優しい旋律の裏で、ベニーによる仕掛けが遊ぶ「When Morning Comes」が象徴するように、アコースティックな楽曲をベースに、ベニーによるギミックが随所に散りばめられた、完成度の大変高い、聴くたびに発見のあるアルバムに仕上がっている。
「March, April, May」のように「ジャジーPOP」な楽曲も健在ながら、「Sir Henry」で用いられたトロピカルなスティールパンのように、さまざまな音を積極的に取り入れ、ユニークに操るウーター。
彼の美しい歌声の真髄をもっとも味わえるのは、「僕は僕だけの歌(nobody’s tune)を歌うんだ」と憂いを漂わせながら歌い上げる「Nobody’s tune」や、「Tiny Town」ではないだろうか。
シンプルなピアノと静かな歌い出しからはじまり、コーラス、オーケストラを従えて到達するサビでウーターは力強く、どうしようもなく優しく高音部を歌い上げ、聴く者の胸をしめつける。
アッパーチューンからメランコリックなものまで、美しく、時にトリッキーに。
ベニー・シングスの魅力的なポップエッセンスが、しっかりジャズに裏打ちされたウーターの音楽性、そして彼の新しい音への探究心と絶妙にマッチ。バラエティ豊かな12のマジカルチューンズ(日本盤には15曲を収録)を生み出した。
実験的でありながらもオーセンティック。とても丁寧につくられた今作は、まさにそのジャケットが表すような、カラフルで洗練された一枚。幅広い層のリスナーを虜にするであろう。
5月にはビルボードライブでの再来日ツアーも決定しているウーター。
弊誌では来日にあわせてインタビューも敢行予定。乞うご期待を。
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東京公演
開催日|5/19(火)、5/20(水)
会場|ビルボードライブ東京 Tel:03-3405-1133
大阪公演
開催日|5/22(金)、5/23(土)
会場|ビルボードライブ大阪 Tel:06-6342-7722
タイトル|Nobody’s Tune (ノーバディーズ・チューン)
アーティスト|Wouter Hamel (ウーター・ヘメル)
ジャンル|ジャズ/ポップス
レーベル|Pヴァイン・レコード
価格 | 2415円
日本盤のみボーナス・トラック 3曲 収録
リリース|2009年3月4日
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Wouter Hamel
“シルクの声をもつジャズ界のプリンス”と評される、オランダ出身の若きジャズ・シンガー/ソングライター。
世界的にも有名なオランダのジャズフェスティバル「ノース・シー・ジャズ・フェスティバル」への参加で一躍脚光を浴び、世界的な名プロデューサー、ベニー・シングスも所属するDox Recordsに迎えられる。
ベニーとともに制作したデビューアルバム『Hamel』はオランダはもとより、ここ日本でも1万枚を超える大ヒットを記録。来日ツアーもソールドアウトを記録するなど大成功を収めた。