彼が手がける
ブランド「suzuki takayuki」はすでに多くの方がご存じだろう。オーガニックコットンを使用した柔らかな風合いの布地を繊細なドレーピングやフリルをもちいて構築したイノセントな印象のスタイルは広く支持をあつめている。
ファッションデザイナーとは別に、アートプロジェクト「TENKI」にてアーティストとしての活動をスタートさせたスズキタカユキ。彼を含む3人から構成される「TENKI」は、スタイリストである三田真一、ステインアーティストの土屋秋恆と、皆それぞれ別の顔をもちあわせている。
昨年12月、
今回の3回展の幕開けを飾った土屋秋恆によるエキシビション「tawami」では、糸がたわむことによってできる自然な放物線に植物のような有機的曲線美を感じた彼は、墨のにじみにみられる階調にもまた、糸のなすそれとはちがった線の美しさを見出した。
紙や糸、そして墨などから生まれる表情のちがう“線”を重ねることで、あらがうことなく自然の摂理にゆだねたときに生まれるしなやかな曲線美“Tawami”を表現した。その際、スズキタカユキと合作した300年前のものとされるアンティークレースをもちいた作品も発表されている。