2010年4月17日より国立国際美術館にて開催されてきた「死なないための葬送──荒川修作初期作品展」。アーティスト 荒川修作は1961年に渡米したのち、パートナーであるマドリン・ギンズと一貫して「REVERSIBLE DESTINY=天命反転=死なないために」をテーマに、美術・哲学思想・科学・建築の分野において縦横無尽に制作活動をつづけている。
“荒川修作が葬ろうとしたものはなんだったのか?
わたしたちが「死なない」日はやってくるのか?”
今展覧会では彼がニューヨークに拠点を移す前に集中して制作した立体作品が全国の美術館から集結する。これらの作品はその独特な風貌と形状から「棺桶シリーズ」といつからか呼ばれるようになった。木箱のなかで木屑を包んだ布の上に横たわる不気味な形状をしたセメントの塊。死という宿命を反転させようとする彼が見つめた死がそこに姿をなす。
そして今回、同展覧会関連企画として、今日世界的にも電子音楽の分野で最先端をゆく活動を展開する音楽家 ATAK 渋谷慶一郎が、自身も大きな影響を受けたという荒川修作の「死なないための葬送」展開催にあたり、書き下ろし作品「死なないための葬送曲」を展覧会場である国立国際美術館にて初演する。